mission 18:praceful and lively days ~長い長い日々の始まり~
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「ディーヴァ、」
囁きつつ、後ろからディーヴァを抱き締めるダンテ。
男は適度な疲労がたまっている時ほど何やらたまっている、そんな生き物らしい。
お互い水着同士で、素肌が密着する。
ダンテの素肌の体温の高さで、ダンテが今、どんな気持ちかディーヴァはなんとなく察することができた。
「まだだーめ」
「わかってるよ、でも、ディーヴァの胸を生で見てみたいだとか、少しくらい先に進みたい…って思うのはいけないことか?」
胸の位置、それも水着の縁に伸びてきて、今にもそこから侵入せんとするダンテの手のひら。
ディーヴァはそれをやんわりと自分の肌から退け、ダンテに笑いかけた。
「無理矢理脱がせてあたしの涙を見る勇気があるならどうぞやってごらん?」
「ほお~余裕たっぷりって感じだな。そんなんで涙、流せるのか?」
「湖の水と同化しちゃうかもね!まずは捕まえてみて!!」
ザパッと湖に潜ったディーヴァは意外と深かった湖を進み、深く深く水底を目指してマーメイドのように優雅に泳ぐ。
水中から見てもとても綺麗な水だ。
太陽の光が水をキラキラ輝かせ、とても幻想的だった。
(すごい綺麗…。ダンテに感謝しなくっちゃ)
見とれていたら後ろから追ってきたダンテに抱き締められた。
「…!」
こぽ。
口から酸素が漏れる。
ダンテは慌てたように自らの呼気をディーヴァに移しだした。
ディーヴァも酸素を求め、ダンテの唇にむしゃぶりつく。
(んん、ダンテ…もっと、)
苦しさに涙が滲むが、それは簡単に水中へ溶けて消えた。
そして互いに移し合う呼気だけではない、絡ませた舌も、何もかもが、2人の体までもが水中に溶けていく感覚。
(ん…ふ、ぁ…)
水中のキス、悪魔のせいで魚もいないためか誰も見ていない。
角度を変え互いの意識が朦朧とするギリギリまで、その行為は続いた。
ぷはぁ、と言うお揃いの声と共に2人は水面に顔を出した。
どちらも息が激しく切れていて、水に濡れたせいで髪がぺったり顔や体に張り付いていた。
「ふ、ぅ…はあ、……、びっくりしたぁ」
「はっ!捕まえろって言ったのはお前だろうが」
「そりゃ、そだけど~。あんな方法で酸素移すんなら、サッサと水面に上がらせて…」
色んな意味でくたびれたディーヴァに、ダンテはニヤニヤした顔を向ける。
「自分からも求めてきたのはどこの誰だったかなぁ」
「あれはッ!~~~もういい!ふんだ!!」
「おいおい、怒るなよ…」
ご機嫌を損ねたディーヴァというマーメイドに、ダンテは周りをゆっくりと遊泳して機嫌をとった。
その慌てようが面白くてしばらくは放っておいたが、さすがにかわいそうなのでやめさせる。
「プッ…アハハ!怒ってないよ」
「試したな~このやろ~!」
「ひゃあ、ヒィ~ごめんってばアハハハハ!!」
脇腹を擽られて、腹がよじれそうなほど笑ってしまう。
ダンテが満足して手をどけた頃には、ディーヴァの息はさらに切れていた。
「あ~死ぬかと思った!」
息を落ち着かせてから、ダンテに笑顔を向けて礼を述べる。
「…ダンテ、ありがとう。素敵な景色、素敵な思い、素敵な物を与えてくれて。すごく嬉しい」
「こちらこそ。着いてきてくれてありがとな。ディーヴァが手を伸ばせばすぐ触れられるような隣にいる、それだけでオレも嬉しいし幸せだ…」
水にぷかぷか揺られながらディーヴァは再びダンテに寄り添う。
ダンテもディーヴァの腰を支えて見つめた。
いつの間にやら太陽は少し傾いて、オレンジ色の夕日の光をこちらに向けている。
「さあ、依頼も済んだことだし今日はもう帰ろうぜ」
「うん。まだまだあたしとダンテの時間は始まったばっかり。お楽しみはとっとかないとね!」
2人は夕日に負けないような、暖かな笑顔を向けあった。
そんな穏やかで賑やかな日々はまだ、始まったばかり。
●あとがき
キスマークつけたり、バカップルだったり、ダンテのセリフ回しがクサかったり、映画見たり、魔具達がやたら甘かったり…色んなのぶっこみました。
