mission 20:a cold and spoiled child ~寝込んだ彼に優しくしよう~
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ちなみにダンテだが…インフルエンザにはかかっていなかったのただの風邪だった。
…が、その日ダンテはディーヴァが呼んだ医師によって嫌々ながらも注射を打たれてしまった。
さらに高熱を下げるために座薬投与まで受けてしまうという始末。
まさか、医師と言えどおっさんに尻を見せるはめになるとは思わなかった。
あの痛みと屈辱、絶対忘れない。
いつか絶対にディーヴァにベッドの中で仕返しすると、ダンテは固く誓った。
しかし、おかげさまで次の日起きたダンテは、風邪をひいていたことを感じさせないくらい元気になっていた。
「おお、体が軽い!全んん~快っ!!」
「ふふ、よかったね」
ダンテに食べさせ、尚且つダンテがいらなくなったら自分が食べようとうさぎの形に切ってきたリンゴをひとつ口にしながらディーヴァは微笑む。
「ああ、それもこれもディーヴァのおかげだ。サンキュー、ディーヴァ」
「どういたしまして。でもぶり返すといけないから無理はしないでね。はい、リンゴ」
あーんしろとばかりにリンゴをひとつ差し出すディーヴァ。
ダンテは目の前のリンゴには行かず、ディーヴァの口の中で転がっているであろうリンゴを所望した。
ディーヴァの後頭部に手を添えて引き寄せ、キスした。
ダンテの好きな深い、深い、フレンチキスを、だ。
「んっ…んんっ」
舌を捩じ込み、歯列をなぞり、さらにはディーヴァの食べていたリンゴを奪っていく。
咀嚼していたかもしれないリンゴを口うつしで食べるとは……いくら恋人同士でも普通はしない。
イヤイヤと首を振ってディーヴァはなんとかダンテのキスから逃れた。
「は、ぁ…っ!ダンテ……やっ!きちゃない!!」
奪われたリンゴが惜しいというより、ディーヴァはとにかくそのダンテの行動が信じられなかったのだ。
まだ口に入れただけで咀嚼していなくてよかった。
「汚くなんてないさ。ふむ、少しディーヴァの味がするな…」
「うわぁ……。ってか、まだ治ったばっかりでしょ!?キスだけはもうちょいしてからだってば!」
「ちゅーしたいって言ったのはディーヴァだろ?」
「えぇっ!?それって最初に言い始めたのはダン…~~ん゙む~~~!?」
ディーヴァは最後までいうことは叶わず、再び重ねられたダンテの唇の裏に隠れて消えた。
長い長いキスを続ければ、リンゴの味などどこかへ消え去り、代わりにお互いの唇間に伝う銀の糸。
求めていた深いキスに、目の前の悪魔が満足気ににっこりと笑う。
風邪をひいてたからと言って、ダンテにあまり優しくしすぎるのもよくなかったかも…などと考えてしまうディーヴァだった。
●あとがき
ダンテが風邪をひきました。
夢主が看病したり、逆に風邪ひきダンテの熱を上げちゃったり…そんなお話でした。
…が、その日ダンテはディーヴァが呼んだ医師によって嫌々ながらも注射を打たれてしまった。
さらに高熱を下げるために座薬投与まで受けてしまうという始末。
まさか、医師と言えどおっさんに尻を見せるはめになるとは思わなかった。
あの痛みと屈辱、絶対忘れない。
いつか絶対にディーヴァにベッドの中で仕返しすると、ダンテは固く誓った。
しかし、おかげさまで次の日起きたダンテは、風邪をひいていたことを感じさせないくらい元気になっていた。
「おお、体が軽い!全んん~快っ!!」
「ふふ、よかったね」
ダンテに食べさせ、尚且つダンテがいらなくなったら自分が食べようとうさぎの形に切ってきたリンゴをひとつ口にしながらディーヴァは微笑む。
「ああ、それもこれもディーヴァのおかげだ。サンキュー、ディーヴァ」
「どういたしまして。でもぶり返すといけないから無理はしないでね。はい、リンゴ」
あーんしろとばかりにリンゴをひとつ差し出すディーヴァ。
ダンテは目の前のリンゴには行かず、ディーヴァの口の中で転がっているであろうリンゴを所望した。
ディーヴァの後頭部に手を添えて引き寄せ、キスした。
ダンテの好きな深い、深い、フレンチキスを、だ。
「んっ…んんっ」
舌を捩じ込み、歯列をなぞり、さらにはディーヴァの食べていたリンゴを奪っていく。
咀嚼していたかもしれないリンゴを口うつしで食べるとは……いくら恋人同士でも普通はしない。
イヤイヤと首を振ってディーヴァはなんとかダンテのキスから逃れた。
「は、ぁ…っ!ダンテ……やっ!きちゃない!!」
奪われたリンゴが惜しいというより、ディーヴァはとにかくそのダンテの行動が信じられなかったのだ。
まだ口に入れただけで咀嚼していなくてよかった。
「汚くなんてないさ。ふむ、少しディーヴァの味がするな…」
「うわぁ……。ってか、まだ治ったばっかりでしょ!?キスだけはもうちょいしてからだってば!」
「ちゅーしたいって言ったのはディーヴァだろ?」
「えぇっ!?それって最初に言い始めたのはダン…~~ん゙む~~~!?」
ディーヴァは最後までいうことは叶わず、再び重ねられたダンテの唇の裏に隠れて消えた。
長い長いキスを続ければ、リンゴの味などどこかへ消え去り、代わりにお互いの唇間に伝う銀の糸。
求めていた深いキスに、目の前の悪魔が満足気ににっこりと笑う。
風邪をひいてたからと言って、ダンテにあまり優しくしすぎるのもよくなかったかも…などと考えてしまうディーヴァだった。
●あとがき
ダンテが風邪をひきました。
夢主が看病したり、逆に風邪ひきダンテの熱を上げちゃったり…そんなお話でした。