mission 19:her wish, his feeling ~天使のおしごと~
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灯台もと暗しとはよく言ったものだ。
そこからはトントン拍子に決まり、ディーヴァはこのカフェレストラン『Freddie』に採用された。
常連客ということである程度は勝手も知っているし、マスターの人とナリも知っている。
おまけに自宅からものすごく近く、短時間勤務も出来るときた。
ダンテの気にするところと言えば、今のところ客との絡みくらいである。
注文の品を運ぶディーヴァに男性客がワザと足かけして転ばせ、品物…特にドリンクをこぼす。
こぼした場所は足かけした客の足の上だ。
『よごれたじゃないか、どうしてくれるんだよ』
『す、すみません!すぐにお拭きいたします…っ!』
ディーヴァは一生懸命拭き取る。
『下着まで濡れたぞ、アンタが口できれいにしな』
そして奴は下着をおろすと汚いモノをディーヴァの口に……うわあああああっ!!ぜってぇぶっとばす!!!
ダンテが心配しているのはそんな客とのトラブルである。
ディーヴァは周りに流されやすい。
謝罪ついでにあれよあれよの間にそのままどこぞのモーテルで最後まで美味しく食べられてしまうに違いないっ!
ダンテ…お前、考えすぎだ。
ちなみに他の悩みはほとんどない。
基本的にダンテ自身もあの短いピンク色の服をディーヴァに着てほしいし、さらに欲を言えば妄想した通りのことを他の奴らでなく自分がディーヴァにしたい!……というとんでもない欲求があるからだ。
だが残念なことに、ダンテが楽しみにしていたディーヴァのアルバイトの制服は少し違う形状をしていた。
その服は腹チラすることなく長めにできており、下着が見えそうなほど短かったスカートもギリギリ膝上丈のフレアスカートと化していたのだ。
特注品らしい。
「ま、これはこれでかわいいからいいか」
短すぎてディーヴァらしからぬ衣装を見るよりは、ディーヴァに似合った衣装を見る方がいい。
そしてかわいければそれでヨシ!
そしてダンテはディーヴァのアルバイト中、さすがに毎回ではないがたまに顔を出すこととしていた。
ちりんちりん。
ドアベルが軽やかな音をたてる。
「いらっしゃいませ!!…って、また来たの?ダンテ」
最初の来店客はダンテその人。
元気よく営業モードの1オクターヴ高い声で迎え入れたディーヴァの声が、ダンテ相手ということで普段の声に戻った。
「当たり前だろ。なんたってこの店にはかわいいウェイトレスがいるからな」
「…さいですか」
「まあ、お客さんには変わりないんだから…。ね、ディーヴァ?」
「うん、そうだねシンディ」
一緒に仕事をする内にシンディに対するディーヴァの敬語はなくなっている。
ダンテはその仲良さげな空気に癒されながら、カウンターテーブルの中央付近に腰掛けた。
「コーヒー…と思ったが、やっぱストサンくれ」
ここに来るとダンテはコーヒーを頼んでゆっくり飲みながらディーヴァの様子を視姦…いや、眺めていることが多い。
が、今日は珍しくストロベリーサンデーをご所望してきた。
少し早いが、時期的にはそろそろイチゴの出回る時期である。
だがこの店にそんなメニューがあるはずない。
「はあ…。ダンテ、ここにはないよ」
「オレが来る場所にはあって当然だろ。メニューにストサンくらい載せとけって」
「わがまま言わないでよダンテ…」
ダンテとディーヴァの会話を遮るようにシンディが疑問を口にした。
「ねえ、ストサンって?」
「ストロベリーサンデーだよ」
「ぶっ!」
吹き出されてしまった。
「ダンテの好物なの。意外とかわいいでしょ?」
「そうね。顔に似合わず素敵なものがお好きなようで」
「悪いかよ」
クスクス笑いながら言われ、ダンテがムッとしている。
「悪くない悪くない」
「あたしはダンテのそんなかわいいとこも大好きだよ」
と、ここでサラッと告白するディーヴァ。
「「………」」
ディーヴァの無意識の爆弾投下に、2人ともほんのり頬を染めて無言になってしまった。
そこからはトントン拍子に決まり、ディーヴァはこのカフェレストラン『Freddie』に採用された。
常連客ということである程度は勝手も知っているし、マスターの人とナリも知っている。
おまけに自宅からものすごく近く、短時間勤務も出来るときた。
ダンテの気にするところと言えば、今のところ客との絡みくらいである。
注文の品を運ぶディーヴァに男性客がワザと足かけして転ばせ、品物…特にドリンクをこぼす。
こぼした場所は足かけした客の足の上だ。
『よごれたじゃないか、どうしてくれるんだよ』
『す、すみません!すぐにお拭きいたします…っ!』
ディーヴァは一生懸命拭き取る。
『下着まで濡れたぞ、アンタが口できれいにしな』
そして奴は下着をおろすと汚いモノをディーヴァの口に……うわあああああっ!!ぜってぇぶっとばす!!!
