mission 21:attend and instinct ~優しさの裏の欲求~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
体を拭いて着替えもして、非常にさっぱりしたのか、ディーヴァはほっとした様子で布団に包まれた。
そんなディーヴァをダンテは、ゆっくりと愛しむように撫でる。
「さぁ、終わったから寝てろよ。夕飯は何がいい?…といっても簡単なのしか出来ねぇけど」
さっき食べたばかりだが、夕飯のことなんて考えたことがないダンテはもうすでに、夕飯の心配をしている。
少し早すぎる気がしないでもないが、まあ…早いにこしたことはないだろう。
ディーヴァはしばらく考え込んだ。
もっと元気になるには良質なタンパク質をとらないといけない。
でも、ビタミンミネラル炭水化物…そういった栄養素も必要不可欠。
ビーフ、ポーク、チキン、フィッシュ、ビーンズ…。
ベジタブル、フルーツ、シーウィード。
ブレッド、パスタ、オーツ麦…。
学生時代に家庭科の時間に習った栄養素についての知識が浮かんでは消え、浮かんでは消える。
…うわ、めんどくさい。
そういうのを抜きにしても食べたいものでいいや。
自分の今食べたいものといえば、浮かぶのは先ほどパンに乗っていたあのシロモノに他ならない。
「チーズゥ!ダンテ、あたしチーズ食べたい」
「は?……まぁたチーズかよ、よく飽きねぇな。
知ってるか、あまりチーズばっか食べてると偏頭痛ひどくなるそうだぜ」
「うぐ…!ダンテこそピザや甘いものばっかり好き好き言ってるとカロリー高いから糖尿病になっちゃうからね」
負けじと言い返すディーヴァ。
だが、最近ピザもストロベリーサンデーもあまり食べていないことをダンテは思い出した。
「お前が作らないから最近はそんなに食ってねぇ!」
「あら、ごめんあそばせ」
「チーズだって、カロリー高いんだぞ。他のもんも食わないと体に毒だっての」
「むむむ…」
ダンテの言っていることは当たっている。
他の栄養素も一緒にたくさん摂るにはどうしたらよいか…。
(チーズという選択肢を諦める気はない)
あ、ならばいい料理法があるではないか。
たくさんのビタミンミネラル炭水化物が摂取できるチーズ料理の最高峰が!
「チーズ…チーズフォンデュ。チーズフォンデュ食べたいいいぃぃぃ!」
「ええぇぇぇー!?」
その叫び…おぃお前、本当に風邪ひいてるのか。
チーズフォンデュとは溶かした熱々チーズに茹でた野菜やらパンやらを絡めて食べるチーズ好きにはたまらない料理である。
つまり、ディーヴァ大歓喜!!
多少火を使うが、多分ダンテにも作れる…?はず。
ダンテはため息をはくと、ディーヴァの要望に応えた。
「はあ…いいけど何買ってくればいい?」
「ホントは白ワインとかで溶きのばすんだけどあたしはまだお酒飲めないから牛乳で。だからまずはフォンデュ用のチーズ、牛乳、あとは絡めて食べたいもの…かなぁ。パン、ブロッコリー、ニンジン、ソーセージ…そういうの」
「イチゴは?」
イチゴに絡めて食べる気満々だ。
「……あまり美味しくないんじゃないかな」
「そうか…残念だな。だけど、そもそもンなのオレに作れるか?」
「だーいじょーぶ!傍であたしもお手伝いするもん」
「風邪ひいてるだろうが」
ダンテはディーヴァの頭に軽くチョップした。
たとえ軽くでも少しは痛いだろうに、ディーヴァはとても嬉しそうだ。
「えへへ。治り始めてるし、あたたかくしてお手伝いするから大丈夫だってば。それにチーズフォンデュ自体も鍋料理みたいに火をつけて食べるし、お部屋ポカポカだよ」
「ならいいけどよ」
渋々だったが納得したダンテは、ディーヴァをすっぽりとかけ布団で覆ってやった。
「じゃあ、オレが買い物に行ってる間くらいはちゃんと休んでろよ、ディーヴァ。…行ってきます」
