mission 19:her wish, his feeling ~天使のおしごと~
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仕事を探しながらではあったが、ダンテとディーヴァはウィンドウショッピングを楽しんだ。
仕事探しとウィンドウショッピングということで、久しぶりにバイクを使わずに歩いてのデートだ。
もうすぐ夏も終わる。
大学に入ることになっていたとしたら、そろそろ慌ただしく準備に追われていただろう時期だ。
進学した友人達を思い浮かべると少しだけ寂しくなる。
夕方になってくると空気が肌寒くなってわびしくなり、余計に寂しい気分に襲われた。
…大丈夫、あたしにはダンテがいるもの。
ディーヴァは固く絡ませあった指に更にきゅ、と力をいれた。
「どうかしたか?」
「なんでもない」
さすがダンテ。
ディーヴァの些細な変化にも簡単に気がついた。
「ディーヴァ、夕飯は何が食べたい?」
「んーと、あたたかいものが食べたいな。ポタージュとかビーフシチューとか」
「まるっきし真冬のメニューだな…どっか扱ってるとこあったか?」
繋いでいた手を離し、スッとまっすぐ指差すディーヴァ。
「そこ。ビーフシチューはないと思うけど、確かポタージュならあったはずだよ」
ディーヴァが指差すそこは家から近く値段もリーズナブル、おまけに味も悪くないというたまにお世話になっているカフェレストラン『Freddie』だ。
「オーケィ、じゃあ腹も減ったしそろそろ夕食にするか」
「うん」
扉を開けて中へ入ると、ドアベルがちりんちりんと音をたてる。
「いらっしゃいダンテ、ディーヴァ」
来客の合図でローラースケートで近づいてきたのはここの従業員、確か名前はシンディだったか。
ダンテもディーヴァも常連客なので、歓迎の言葉もいたってフレンドリーだ。
ダンテは何も言わず小さく手の平をあげて返事をし、ディーヴァを奥の席へ案内する。
夕食の時間には早い時間だからか、まだまだ席は空いていた。
ソファー席に腰をおろすと同時にサッとお冷やが置かれた。
置いた本人は注文が決まり次第呼ぶようにだけ言って、スーッといなくなった。
去っていく背中を眺めるダンテの一言。
「…すげぇよな」
「うん。ローラースケートで移動してるもんねぇ。あたしには無理だよ…」
運動神経のよくないディーヴァならば、確実に転んで怪我をしかねない。
ローラースケートで接客業をこなすとは、すごすぎる。
だが、ダンテの着目点は違う場所だった。
「それもすげぇが、あの服装。いつ見ても見えそうで見えない。ディーヴァに着て欲しいもんだぜ」
ここのウェイトレスの制服は規格外だ。
ピンクと白のストライプの柄も奇抜だが、そのスカート丈がそこらのカフェではお目にかかれぬほどの短さなのだ。
しかし下から見上げても、一度としてその中身が見えた試しがないという話しだ。
ディーヴァの下着以外興味がないから別にいいが。
というか、だ。
ディーヴァだとすってんころりんすっとんとん!と転んだ挙句、短いスカートの中身が見えてしまうに違いない。
そのくらいディーヴァは無防備だと言いたいダンテ。
さらにスカートだけが短いわけではない。
上も極端に短く、ヘソが見えている。
ディーヴァが着た場合、体の曲線を描くそのライン、細腰、小さなヘソが見えることになるのだ。
…想像しただけで違う空腹に見舞われる気がした。
ダンテがいろいろと危ない想像を働かせる横で、ディーヴァはその制服の意匠をじっと見つめたあと、ため息を吐きだす。
「無理、絶対嫌。それに似合わないし。それより注文きまったの?」
「お前なら何だって似合うはずさ。注文はもう決まってる」
ダンテは手を軽く上げてシンディを呼んだ。
「ディーヴァに働かせるなら、やっぱり制服がかわいいとこで頼みたいもんだな。前みたいな変なのは願い下げだが」