ダンテが心配しているのはそんな客とのトラブルである。
ディーヴァは周りに流されやすい。
謝罪ついでにあれよあれよの間にそのままどこぞのモーテルで最後まで美味しく食べられてしまうに違いないっ!
ダンテ…お前、考えすぎだ。
ちなみに他の悩みはほとんどない。
基本的にダンテ自身もあの短いピンク色の服をディーヴァに着てほしいし、さらに欲を言えば妄想した通りのことを他の奴らでなく自分がディーヴァにしたい!……というとんでもない欲求があるからだ。
だが残念なことに、ダンテが楽しみにしていたディーヴァのアルバイトの制服は少し違う形状をしていた。
その服は腹チラすることなく長めにできており、下着が見えそうなほど短かったスカートもギリギリ膝上丈のフレアスカートと化していたのだ。
特注品らしい。
「ま、これはこれでかわいいからいいか」
短すぎてディーヴァらしからぬ衣装を見るよりは、ディーヴァに似合った衣装を見る方がいい。
そしてかわいければそれでヨシ!
そしてダンテはディーヴァのアルバイト中、さすがに毎回ではないがたまに顔を出すこととしていた。
ちりんちりん。
ドアベルが軽やかな音をたてる。
「いらっしゃいませ!!…って、また来たの?ダンテ」
最初の来店客はダンテその人。
元気よく営業モードの1オクターヴ高い声で迎え入れたディーヴァの声が、ダンテ相手ということで普段の声に戻った。
「当たり前だろ。なんたってこの店にはかわいいウェイトレスがいるからな」
「…さいですか」
「まあ、お客さんには変わりないんだから…。ね、ディーヴァ?」
「うん、そうだねシンディ」
一緒に仕事をする内にシンディに対するディーヴァの敬語はなくなっている。
ダンテはその仲良さげな空気に癒されながら、カウンターテーブルの中央付近に腰掛けた。
「コーヒー…と思ったが、やっぱストサンくれ」
ここに来るとダンテはコーヒーを頼んでゆっくり飲みながらディーヴァの様子を視姦…いや、眺めていることが多い。
が、今日は珍しくストロベリーサンデーをご所望してきた。
少し早いが、時期的にはそろそろイチゴの出回る時期である。
だがこの店にそんなメニューがあるはずない。
「はあ…。ダンテ、ここにはないよ」
「オレが来る場所にはあって当然だろ。メニューにストサンくらい載せとけって」
「わがまま言わないでよダンテ…」
ダンテとディーヴァの会話を遮るようにシンディが疑問を口にした。
「ねえ、ストサンって?」
「ストロベリーサンデーだよ」
「ぶっ!」
吹き出されてしまった。
「ダンテの好物なの。意外とかわいいでしょ?」
「そうね。顔に似合わず素敵なものがお好きなようで」
「悪いかよ」
クスクス笑いながら言われ、ダンテがムッとしている。
「悪くない悪くない」
「あたしはダンテのそんなかわいいとこも大好きだよ」
と、ここでサラッと告白するディーヴァ。
「「………」」
ディーヴァの無意識の爆弾投下に、2人ともほんのり頬を染めて無言になってしまった。