mission 19:her wish, his feeling ~天使のおしごと~
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とあるアルバイト勤務日、夜。
慣れてきたので昼間の時間だけでなく、夕方から閉店までのシフトもいれるまでになっていたディーヴァは、仕事を終えてダンテを待っていた。
店の閉店時間は午後9時くらいとDevil May Cryとあまり変わらないため、そんなシフトが入っている日にはダンテが迎えに来るのだ。
「ディーヴァ、迎えに来…た、ぞ?」
ダンテが店に入ると、マスターとディーヴァが変なポーズのまま立っていた。
その手には一様に新聞紙や雑誌を丸められ、片足が僅かながら浮いている状態でピタリと止まっている。
「何してんだお前ら…」
遊んでるとしか思えない、と不思議そうに見るダンテの登場で、ディーヴァ達の顔がぱあああ!と輝いた。
「ダンテ!いいとこに!!」
「おお!救世主の登場だなっ!」
「は?」
そうっと体勢を崩して近づいてきたディーヴァをその腕に収めながら、意味がわからないとダンテは首を傾げる。
「なんのこっちゃ…」
暗いカウンターの陰。
特に暗く見える一角をディーヴァが狂ったように腕を回して指差した。
「そこ!そこの角に悪魔がいるのっ!!」
「は!?悪魔だって!?」
ディーヴァの口から飛び出した悪魔の言葉に、ダンテはホルスターに手をかける。
だがディーヴァは、その手をあわてて制止した。
「違う違う、黒い悪魔!」
ディーヴァの大っ嫌いな黒くてテカテカしたやつのことのよう。
確かに一般人たるマスターがいるというのに、ディーヴァが悪魔のことを話すはずがなかった。
「…なるほど、あいつらか。しかしディーヴァはともかく、アンタもかよ?」
「私もあいつらは大嫌いなんだ!!」
いつのまにやら扉の陰に移動したマスター。
「男だろ、それくらいでみっともねぇな」
「こう見えて私はナイーブなんだよ!」
「自分で言うなっての」
「いいから早く退治してよダンテ」
ディーヴァは持っていた新聞紙をダンテに渡してマスターと同じところへ戻った。
「ったく、はいはい」
スパーン!
ダンテは黒い悪魔を見つけ、素早く叩き落とした。
黒い悪魔、赤い半魔の力の前に絶命。
「やっつけたが、これはどうする?」
新聞紙に包んだソレを持ってきたダンテ。
ぷらーん、と新聞紙の端からやつらの触角が見えている。
「ひーっ!持ってこないでよ!!」
「早くそれごと捨てろー!」
ぽい。
新聞紙ごとゴミ箱へ投げ捨てる。
「ふう…助かったあ」
「ありがとな」
ゴキブリの姿が消え、ホッとしたらしく2人は肩の力を抜いた。
「はっ、たかがゴキブ「その名前は言わないで」…了解。頼みの綱のシンディは今いないのか?あいつは平気そうだよな」
「確かにあの子は平気で虫を退治してくれる」
「やっぱりな」
ダンテの思った通りだった。
しかしゴキブリの苦手な2人だけの時に彼女がいないとなると、やはり無理なのだろう。
今まではどうしていたのだろうか、ちょっと気になる。
「だからって失礼だよ、ダンテ。シンディは今日、早上がりなの」
「そ。…もうひとりゴキブリ退治要員でも増やせって」
ダンテは深いため息を吐いた。
慣れてきたので昼間の時間だけでなく、夕方から閉店までのシフトもいれるまでになっていたディーヴァは、仕事を終えてダンテを待っていた。
店の閉店時間は午後9時くらいとDevil May Cryとあまり変わらないため、そんなシフトが入っている日にはダンテが迎えに来るのだ。
「ディーヴァ、迎えに来…た、ぞ?」
ダンテが店に入ると、マスターとディーヴァが変なポーズのまま立っていた。
その手には一様に新聞紙や雑誌を丸められ、片足が僅かながら浮いている状態でピタリと止まっている。
「何してんだお前ら…」
遊んでるとしか思えない、と不思議そうに見るダンテの登場で、ディーヴァ達の顔がぱあああ!と輝いた。
「ダンテ!いいとこに!!」
「おお!救世主の登場だなっ!」
「は?」
そうっと体勢を崩して近づいてきたディーヴァをその腕に収めながら、意味がわからないとダンテは首を傾げる。
「なんのこっちゃ…」
暗いカウンターの陰。
特に暗く見える一角をディーヴァが狂ったように腕を回して指差した。
「そこ!そこの角に悪魔がいるのっ!!」
「は!?悪魔だって!?」
ディーヴァの口から飛び出した悪魔の言葉に、ダンテはホルスターに手をかける。
だがディーヴァは、その手をあわてて制止した。
「違う違う、黒い悪魔!」
ディーヴァの大っ嫌いな黒くてテカテカしたやつのことのよう。
確かに一般人たるマスターがいるというのに、ディーヴァが悪魔のことを話すはずがなかった。
「…なるほど、あいつらか。しかしディーヴァはともかく、アンタもかよ?」
「私もあいつらは大嫌いなんだ!!」
いつのまにやら扉の陰に移動したマスター。
「男だろ、それくらいでみっともねぇな」
「こう見えて私はナイーブなんだよ!」
「自分で言うなっての」
「いいから早く退治してよダンテ」
ディーヴァは持っていた新聞紙をダンテに渡してマスターと同じところへ戻った。
「ったく、はいはい」
スパーン!
ダンテは黒い悪魔を見つけ、素早く叩き落とした。
黒い悪魔、赤い半魔の力の前に絶命。
「やっつけたが、これはどうする?」
新聞紙に包んだソレを持ってきたダンテ。
ぷらーん、と新聞紙の端からやつらの触角が見えている。
「ひーっ!持ってこないでよ!!」
「早くそれごと捨てろー!」
ぽい。
新聞紙ごとゴミ箱へ投げ捨てる。
「ふう…助かったあ」
「ありがとな」
ゴキブリの姿が消え、ホッとしたらしく2人は肩の力を抜いた。
「はっ、たかがゴキブ「その名前は言わないで」…了解。頼みの綱のシンディは今いないのか?あいつは平気そうだよな」
「確かにあの子は平気で虫を退治してくれる」
「やっぱりな」
ダンテの思った通りだった。
しかしゴキブリの苦手な2人だけの時に彼女がいないとなると、やはり無理なのだろう。
今まではどうしていたのだろうか、ちょっと気になる。
「だからって失礼だよ、ダンテ。シンディは今日、早上がりなの」
「そ。…もうひとりゴキブリ退治要員でも増やせって」
ダンテは深いため息を吐いた。