mission 21:attend and instinct ~優しさの裏の欲求~
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起きたら隣にダンテがいなかった。
パジャマが肌にペッタリと張り付いている嫌な感じがする。
寝てる間にたくさん汗をかいたようだ。
「…着替えたい」
ボソリ、と誰にでもなく呟く。
呟きは静かに天井に吸い込まれ……なかった。
「だったら着替えるか?」
ダンテの声がすぐ近くで聞こえた。
眠る前までいた隣にはいなかったが、窓のある反対側にダンテはいたようだ。
こちら側にしかいないと思って、反対側は確認してなかった。
思い込みって恐ろしい。
「ダンテ、そこにいたんだ…」
「看病してるんだから当たり前だろ。
にしてもディーヴァ、金勘定細かすぎだな~。なんだよこのイチゴ一パックとか、デートのジュース一杯って」
ダンテはディーヴァの机の椅子に座って、家計簿を見ていた。
……見られているのが日記じゃないならいい。
「出ていくお金なんだけど、計算するとけっこう細かい物が多いみたいなの。
だから、買ったものが小さな物でも書くようにしたんだよ」
ちなみに言うと、ダンテに渡している小遣いの使い道は家計簿に反映されていない。
銃のパーツひとつとっても、意外と高いようなことは聞いているが。
「なるほどな。…さてと、着替えたいんだったな。クローゼットん中か?」
「うん。中にあるチェストの下から三番目の引き出しに、パジャマがあるから取ってもらっていい?」
「りょーかい」
クローゼットをガララ、と音をたててスライドする。
アウターやマフラー、ワンピース等がかかっている横には大きなチェストが鎮座していた。
ディーヴァの言った引き出しを開け、ダンテはモコモコと暖かそうなパジャマを取り出して見せた。
他にもあるが、今はこれが適しているだろう。
「このパジャマでいいか?」
「うん、いいよ。それだったらあったかいしね」
パジャマ一式を手に、クローゼットを閉じようとするダンテ。
「……」
その手が止まった。
何を思ったか、ダンテはチェストの一番上の小さな引き出しに手をかけたではないか。
「わわわっ!?そこは開けちゃダメ!!」
やはりか。
ディーヴァの焦った声で何が入っているかわかった。
「冗談だ」
にやりと笑うと、ダンテは今度こそ素直にクローゼットを閉めた。
「はふぅ、焦った~…」
「なんだよ、たかが下着だろ?下着を着てる中身を暴こうとしてるわけじゃないんだからいいじゃねぇか。減るもんじゃないし」
「減ーりーまーすぅー」
下着の入った引き出しを見られるなど、乙女の秘密を覗かれる気分だ。
ひやひやして余計に汗かいた、とこぼしながらディーヴァは手団扇を扇いだ。
確かに、今の焦りからくる汗以前に、寝汗でディーヴァは暑そうだ。
「寝てる間にけっこう汗かいたんだな」
「うん。薬が効いて熱が下がる時っていっぱい汗かいちゃうからね…」
「背中舐めていいか?」
「………」
じと~……。
ディーヴァに汚いものを見下すような目で見られた。
そんな目ですら、ディーヴァから与えられるものだと思うとほんのちょっぴりだけ興奮しそうだ。
だが、恋人にこんなことで警戒されちゃかなわない。
ダンテは即座に否定した。
「これも冗談だよ、冗談」
冗談に聞こえなかった、とだけ言っておこう。
「よし、ちょっと待ってろ!」
「う、うんー?」
ダンテはいきなり思い立ったように立ち上がると、首を傾げるディーヴァを残し階下に降りていった。
数分後に戻ってきたダンテが手に持っているのは、ホカホカと熱そうな湯気の立ち上るおしぼり。
「ダンテ、気が利くね」
「ディーヴァにおしぼりで拭いてもらったからオレも、と思ってな。さぁ、背中拭くから出してみろ」
後ろを向かせ上半身を脱ぐよう指示。
素直に脱いだディーヴァは、こちらを恥ずかしそうな顔で見てから背中を差し出した。
ダンテが背中におしぼりを当てると。
「ダンテ……あまりジロジロ見ないでね」
ハッとした。
オレともあろう者が看病ばかり考えて、忘れていた。
よくよく考えたらこの状況、美味しいではないか。
何度かうっかり偶然だったりちゃっかり確信犯だったりで、ディーヴァの裸を見てしまったことも今まであったが、今回はディーヴァから脱いでいるから違う。
これは嬉しいサプライズだ。
小さなしかし艶かしい女の色香を漂わせる絹のような柔肌に、様々な想像が沸き立つ。
角度を少し変えてしまえば、いわゆる下乳と呼ばれる胸の膨らみの一部が横からみてとれた。
ディーヴァの豊満な胸が、おしぼりの動きに合わせてたゆんたゆんと揺れている。
下着がないからか拘束されることなくその動きは自由だ。
ムラムラする。
手に持つ物を捨て、今すぐその胸に手を這わしたい。
揉んだら、ディーヴァはどんな声で啼いてくれる?
