mission 19:her wish, his feeling ~天使のおしごと~
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ダンテに悪魔退治の依頼が舞い込んだ。
ここからかなり遠い場所かつ、長期に渡りそうな依頼だ。
もちろんダンテは行くのを最後まで渋ったが、ディーヴァはなんとか送り出すことに成功した。
お金を稼いでほしいからではない。
悪魔に襲われている人がいるなら、助けに行くのがデビルハンターとして当たり前のこと。
しかし、快く送り出したものの、ディーヴァには不安なことがあった。
ダンテが依頼を受けたその日、もうひとりアルバイトを採用したのだ。
ディーヴァと同じキッチン・ホールどちらも対応でき、尚且つ害虫駆除ができる(ここ重要)人材である。
それにキッチンはまだ人手が足りなかった、というのもある。
実をいうとディーヴァのおかげもあって客が増えたため、人手が足りなくなった。
ディーヴァは見た目も悪くなく、ホールに出せば集客率がいいからだ。
こればっかりはうれしい誤算、としか言えない。
採用したのはディーヴァより1つ歳が上の男性。
年齢はともかく、ディーヴァの方が先輩ということで仕事のやり方などを教え、彼は3日もせず戦力となった。
「はあ…」
仕事が楽になったことは認める。
だが、ディーヴァは仕事に行くのが少し憂うつだった。
昨日の夕方、仕事が終わって帰る時にそのバイト君に告白を受けたのだ。
『ディーヴァさん、このあと30分でいいんですが、空いてます?』
『空いてるけど…みんなでどこか遊びにでもいくの?』
『いえ、俺とディーヴァさん、2人きりで少しだけお話がしたいんです』
『え??貴方と?』
『はい!』
『2人っきりで?』
『はい!!』
ディーヴァはあまり知らない男と2人きりにならぬよう、ダンテに言われている。
だが、相手は同じ職場の仕事仲間。
迷ったが少しくらいならいいだろうと踏んだ。
小さな喫茶店に移動して話を聞くとすぐに告白されたのだ。
『す、』
『す?』
『好きです!彼女になってください!』
『…はい?』
同じ仕事仲間だし嫌いではない。
しかし異性として好きかと問われれば、否。
明日からの仕事がやりにくくなるかなぁと心配したが、付き合う気はないし自分にはダンテがいる。
ダンテ以外を好きになるなんて考えられない。
ごめんなさい、とディーヴァは丁重にお断りした。
彼は一瞬傷ついたような顔をしたが『そうですか、わかりました。急でしたしね…ごめんなさい』と言い、お互いその場を後にした。
なんだか今すぐダンテに会いたくなった。
毎日電話連絡は来るが、まだダンテは帰ってこない。
怪我してないかちゃんと食事してるかなど、ダンテのことを心配したりもしたいのに、自分のことでいっぱいだ。
早くダンテに帰ってきてほしい。
…抱き締めてほしい。
不安な気持ちが渦巻いて、そんな気分だった。
取り合えず、明日からの仕事でバイト君が普通に接してくれることを祈るしかない。
うーん、仕事しづらいなあ…。
ここからかなり遠い場所かつ、長期に渡りそうな依頼だ。
もちろんダンテは行くのを最後まで渋ったが、ディーヴァはなんとか送り出すことに成功した。
お金を稼いでほしいからではない。
悪魔に襲われている人がいるなら、助けに行くのがデビルハンターとして当たり前のこと。
しかし、快く送り出したものの、ディーヴァには不安なことがあった。
ダンテが依頼を受けたその日、もうひとりアルバイトを採用したのだ。
ディーヴァと同じキッチン・ホールどちらも対応でき、尚且つ害虫駆除ができる(ここ重要)人材である。
それにキッチンはまだ人手が足りなかった、というのもある。
実をいうとディーヴァのおかげもあって客が増えたため、人手が足りなくなった。
ディーヴァは見た目も悪くなく、ホールに出せば集客率がいいからだ。
こればっかりはうれしい誤算、としか言えない。
採用したのはディーヴァより1つ歳が上の男性。
年齢はともかく、ディーヴァの方が先輩ということで仕事のやり方などを教え、彼は3日もせず戦力となった。
「はあ…」
仕事が楽になったことは認める。
だが、ディーヴァは仕事に行くのが少し憂うつだった。
昨日の夕方、仕事が終わって帰る時にそのバイト君に告白を受けたのだ。
『ディーヴァさん、このあと30分でいいんですが、空いてます?』
『空いてるけど…みんなでどこか遊びにでもいくの?』
『いえ、俺とディーヴァさん、2人きりで少しだけお話がしたいんです』
『え??貴方と?』
『はい!』
『2人っきりで?』
『はい!!』
ディーヴァはあまり知らない男と2人きりにならぬよう、ダンテに言われている。
だが、相手は同じ職場の仕事仲間。
迷ったが少しくらいならいいだろうと踏んだ。
小さな喫茶店に移動して話を聞くとすぐに告白されたのだ。
『す、』
『す?』
『好きです!彼女になってください!』
『…はい?』
同じ仕事仲間だし嫌いではない。
しかし異性として好きかと問われれば、否。
明日からの仕事がやりにくくなるかなぁと心配したが、付き合う気はないし自分にはダンテがいる。
ダンテ以外を好きになるなんて考えられない。
ごめんなさい、とディーヴァは丁重にお断りした。
彼は一瞬傷ついたような顔をしたが『そうですか、わかりました。急でしたしね…ごめんなさい』と言い、お互いその場を後にした。
なんだか今すぐダンテに会いたくなった。
毎日電話連絡は来るが、まだダンテは帰ってこない。
怪我してないかちゃんと食事してるかなど、ダンテのことを心配したりもしたいのに、自分のことでいっぱいだ。
早くダンテに帰ってきてほしい。
…抱き締めてほしい。
不安な気持ちが渦巻いて、そんな気分だった。
取り合えず、明日からの仕事でバイト君が普通に接してくれることを祈るしかない。
うーん、仕事しづらいなあ…。