mission 18:praceful and lively days ~長い長い日々の始まり~
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「おーい、ディーヴァー!」
と、ここでダンテがこちらに呼び掛ける声がした。
やっと終わるのだろうか、笑顔でそちらを見るディーヴァの目には気持ち悪い物が映り込んだ。
まぁるくぽっかりあいた口にびっしり歯を生やした蛭型の悪魔が、超高速でこちらに向かってきている。
よく見ればその胴体にはディーヴァの大嫌いなムカデのような不格好な小さな脚が無数にくっついていてせわしなく蠢いていた。
つまり、水棲とは言え両生類のように陸での行動も一応可能…そういうことなのだろう。
って、そんなことはどうでもいい。
「最後の悪魔そっち行ったぞー、護身用に渡してある銃を使って撃ってみろよー!」
「え゙」
いきなりそんなこと言われても困る。
今日のディーヴァは、足に銃を隠し持っていない。
わたわたしている間にも、悪魔がこちらに向かってきた。
その気色悪い口が、胴体が、脚がディーヴァに迫る!
「ひょぇぇぇぇえ!!」
ぞわ~…恐怖より気持ち悪さの勝るそれに、立ち竦み動けない。
「我々にっ」
『まかせろっ』
ケルベロスと、一瞬で悪魔の姿に戻ったベオウルフが蛭型悪魔をブッ飛ばした。
ケルベロスが凍らせてかーらーの、ベオウルフの右ストレートパンチ!
ブッ飛んだ悪魔はダンテの元へそっくりそのまま返され、ダンテとぶつかって爆発した。
爆発、というよりはアグニとルドラによるテムペストが決まっただけだろうが。
「あ、あっぶなー…」
「間一髪だったな」
『ダンテめ、変なものをこちらに飛ばしおって…』
「ケル、ベオウルフ、2人共ありがとう」
感謝をこめて、ケルベロスと魔具に戻ったベオウルフを抱き締めるディーヴァだった。
そこへ悪魔退治を終えたダンテがようやく帰ってきた。
「ディーヴァ、オレにはハグもねぎらいキッスもないのか?」
「あ、ダンテ。お疲れさま」
愛しい彼の帰還に、笑顔で飛び付いて迎えるディーヴァ。
だが、ダンテはハグせず、ディーヴァのスカートへと手を伸ばした。
ぴらーり。
「きゃあ!いきなりスカート捲らないで!」
「お前…最近、銃持ち歩いてないんだな」
以前は捲った太ももの場所に小さいながらもそこそこの威力は期待できる銃が固定されていた。
今持ち歩いていないところを見るに、タンスの肥やしになっているのだろう。
「…だって、重いんだもん。重心傾いちゃうし」
「意味ねぇな…ちゃんと持ち歩け」
「はぁい」
ダンテはため息と共に小さく小突くと、ようやくディーヴァを抱き締めたのだった。
悪魔も退治し終え魔具達は先に袋に詰めて休ませてある。
邪魔者にはとっとと退散させる、ダンテらしいといえばダンテらしい。
悪魔の大元も絶ったおかげで、湖もすっかり元通り。
波ひとつ立たず静かなものだ。
水着に着替えたディーヴァはダンテの了解のもと、ようやく湖に足をつけた。
「ひゃ、けっこう冷たーい!」
「気持ちいいだろ?」
「うん、とても…」
嬉しそうにちゃぷちゃぷと水を蹴るディーヴァを、ダンテはじっと見つめた。
と、ここでダンテがこちらに呼び掛ける声がした。
やっと終わるのだろうか、笑顔でそちらを見るディーヴァの目には気持ち悪い物が映り込んだ。
まぁるくぽっかりあいた口にびっしり歯を生やした蛭型の悪魔が、超高速でこちらに向かってきている。
よく見ればその胴体にはディーヴァの大嫌いなムカデのような不格好な小さな脚が無数にくっついていてせわしなく蠢いていた。
つまり、水棲とは言え両生類のように陸での行動も一応可能…そういうことなのだろう。
って、そんなことはどうでもいい。
「最後の悪魔そっち行ったぞー、護身用に渡してある銃を使って撃ってみろよー!」
「え゙」
いきなりそんなこと言われても困る。
今日のディーヴァは、足に銃を隠し持っていない。
わたわたしている間にも、悪魔がこちらに向かってきた。
その気色悪い口が、胴体が、脚がディーヴァに迫る!
「ひょぇぇぇぇえ!!」
ぞわ~…恐怖より気持ち悪さの勝るそれに、立ち竦み動けない。
「我々にっ」
『まかせろっ』
ケルベロスと、一瞬で悪魔の姿に戻ったベオウルフが蛭型悪魔をブッ飛ばした。
ケルベロスが凍らせてかーらーの、ベオウルフの右ストレートパンチ!
ブッ飛んだ悪魔はダンテの元へそっくりそのまま返され、ダンテとぶつかって爆発した。
爆発、というよりはアグニとルドラによるテムペストが決まっただけだろうが。
「あ、あっぶなー…」
「間一髪だったな」
『ダンテめ、変なものをこちらに飛ばしおって…』
「ケル、ベオウルフ、2人共ありがとう」
感謝をこめて、ケルベロスと魔具に戻ったベオウルフを抱き締めるディーヴァだった。
そこへ悪魔退治を終えたダンテがようやく帰ってきた。
「ディーヴァ、オレにはハグもねぎらいキッスもないのか?」
「あ、ダンテ。お疲れさま」
愛しい彼の帰還に、笑顔で飛び付いて迎えるディーヴァ。
だが、ダンテはハグせず、ディーヴァのスカートへと手を伸ばした。
ぴらーり。
「きゃあ!いきなりスカート捲らないで!」
「お前…最近、銃持ち歩いてないんだな」
以前は捲った太ももの場所に小さいながらもそこそこの威力は期待できる銃が固定されていた。
今持ち歩いていないところを見るに、タンスの肥やしになっているのだろう。
「…だって、重いんだもん。重心傾いちゃうし」
「意味ねぇな…ちゃんと持ち歩け」
「はぁい」
ダンテはため息と共に小さく小突くと、ようやくディーヴァを抱き締めたのだった。
悪魔も退治し終え魔具達は先に袋に詰めて休ませてある。
邪魔者にはとっとと退散させる、ダンテらしいといえばダンテらしい。
悪魔の大元も絶ったおかげで、湖もすっかり元通り。
波ひとつ立たず静かなものだ。
水着に着替えたディーヴァはダンテの了解のもと、ようやく湖に足をつけた。
「ひゃ、けっこう冷たーい!」
「気持ちいいだろ?」
「うん、とても…」
嬉しそうにちゃぷちゃぷと水を蹴るディーヴァを、ダンテはじっと見つめた。