「つーか、下着つけてなかったのかよ」
「だって風邪ひいてつらい時に下着なんかつけてたら寝苦しいでしょ」
「そんなもんか?」
「そんなもんです。…けほけほっ」
そう言えばディーヴァは風邪だった。
爆発しそうな情欲をなんとか振り払いきった、ダンテはさっさと拭いて着替えさせたのだった。
…全裸こそ見ていないが、ばっちりと生着替えを堪能しながら。
パジャマが肌にペッタリと張り付いている嫌な感じがする。
寝てる間にたくさん汗をかいたようだ。
「…着替えたい」
ボソリ、と誰にでもなく呟く。
呟きは静かに天井に吸い込まれ……なかった。
「だったら着替えるか?」
ダンテの声がすぐ近くで聞こえた。
眠る前までいた隣にはいなかったが、窓のある反対側にダンテはいたようだ。
こちら側にしかいないと思って、反対側は確認してなかった。
思い込みって恐ろしい。
「ダンテ、そこにいたんだ…」
「看病してるんだから当たり前だろ。
にしてもディーヴァ、金勘定細かすぎだな~。なんだよこのイチゴ一パックとか、デートのジュース一杯って」
ダンテはディーヴァの机の椅子に座って、家計簿を見ていた。
……見られているのが日記じゃないならいい。
「出ていくお金なんだけど、計算するとけっこう細かい物が多いみたいなの。
だから、買ったものが小さな物でも書くようにしたんだよ」
ちなみに言うと、ダンテに渡している小遣いの使い道は家計簿に反映されていない。
銃のパーツひとつとっても、意外と高いようなことは聞いているが。
「なるほどな。…さてと、着替えたいんだったな。クローゼットん中か?」
「うん。中にあるチェストの下から三番目の引き出しに、パジャマがあるから取ってもらっていい?」
「りょーかい」
クローゼットをガララ、と音をたててスライドする。
アウターやマフラー、ワンピース等がかかっている横には大きなチェストが鎮座していた。
ディーヴァの言った引き出しを開け、ダンテはモコモコと暖かそうなパジャマを取り出して見せた。
他にもあるが、今はこれが適しているだろう。
「このパジャマでいいか?」
「うん、いいよ。それだったらあったかいしね」
パジャマ一式を手に、クローゼットを閉じようとするダンテ。
「……」
その手が止まった。
何を思ったか、ダンテはチェストの一番上の小さな引き出しに手をかけたではないか。
「わわわっ!?そこは開けちゃダメ!!」
やはりか。
ディーヴァの焦った声で何が入っているかわかった。
「冗談だ」
にやりと笑うと、ダンテは今度こそ素直にクローゼットを閉めた。
「はふぅ、焦った~…」
「なんだよ、たかが下着だろ?下着を着てる中身を暴こうとしてるわけじゃないんだからいいじゃねぇか。減るもんじゃないし」
「減ーりーまーすぅー」
下着の入った引き出しを見られるなど、乙女の秘密を覗かれる気分だ。
ひやひやして余計に汗かいた、とこぼしながらディーヴァは手団扇を扇いだ。
確かに、今の焦りからくる汗以前に、寝汗でディーヴァは暑そうだ。
「寝てる間にけっこう汗かいたんだな」
「うん。薬が効いて熱が下がる時っていっぱい汗かいちゃうからね…」
「背中舐めていいか?」
「………」
じと~……。
ディーヴァに汚いものを見下すような目で見られた。
そんな目ですら、ディーヴァから与えられるものだと思うとほんのちょっぴりだけ興奮しそうだ。
だが、恋人にこんなことで警戒されちゃかなわない。
ダンテは即座に否定した。
「これも冗談だよ、冗談」
冗談に聞こえなかった、とだけ言っておこう。
「よし、ちょっと待ってろ!」
「う、うんー?」
ダンテはいきなり思い立ったように立ち上がると、首を傾げるディーヴァを残し階下に降りていった。
数分後に戻ってきたダンテが手に持っているのは、ホカホカと熱そうな湯気の立ち上るおしぼり。
「ダンテ、気が利くね」
「ディーヴァにおしぼりで拭いてもらったからオレも、と思ってな。さぁ、背中拭くから出してみろ」
後ろを向かせ上半身を脱ぐよう指示。
素直に脱いだディーヴァは、こちらを恥ずかしそうな顔で見てから背中を差し出した。
ダンテが背中におしぼりを当てると。
「ダンテ……あまりジロジロ見ないでね」
ハッとした。
オレともあろう者が看病ばかり考えて、忘れていた。
よくよく考えたらこの状況、美味しいではないか。
何度かうっかり偶然だったりちゃっかり確信犯だったりで、ディーヴァの裸を見てしまったことも今まであったが、今回はディーヴァから脱いでいるから違う。
これは嬉しいサプライズだ。
小さなしかし艶かしい女の色香を漂わせる絹のような柔肌に、様々な想像が沸き立つ。
角度を少し変えてしまえば、いわゆる下乳と呼ばれる胸の膨らみの一部が横からみてとれた。
ディーヴァの豊満な胸が、おしぼりの動きに合わせてたゆんたゆんと揺れている。
下着がないからか拘束されることなくその動きは自由だ。
ムラムラする。
手に持つ物を捨て、今すぐその胸に手を這わしたい。
揉んだら、ディーヴァはどんな声で啼いてくれる?
「つーか、下着つけてなかったのかよ」
「だって風邪ひいてつらい時に下着なんかつけてたら寝苦しいでしょ」
「そんなもんか?」
「そんなもんです。…けほけほっ」
そう言えばディーヴァは風邪だった。
爆発しそうな情欲をなんとか振り払いきった、ダンテはさっさと拭いて着替えさせたのだった。
…全裸こそ見ていないが、ばっちりと生着替えを堪能しながら。