mission 2:kiss me ~久しぶりのデートとそして…~
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買い物と言う名のデートも終わり、2人は帰路につく。
配送業者が届けてくれた家具も設置し終えてようやく一段落。
今は夕飯も食べ終え、真新しい真っ赤なソファに座り、ダンテの腕の中で寛いでいるところだ。
「はふぅ、今日は楽しかったけど疲れたぁ!」
「そうだな」
ダンテの腕の中で猫のように、んーっ!と伸びをしては再びゴロゴロと甘えてすりよる。
その様子は本当に猫のようで、思わず首輪を着けてやりたい思いにかられた。
さしずめ、オレだけの子猫ちゃんってところか。
激しく動いても壊れなさそうなベッドを買ったことだし、首輪をつけて朝から晩までかわいがりたいぜ…。
思うだけならただである。
ダンテはニマニマと気持ちの悪い笑みを浮かべ、甘えてくるディーヴァの髪をすいてやった。
「と、渡すもんがあったのを忘れてたぜ」
「?」
頭を起こして目をぱちくりさせるディーヴァ。
立ち上がったダンテはそんなディーヴァを残し、一度リビングを出て行ってからすぐに戻ってきた。
その手の中にはしっかりと存在を主張する真っ赤なブーケが。
真っ白なレースと薄いピンクのリボンのラッピングが施されたブーケの中にあるのは、真っ赤な薔薇。
「You are my Valentine」
その言葉と共に深紅の薔薇だけで構成されたブーケを手渡してくる。
表情にはわずかに赤みが差していた。
深紅の薔薇の花言葉は『愛情』。
薔薇のみだからこその、ダンテからの強い思い、深い愛が伝わってくる。
受け取ったディーヴァはぎゅっと抱えると、スーっとその香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
華やかな薔薇特有の香りが鼻腔と胸を満たしていき、うっとりと幸せな気分だ。
「バレンタイン、過ぎちまってごめんな。遅いバレンタインだが、受け取ってくれ」
照れ臭そうにあさっての方へ目を泳がせてダンテは言う。
「ダンテッ」
「うわっと!」
ブーケを片手に飛び付いたダンテの胸。
そこからも薔薇の香りがかすかに香っている気がした。
「You mean the world to Me. I'm so glad that I found you.」
ディーヴァは嬉し涙を浮かべ、へにゃりと笑う。
「ありがと。すごく嬉しい…」
そんなディーヴァの頭を撫で、ダンテも笑顔になった。
そして、冗談っぽく皮肉る。
「今度は大事にしろよ?」
「前のはダンテが崩したも同然だけどね」
「おっと!それは思い出させないでくれよ」
ひとしきりクスクスと笑い合ってから、ディーヴァが突然申し訳なさそうに眉尻を下げた。
「あたしからもお返しに何か出来るといいのにな…」
ぼそり、呟いてダンテに顔を押し付ける。
ダンテはその言葉で意味深な笑みを浮かべたのだった。
配送業者が届けてくれた家具も設置し終えてようやく一段落。
今は夕飯も食べ終え、真新しい真っ赤なソファに座り、ダンテの腕の中で寛いでいるところだ。
「はふぅ、今日は楽しかったけど疲れたぁ!」
「そうだな」
ダンテの腕の中で猫のように、んーっ!と伸びをしては再びゴロゴロと甘えてすりよる。
その様子は本当に猫のようで、思わず首輪を着けてやりたい思いにかられた。
さしずめ、オレだけの子猫ちゃんってところか。
激しく動いても壊れなさそうなベッドを買ったことだし、首輪をつけて朝から晩までかわいがりたいぜ…。
思うだけならただである。
ダンテはニマニマと気持ちの悪い笑みを浮かべ、甘えてくるディーヴァの髪をすいてやった。
「と、渡すもんがあったのを忘れてたぜ」
「?」
頭を起こして目をぱちくりさせるディーヴァ。
立ち上がったダンテはそんなディーヴァを残し、一度リビングを出て行ってからすぐに戻ってきた。
その手の中にはしっかりと存在を主張する真っ赤なブーケが。
真っ白なレースと薄いピンクのリボンのラッピングが施されたブーケの中にあるのは、真っ赤な薔薇。
「You are my Valentine」
その言葉と共に深紅の薔薇だけで構成されたブーケを手渡してくる。
表情にはわずかに赤みが差していた。
深紅の薔薇の花言葉は『愛情』。
薔薇のみだからこその、ダンテからの強い思い、深い愛が伝わってくる。
受け取ったディーヴァはぎゅっと抱えると、スーっとその香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
華やかな薔薇特有の香りが鼻腔と胸を満たしていき、うっとりと幸せな気分だ。
「バレンタイン、過ぎちまってごめんな。遅いバレンタインだが、受け取ってくれ」
照れ臭そうにあさっての方へ目を泳がせてダンテは言う。
「ダンテッ」
「うわっと!」
ブーケを片手に飛び付いたダンテの胸。
そこからも薔薇の香りがかすかに香っている気がした。
「You mean the world to Me. I'm so glad that I found you.」
ディーヴァは嬉し涙を浮かべ、へにゃりと笑う。
「ありがと。すごく嬉しい…」
そんなディーヴァの頭を撫で、ダンテも笑顔になった。
そして、冗談っぽく皮肉る。
「今度は大事にしろよ?」
「前のはダンテが崩したも同然だけどね」
「おっと!それは思い出させないでくれよ」
ひとしきりクスクスと笑い合ってから、ディーヴァが突然申し訳なさそうに眉尻を下げた。
「あたしからもお返しに何か出来るといいのにな…」
ぼそり、呟いてダンテに顔を押し付ける。
ダンテはその言葉で意味深な笑みを浮かべたのだった。