mission 19:her wish, his feeling ~天使のおしごと~
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ある日、ディーヴァがニコニコと嬉しそうな笑顔でダンテを起こしに来た。
ディーヴァとイイコトをしているという、素晴らしい夢の最中に起こされて機嫌がそこまでよろしくない自分とは反対に、ディーヴァの機嫌は空の太陽と同様、いたって眩しく輝いている。
「おはよ、ダンテ。もう日が高いよー!」
「んー…はよ、ディーヴァ。朝から元気だな」
「まぁね…ってかもう朝じゃないけどね!さあ起きて起きて!いいニュースがあるからっ!」
いいニュースがあろうと愛しいディーヴァに呼び掛けられようと、眠い時は眠いしあんな夢を中断させられたのだ。
まだまだ寝ていたい。
もちろん、ディーヴァが夢の中同様にその身を生け贄として差し出す…とかなら喜んで飛び起きるが、そんなことがあるはずない。
「もーちょい寝かせてくれよ…。まあ、おはようのチューしてくれるなら起きるけど、な…」
そう言い残し、再び布団を引き寄せるダンテ。
再びゆるゆると誘う睡魔が、ダンテのまぶたを重たくする。
ディーヴァが何やら「んー…」と考え込む声が、夢うつつに聞こえた気がした。
…ちゅ。
少しするとダンテの唇にやわらかな感触が。
「…んぁ?」
ふっくらとしており、それでいて食事を摂ったわけでもないのに力が込み上げてくるようなこの感じはディーヴァの唇。
完全に意識が浮上した。
パチッと目を開けると、真ん前にはディーヴァの姿。
彼女は布団の上に座ってダンテの体に跨がり、至近距離で見つめていたようだ。
胸の上には心地よい重みがあるばかりでほとんど重さを感じない。
にっこり笑うディーヴァ。
思った通り、ディーヴァはダンテが望んだ通りの物を唇に届けていたのである。
時間にして換算して数秒ほど。
長くもなく短くもないそれくらいの時間、ディーヴァはダンテにキスしていた。
「おはようのチューしたよ。おめめ、覚めた?」
吃驚。
ディーヴァからおはようのキスをしてくれるなんて、そう多くはないだろう。
「あ、ああ…目ェ覚めた……」
「ならよかった!おはよっダーンテ」
よほど嬉しいことがあったと見える。
ディーヴァは今一度朝の挨拶をしながら、ダンテの鼻の頭をちょんとつついた。
「おはよう、ディーヴァ」
完全に目の覚めたダンテが勢いよく起き上がると、馬乗り状態のままだったディーヴァが後方に揺らぐ。
倒れ込む場所はベッドだから痛くはないかもしれないが、ころんと倒れる寸前でディーヴァの頭を抱えて支えた。
「おっと、大丈夫か」
「へーき。ありがと」
よく見ればさきほどと体勢が逆転している。
今度はダンテが、ディーヴァの上に馬乗りになる番だった。
シチュエーションとしては最高だが、起きたことでいかんせん、腹が減り始めている。
ちゅ。
「ひゃ!」
「お返しだ」
こちら側からディーヴァの鼻の頭へとおはようのキスを施し、ダンテはそこを退いた。
開け放たれたカーテンからいっぱいに降り注ぐ太陽を浴び、軽くあくびしてダンテは伸びをする。
意識だけでなく体も完全に目覚めたところで、ディーヴァに向き直った。
「で?どんな良いことあったんだ。いいニュースって?」
「ふふっ。とってもいいお仕事先みつけたの!とりあえずちょっぴり遅い朝ごはん食べてからお話しするね」
時間にすれば、ちょっぴりどころか昼食に近い。
「どっちかってーと、ブランチだけどな」
鼻をひくつかせると、はちみつかメープルシロップのような、あまーい香りが漂ってきていた。
ディーヴァとイイコトをしているという、素晴らしい夢の最中に起こされて機嫌がそこまでよろしくない自分とは反対に、ディーヴァの機嫌は空の太陽と同様、いたって眩しく輝いている。
「おはよ、ダンテ。もう日が高いよー!」
「んー…はよ、ディーヴァ。朝から元気だな」
「まぁね…ってかもう朝じゃないけどね!さあ起きて起きて!いいニュースがあるからっ!」
いいニュースがあろうと愛しいディーヴァに呼び掛けられようと、眠い時は眠いしあんな夢を中断させられたのだ。
まだまだ寝ていたい。
もちろん、ディーヴァが夢の中同様にその身を生け贄として差し出す…とかなら喜んで飛び起きるが、そんなことがあるはずない。
「もーちょい寝かせてくれよ…。まあ、おはようのチューしてくれるなら起きるけど、な…」
そう言い残し、再び布団を引き寄せるダンテ。
再びゆるゆると誘う睡魔が、ダンテのまぶたを重たくする。
ディーヴァが何やら「んー…」と考え込む声が、夢うつつに聞こえた気がした。
…ちゅ。
少しするとダンテの唇にやわらかな感触が。
「…んぁ?」
ふっくらとしており、それでいて食事を摂ったわけでもないのに力が込み上げてくるようなこの感じはディーヴァの唇。
完全に意識が浮上した。
パチッと目を開けると、真ん前にはディーヴァの姿。
彼女は布団の上に座ってダンテの体に跨がり、至近距離で見つめていたようだ。
胸の上には心地よい重みがあるばかりでほとんど重さを感じない。
にっこり笑うディーヴァ。
思った通り、ディーヴァはダンテが望んだ通りの物を唇に届けていたのである。
時間にして換算して数秒ほど。
長くもなく短くもないそれくらいの時間、ディーヴァはダンテにキスしていた。
「おはようのチューしたよ。おめめ、覚めた?」
吃驚。
ディーヴァからおはようのキスをしてくれるなんて、そう多くはないだろう。
「あ、ああ…目ェ覚めた……」
「ならよかった!おはよっダーンテ」
よほど嬉しいことがあったと見える。
ディーヴァは今一度朝の挨拶をしながら、ダンテの鼻の頭をちょんとつついた。
「おはよう、ディーヴァ」
完全に目の覚めたダンテが勢いよく起き上がると、馬乗り状態のままだったディーヴァが後方に揺らぐ。
倒れ込む場所はベッドだから痛くはないかもしれないが、ころんと倒れる寸前でディーヴァの頭を抱えて支えた。
「おっと、大丈夫か」
「へーき。ありがと」
よく見ればさきほどと体勢が逆転している。
今度はダンテが、ディーヴァの上に馬乗りになる番だった。
シチュエーションとしては最高だが、起きたことでいかんせん、腹が減り始めている。
ちゅ。
「ひゃ!」
「お返しだ」
こちら側からディーヴァの鼻の頭へとおはようのキスを施し、ダンテはそこを退いた。
開け放たれたカーテンからいっぱいに降り注ぐ太陽を浴び、軽くあくびしてダンテは伸びをする。
意識だけでなく体も完全に目覚めたところで、ディーヴァに向き直った。
「で?どんな良いことあったんだ。いいニュースって?」
「ふふっ。とってもいいお仕事先みつけたの!とりあえずちょっぴり遅い朝ごはん食べてからお話しするね」
時間にすれば、ちょっぴりどころか昼食に近い。
「どっちかってーと、ブランチだけどな」
鼻をひくつかせると、はちみつかメープルシロップのような、あまーい香りが漂ってきていた。