始まったばかり~とか言いつつ次は、夢主が仕事探しに奔走する予定だという…。
囁きつつ、後ろからディーヴァを抱き締めるダンテ。
男は適度な疲労がたまっている時ほど何やらたまっている、そんな生き物らしい。
お互い水着同士で、素肌が密着する。
ダンテの素肌の体温の高さで、ダンテが今、どんな気持ちかディーヴァはなんとなく察することができた。
「まだだーめ」
「わかってるよ、でも、ディーヴァの胸を生で見てみたいだとか、少しくらい先に進みたい…って思うのはいけないことか?」
胸の位置、それも水着の縁に伸びてきて、今にもそこから侵入せんとするダンテの手のひら。
ディーヴァはそれをやんわりと自分の肌から退け、ダンテに笑いかけた。
「無理矢理脱がせてあたしの涙を見る勇気があるならどうぞやってごらん?」
「ほお~余裕たっぷりって感じだな。そんなんで涙、流せるのか?」
「湖の水と同化しちゃうかもね!まずは捕まえてみて!!」
ザパッと湖に潜ったディーヴァは意外と深かった湖を進み、深く深く水底を目指してマーメイドのように優雅に泳ぐ。
水中から見てもとても綺麗な水だ。
太陽の光が水をキラキラ輝かせ、とても幻想的だった。
(すごい綺麗…。ダンテに感謝しなくっちゃ)
見とれていたら後ろから追ってきたダンテに抱き締められた。
「…!」
こぽ。
口から酸素が漏れる。
ダンテは慌てたように自らの呼気をディーヴァに移しだした。
ディーヴァも酸素を求め、ダンテの唇にむしゃぶりつく。
(んん、ダンテ…もっと、)
苦しさに涙が滲むが、それは簡単に水中へ溶けて消えた。
そして互いに移し合う呼気だけではない、絡ませた舌も、何もかもが、2人の体までもが水中に溶けていく感覚。
(ん…ふ、ぁ…)
水中のキス、悪魔のせいで魚もいないためか誰も見ていない。
角度を変え互いの意識が朦朧とするギリギリまで、その行為は続いた。
ぷはぁ、と言うお揃いの声と共に2人は水面に顔を出した。
どちらも息が激しく切れていて、水に濡れたせいで髪がぺったり顔や体に張り付いていた。
「ふ、ぅ…はあ、……、びっくりしたぁ」
「はっ!捕まえろって言ったのはお前だろうが」
「そりゃ、そだけど~。あんな方法で酸素移すんなら、サッサと水面に上がらせて…」
色んな意味でくたびれたディーヴァに、ダンテはニヤニヤした顔を向ける。
「自分からも求めてきたのはどこの誰だったかなぁ」
「あれはッ!~~~もういい!ふんだ!!」
「おいおい、怒るなよ…」
ご機嫌を損ねたディーヴァというマーメイドに、ダンテは周りをゆっくりと遊泳して機嫌をとった。
その慌てようが面白くてしばらくは放っておいたが、さすがにかわいそうなのでやめさせる。
「プッ…アハハ!怒ってないよ」
「試したな~このやろ~!」
「ひゃあ、ヒィ~ごめんってばアハハハハ!!」
脇腹を擽られて、腹がよじれそうなほど笑ってしまう。
ダンテが満足して手をどけた頃には、ディーヴァの息はさらに切れていた。
「あ~死ぬかと思った!」
息を落ち着かせてから、ダンテに笑顔を向けて礼を述べる。
「…ダンテ、ありがとう。素敵な景色、素敵な思い、素敵な物を与えてくれて。すごく嬉しい」
「こちらこそ。着いてきてくれてありがとな。ディーヴァが手を伸ばせばすぐ触れられるような隣にいる、それだけでオレも嬉しいし幸せだ…」
水にぷかぷか揺られながらディーヴァは再びダンテに寄り添う。
ダンテもディーヴァの腰を支えて見つめた。
いつの間にやら太陽は少し傾いて、オレンジ色の夕日の光をこちらに向けている。
「さあ、依頼も済んだことだし今日はもう帰ろうぜ」
「うん。まだまだあたしとダンテの時間は始まったばっかり。お楽しみはとっとかないとね!」
2人は夕日に負けないような、暖かな笑顔を向けあった。
そんな穏やかで賑やかな日々はまだ、始まったばかり。
●あとがき
キスマークつけたり、バカップルだったり、ダンテのセリフ回しがクサかったり、映画見たり、魔具達がやたら甘かったり…色んなのぶっこみました。
始まったばかり~とか言いつつ次は、夢主が仕事探しに奔走する予定だという…。