「変な仕事?ハウスキーパーのお仕事は結構いいお仕事だった気がするけど…。はあ~、あんないいお仕事どこかに転がってないかなあ…」
ディーヴァはため息を吐き出した。
仕事探しとウィンドウショッピングということで、久しぶりにバイクを使わずに歩いてのデートだ。
もうすぐ夏も終わる。
大学に入ることになっていたとしたら、そろそろ慌ただしく準備に追われていただろう時期だ。
進学した友人達を思い浮かべると少しだけ寂しくなる。
夕方になってくると空気が肌寒くなってわびしくなり、余計に寂しい気分に襲われた。
…大丈夫、あたしにはダンテがいるもの。
ディーヴァは固く絡ませあった指に更にきゅ、と力をいれた。
「どうかしたか?」
「なんでもない」
さすがダンテ。
ディーヴァの些細な変化にも簡単に気がついた。
「ディーヴァ、夕飯は何が食べたい?」
「んーと、あたたかいものが食べたいな。ポタージュとかビーフシチューとか」
「まるっきし真冬のメニューだな…どっか扱ってるとこあったか?」
繋いでいた手を離し、スッとまっすぐ指差すディーヴァ。
「そこ。ビーフシチューはないと思うけど、確かポタージュならあったはずだよ」
ディーヴァが指差すそこは家から近く値段もリーズナブル、おまけに味も悪くないというたまにお世話になっているカフェレストラン『Freddie』だ。
「オーケィ、じゃあ腹も減ったしそろそろ夕食にするか」
「うん」
扉を開けて中へ入ると、ドアベルがちりんちりんと音をたてる。
「いらっしゃいダンテ、ディーヴァ」
来客の合図でローラースケートで近づいてきたのはここの従業員、確か名前はシンディだったか。
ダンテもディーヴァも常連客なので、歓迎の言葉もいたってフレンドリーだ。
ダンテは何も言わず小さく手の平をあげて返事をし、ディーヴァを奥の席へ案内する。
夕食の時間には早い時間だからか、まだまだ席は空いていた。
ソファー席に腰をおろすと同時にサッとお冷やが置かれた。
置いた本人は注文が決まり次第呼ぶようにだけ言って、スーッといなくなった。
去っていく背中を眺めるダンテの一言。
「…すげぇよな」
「うん。ローラースケートで移動してるもんねぇ。あたしには無理だよ…」
運動神経のよくないディーヴァならば、確実に転んで怪我をしかねない。
ローラースケートで接客業をこなすとは、すごすぎる。
だが、ダンテの着目点は違う場所だった。
「それもすげぇが、あの服装。いつ見ても見えそうで見えない。ディーヴァに着て欲しいもんだぜ」
ここのウェイトレスの制服は規格外だ。
ピンクと白のストライプの柄も奇抜だが、そのスカート丈がそこらのカフェではお目にかかれぬほどの短さなのだ。
しかし下から見上げても、一度としてその中身が見えた試しがないという話しだ。
ディーヴァの下着以外興味がないから別にいいが。
というか、だ。
ディーヴァだとすってんころりんすっとんとん!と転んだ挙句、短いスカートの中身が見えてしまうに違いない。
そのくらいディーヴァは無防備だと言いたいダンテ。
さらにスカートだけが短いわけではない。
上も極端に短く、ヘソが見えている。
ディーヴァが着た場合、体の曲線を描くそのライン、細腰、小さなヘソが見えることになるのだ。
…想像しただけで違う空腹に見舞われる気がした。
ダンテがいろいろと危ない想像を働かせる横で、ディーヴァはその制服の意匠をじっと見つめたあと、ため息を吐きだす。
「無理、絶対嫌。それに似合わないし。それより注文きまったの?」
「お前なら何だって似合うはずさ。注文はもう決まってる」
ダンテは手を軽く上げてシンディを呼んだ。
「ディーヴァに働かせるなら、やっぱり制服がかわいいとこで頼みたいもんだな。前みたいな変なのは願い下げだが」
「変な仕事?ハウスキーパーのお仕事は結構いいお仕事だった気がするけど…。はあ~、あんないいお仕事どこかに転がってないかなあ…」
ディーヴァはため息を吐き出した。