mission 19:her wish, his feeling ~天使のおしごと~
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毎日毎日すべての家事を担い、美味しい食事を作り、優しい笑顔で幸せにしてくれるディーヴァ。
ダンテはそんなディーヴァにたまには楽をさせてやろうと、夕飯は外食に誘うことにした。
「ディーヴァ、今日の夕飯なんだが…」
食事の後ダンテが優雅にもシャワーをゆっくり浴びて出た先で、ディーヴァに話しかける。
ビクリと体を震わせたディーヴァは、見ていた何かをその背に隠した。
「今、何隠した」
「えっと、あの……エヘ?」
冷や汗ダラダラになりながら、にへら~と作り笑いするディーヴァ。
何か誤魔化そうとしているのが丸わかりだ。
ディーヴァはダンテに後ろを見せないまま後退し、くるっとまわれー右。
そして前方へダッシュした。
「逃がすか、よっ!」
だが、逃亡を許すダンテではない。
ディーヴァは逃げ足だけは速くいつもそのままだと捕まえられないが、軽くトリックスターで移動することで捕獲可能だ。
ダンテはトリックスターを使用し、いとも簡単にディーヴァの前方へ回りその体を腕に閉じ込めた。
「何隠してんだコラ」
「ぎゃー!なんでもないっ!なんでもないから放してー!悪魔の力使うの反対ーっ!っていうか、服くらい着てよーっ!!」
今のダンテは上半身裸である。
ディーヴァはダンテが羽交い締めにしてきたことでその肌が直接自分に触れるのが恥ずかしいらしい。
真っ赤になってダンテの中から脱出すべくもがいた。
ダンテはディーヴァがもがくのも気に留めず、手に何を隠しているか奪って確認した。
それは捨てろと言ったはずの求人募集冊子や新聞広告。
「あっ!まだ捨ててなかったのか!さっき捨てろって言っただろ!?」
強い口調で怒るダンテ。
ディーヴァはばつが悪そうな表情でしばらく目を泳がせていたが、小さくもごもごと言葉を口にした。
「だ、だって…」
犬か猫だったら耳が垂れていただろう、しゅんと落ち込んでおりその目には涙が浮かんでいた。
うっ…!
ダンテはディーヴァを見てたじろいだ。
「泣くなよ…お前の涙にゃ弱いんだからな」
ダンテは優しく抱きしめ直すと、親が子をあやすように背をさする。
少し落ち着かせたところで両肩に手を置いて目線を合わせた。
「はあ…。あのなあ、ディーヴァが変な仕事についたら困るんだよ。いつもお前が心配なんだ。
言っとくがオレはディーヴァの為を思って言ってるんだぞ。…わかるか?」
「…ぅん、わか、る……」
優しく諭すよう言ってくるダンテに、ぐいと涙をぬぐって頷くディーヴァ。
そしてまっすぐ真剣な瞳をダンテに向けた。
「でもあたしは自立した女性でいたい。お互い対等な関係でいたい。ただ守られたり、ダンテが戦ってるのをのんびり待つなんてもう嫌だよ。
せめて働くことで少しでもダンテの隣に立つのに相応しい女性になりたい」
ディーヴァの心からの願いだった。
だがすぐに真剣な表情を崩すと、訂正をいれるようにもう1つのくすぶる気持ちを吐露する。
「ただね。ずっと一緒にいたいし、そばを離れるのも嫌だったりもする。だからダンテの条件に合うお仕事がしたい気持ちはあたしも変わらない。
でも、でも…それだとあたし、ダンテに見合う素敵な人になれないっ……!!うぅ~~~っ!」
ディーヴァの中には葛藤がぐるぐる渦巻く。
せっかく泣き止んだというのに、その目には再び涙が浮かんだ。
涙がこぼれ落ちるのを見られぬように、ディーヴァは後ろを向いてしまった。
ディーヴァは、ディーヴァなりに色々悩みをかかえているのがわかった。
でもそれは自分とずっといたいがための悩みで。
不謹慎だが少しうれしく感じる。
そしてディーヴァはもうすでに立派な考えのできる女性。
ディーヴァの隣に立てないのはむしろ、自分のほうかもしれない。
自分に出来るのはディーヴァの悩みや憂いを晴らすこと、すなわち一緒に仕事探しをするくらいだ。
「オーケー。
ディーヴァの気持ちはよーくわかった。オレももう少し一緒に探すからな」
「ダンテ…!!」
「お前は、まだまだ人を疑うってのがよくわかってないし、任せっぱなしにしたら変な仕事を見つけるだけだ。
オレが見極める」
「ありがと、ダンテ」
ス、とダンテは手をディーヴァに差し出す。
「さあ、デートしながらでも見つけようぜ。たまには夕飯を外に食いに行こうって誘おうと思ってたんだ」
「いいけど仕事探しがメインになっちゃうよ?」
「わかってるさ」
ディーヴァは差し出されたそこに手を置いて立ち上がると、泣き顔から一転して笑顔を見せた。
「じゃあ早くお洋服着てきて。まさかそのまま行くつもりなの?」