『ちゃんと』を強調して言い聞かせ、ちゅ、とディーヴァの額に口づけを落とす。
「うん。行ってらっしゃいダンテ」
ディーヴァは笑顔で送り出した。
そんなディーヴァをダンテは、ゆっくりと愛しむように撫でる。
「さぁ、終わったから寝てろよ。夕飯は何がいい?…といっても簡単なのしか出来ねぇけど」
さっき食べたばかりだが、夕飯のことなんて考えたことがないダンテはもうすでに、夕飯の心配をしている。
少し早すぎる気がしないでもないが、まあ…早いにこしたことはないだろう。
ディーヴァはしばらく考え込んだ。
もっと元気になるには良質なタンパク質をとらないといけない。
でも、ビタミンミネラル炭水化物…そういった栄養素も必要不可欠。
ビーフ、ポーク、チキン、フィッシュ、ビーンズ…。
ベジタブル、フルーツ、シーウィード。
ブレッド、パスタ、オーツ麦…。
学生時代に家庭科の時間に習った栄養素についての知識が浮かんでは消え、浮かんでは消える。
…うわ、めんどくさい。
そういうのを抜きにしても食べたいものでいいや。
自分の今食べたいものといえば、浮かぶのは先ほどパンに乗っていたあのシロモノに他ならない。
「チーズゥ!ダンテ、あたしチーズ食べたい」
「は?……まぁたチーズかよ、よく飽きねぇな。
知ってるか、あまりチーズばっか食べてると偏頭痛ひどくなるそうだぜ」
「うぐ…!ダンテこそピザや甘いものばっかり好き好き言ってるとカロリー高いから糖尿病になっちゃうからね」
負けじと言い返すディーヴァ。
だが、最近ピザもストロベリーサンデーもあまり食べていないことをダンテは思い出した。
「お前が作らないから最近はそんなに食ってねぇ!」
「あら、ごめんあそばせ」
「チーズだって、カロリー高いんだぞ。他のもんも食わないと体に毒だっての」
「むむむ…」
ダンテの言っていることは当たっている。
他の栄養素も一緒にたくさん摂るにはどうしたらよいか…。
(チーズという選択肢を諦める気はない)
あ、ならばいい料理法があるではないか。
たくさんのビタミンミネラル炭水化物が摂取できるチーズ料理の最高峰が!
「チーズ…チーズフォンデュ。チーズフォンデュ食べたいいいぃぃぃ!」
「ええぇぇぇー!?」
その叫び…おぃお前、本当に風邪ひいてるのか。
チーズフォンデュとは溶かした熱々チーズに茹でた野菜やらパンやらを絡めて食べるチーズ好きにはたまらない料理である。
つまり、ディーヴァ大歓喜!!
多少火を使うが、多分ダンテにも作れる…?はず。
ダンテはため息をはくと、ディーヴァの要望に応えた。
「はあ…いいけど何買ってくればいい?」
「ホントは白ワインとかで溶きのばすんだけどあたしはまだお酒飲めないから牛乳で。だからまずはフォンデュ用のチーズ、牛乳、あとは絡めて食べたいもの…かなぁ。パン、ブロッコリー、ニンジン、ソーセージ…そういうの」
「イチゴは?」
イチゴに絡めて食べる気満々だ。
「……あまり美味しくないんじゃないかな」
「そうか…残念だな。だけど、そもそもンなのオレに作れるか?」
「だーいじょーぶ!傍であたしもお手伝いするもん」
「風邪ひいてるだろうが」
ダンテはディーヴァの頭に軽くチョップした。
たとえ軽くでも少しは痛いだろうに、ディーヴァはとても嬉しそうだ。
「えへへ。治り始めてるし、あたたかくしてお手伝いするから大丈夫だってば。それにチーズフォンデュ自体も鍋料理みたいに火をつけて食べるし、お部屋ポカポカだよ」
「ならいいけどよ」
渋々だったが納得したダンテは、ディーヴァをすっぽりとかけ布団で覆ってやった。
「じゃあ、オレが買い物に行ってる間くらいはちゃんと休んでろよ、ディーヴァ。…行ってきます」
『ちゃんと』を強調して言い聞かせ、ちゅ、とディーヴァの額に口づけを落とす。
「うん。行ってらっしゃいダンテ」
ディーヴァは笑顔で送り出した。