「あ」
ディーヴァはすでにどこに出掛けても平気な私服姿だが、ダンテはシャワーからでたまま、上半身裸。
2人はケラケラと笑い合った。
ダンテはそんなディーヴァにたまには楽をさせてやろうと、夕飯は外食に誘うことにした。
「ディーヴァ、今日の夕飯なんだが…」
食事の後ダンテが優雅にもシャワーをゆっくり浴びて出た先で、ディーヴァに話しかける。
ビクリと体を震わせたディーヴァは、見ていた何かをその背に隠した。
「今、何隠した」
「えっと、あの……エヘ?」
冷や汗ダラダラになりながら、にへら~と作り笑いするディーヴァ。
何か誤魔化そうとしているのが丸わかりだ。
ディーヴァはダンテに後ろを見せないまま後退し、くるっとまわれー右。
そして前方へダッシュした。
「逃がすか、よっ!」
だが、逃亡を許すダンテではない。
ディーヴァは逃げ足だけは速くいつもそのままだと捕まえられないが、軽くトリックスターで移動することで捕獲可能だ。
ダンテはトリックスターを使用し、いとも簡単にディーヴァの前方へ回りその体を腕に閉じ込めた。
「何隠してんだコラ」
「ぎゃー!なんでもないっ!なんでもないから放してー!悪魔の力使うの反対ーっ!っていうか、服くらい着てよーっ!!」
今のダンテは上半身裸である。
ディーヴァはダンテが羽交い締めにしてきたことでその肌が直接自分に触れるのが恥ずかしいらしい。
真っ赤になってダンテの中から脱出すべくもがいた。
ダンテはディーヴァがもがくのも気に留めず、手に何を隠しているか奪って確認した。
それは捨てろと言ったはずの求人募集冊子や新聞広告。
「あっ!まだ捨ててなかったのか!さっき捨てろって言っただろ!?」
強い口調で怒るダンテ。
ディーヴァはばつが悪そうな表情でしばらく目を泳がせていたが、小さくもごもごと言葉を口にした。
「だ、だって…」
犬か猫だったら耳が垂れていただろう、しゅんと落ち込んでおりその目には涙が浮かんでいた。
うっ…!
ダンテはディーヴァを見てたじろいだ。
「泣くなよ…お前の涙にゃ弱いんだからな」
ダンテは優しく抱きしめ直すと、親が子をあやすように背をさする。
少し落ち着かせたところで両肩に手を置いて目線を合わせた。
「はあ…。あのなあ、ディーヴァが変な仕事についたら困るんだよ。いつもお前が心配なんだ。
言っとくがオレはディーヴァの為を思って言ってるんだぞ。…わかるか?」
「…ぅん、わか、る……」
優しく諭すよう言ってくるダンテに、ぐいと涙をぬぐって頷くディーヴァ。
そしてまっすぐ真剣な瞳をダンテに向けた。
「でもあたしは自立した女性でいたい。お互い対等な関係でいたい。ただ守られたり、ダンテが戦ってるのをのんびり待つなんてもう嫌だよ。
せめて働くことで少しでもダンテの隣に立つのに相応しい女性になりたい」
ディーヴァの心からの願いだった。
だがすぐに真剣な表情を崩すと、訂正をいれるようにもう1つのくすぶる気持ちを吐露する。
「ただね。ずっと一緒にいたいし、そばを離れるのも嫌だったりもする。だからダンテの条件に合うお仕事がしたい気持ちはあたしも変わらない。
でも、でも…それだとあたし、ダンテに見合う素敵な人になれないっ……!!うぅ~~~っ!」
ディーヴァの中には葛藤がぐるぐる渦巻く。
せっかく泣き止んだというのに、その目には再び涙が浮かんだ。
涙がこぼれ落ちるのを見られぬように、ディーヴァは後ろを向いてしまった。
ディーヴァは、ディーヴァなりに色々悩みをかかえているのがわかった。
でもそれは自分とずっといたいがための悩みで。
不謹慎だが少しうれしく感じる。
そしてディーヴァはもうすでに立派な考えのできる女性。
ディーヴァの隣に立てないのはむしろ、自分のほうかもしれない。
自分に出来るのはディーヴァの悩みや憂いを晴らすこと、すなわち一緒に仕事探しをするくらいだ。
「オーケー。
ディーヴァの気持ちはよーくわかった。オレももう少し一緒に探すからな」
「ダンテ…!!」
「お前は、まだまだ人を疑うってのがよくわかってないし、任せっぱなしにしたら変な仕事を見つけるだけだ。
オレが見極める」
「ありがと、ダンテ」
ス、とダンテは手をディーヴァに差し出す。
「さあ、デートしながらでも見つけようぜ。たまには夕飯を外に食いに行こうって誘おうと思ってたんだ」
「いいけど仕事探しがメインになっちゃうよ?」
「わかってるさ」
ディーヴァは差し出されたそこに手を置いて立ち上がると、泣き顔から一転して笑顔を見せた。
「じゃあ早くお洋服着てきて。まさかそのまま行くつもりなの?」
「あ」
ディーヴァはすでにどこに出掛けても平気な私服姿だが、ダンテはシャワーからでたまま、上半身裸。
2人はケラケラと笑い合った。