mission 18:praceful and lively days ~長い長い日々の始まり~
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と、ダンテがネヴァンを呼んでいるのが聞こえる。
「あ、ベオウルフと交代みたいね」
「肉弾戦に飽きたようだぞ」
「うーん、一度水中ライブしてクセになったのかも…」
以前、ダンテがディーヴァの通っていた高校に来た時、彼はプールに巣食う悪魔をまとめて倒すためにネヴァンを使った。
その際、水中ライブのような退治方法をとったのだがあれは楽しかった、と何度も話していた。
「じゃあ、水中ライブで思う存分啼かせてもらおうかしらね!」
バッと衣服を脱ぎ捨てるような動きと共に露になるのはいつもの半裸……ではなく、コウモリをビキニの形に変えたらしい水着姿。
コウモリ、なんと便利なやつだ!!
ほほほ!マイスイート!などと叫びながら、水の中に飛び込んでいくネヴァン。
お前キャラ崩壊激しくない?とは思っても言ってはいけない。
そしてネヴァンは、ダンテの元へたどり着くといつものギターの姿に身を転じ、戦いに参加した。
『ねえ、ダンテ』
自身を使い悪魔をばったばったとなぎ倒すダンテに、ネヴァンは気になっていたことを聞いた。
ディーヴァは戦えないというのに、なぜここにいるのか。
戦いの手伝いがしたいという話ではあったが、あれでは手伝いというより応援に近い。
『私達魔具はともかく、何でディーヴァを連れてくる気になったのかしら?泳ぎに来たいなら悪魔を退治したあとでゆっくり来ればよかったじゃない。これからはずっと一緒にいられるんでしょう?』
ネヴァンの意見はごもっとも。
だが、ダンテは目の前の敵を見据えたまま、迷いのない瞳で言った。
「ずっと一緒にいられるからこそだ。どんな時も隣にいて欲しい。一緒の時間を、一秒一秒を大切にしたいんだ」
『そう…』
ダンテはディーヴァを悪魔退治の時ですら隣に置いておきたいからこそ、この行動をとったらしい。
愛も過ぎれば重いだけだが、依存しまくりのこの2人ならばどちらの愛も重そうだ。
気にするだけ無駄な気がした。
「んなことより、気色悪い悪魔をブッ倒して早いとこオレにディーヴァを補給させろ」
『はいはい』
その問答の間にも敵は確実に減っていった。
そしてこちらは戦いから少し離れた湖のほとりで休むディーヴァ達。
ネヴァンと交代したベオウルフを交えてのバカンスの続きだ。
とは言ってもベオウルフは悪魔の姿のままだとかなりの巨体。
魔具の姿のまま、椅子の上に置かれての参加である。
「森の中で水辺だから都市部よりは涼しいけど、やっぱり暑いよねぇ。…足だったら湖に浸かっても平気かな?」
ちらっと湖を確認するが、戦いの場所とは離れていて静かなもの。
悪魔がいるような気配は皆無なのだが、ダンテに言われここへ来てからディーヴァはまだ湖に触れていない。
危ないのはわかるがいい加減、水遊びがしたい。
『暑いのは夏だから当たり前だ。悪魔がいなくなるまでの間くらいは、少し我慢したらどうだ』
「えー、そんなあ…。ちょーっとくらいなら…」
『足を入れた途端に食いつかれてもいいのか』
「やっぱやめる」
水飛沫をあげるダンテを羨ましげに遠く見据え、ディーヴァはしょんぽり顔。
見兼ねたケルベロスが立ち上がる。
「よし、涼しくしてやろう」
ケルベロスは氷霧を周りに発生させ、ぐんぐん気温が下がらせていく。
地面が、草木が、湖の表面が一部凍った。
「涼しいっ!ありがとうケルー!!」
「何、ディーヴァが喜ぶならこのくらいいくらでもするぞ」
ディーヴァがひんやりしたケルベロスを抱き締めて頬擦りした。
「あ、ベオウルフと交代みたいね」
「肉弾戦に飽きたようだぞ」
「うーん、一度水中ライブしてクセになったのかも…」
以前、ダンテがディーヴァの通っていた高校に来た時、彼はプールに巣食う悪魔をまとめて倒すためにネヴァンを使った。
その際、水中ライブのような退治方法をとったのだがあれは楽しかった、と何度も話していた。
「じゃあ、水中ライブで思う存分啼かせてもらおうかしらね!」
バッと衣服を脱ぎ捨てるような動きと共に露になるのはいつもの半裸……ではなく、コウモリをビキニの形に変えたらしい水着姿。
コウモリ、なんと便利なやつだ!!
ほほほ!マイスイート!などと叫びながら、水の中に飛び込んでいくネヴァン。
お前キャラ崩壊激しくない?とは思っても言ってはいけない。
そしてネヴァンは、ダンテの元へたどり着くといつものギターの姿に身を転じ、戦いに参加した。
『ねえ、ダンテ』
自身を使い悪魔をばったばったとなぎ倒すダンテに、ネヴァンは気になっていたことを聞いた。
ディーヴァは戦えないというのに、なぜここにいるのか。
戦いの手伝いがしたいという話ではあったが、あれでは手伝いというより応援に近い。
『私達魔具はともかく、何でディーヴァを連れてくる気になったのかしら?泳ぎに来たいなら悪魔を退治したあとでゆっくり来ればよかったじゃない。これからはずっと一緒にいられるんでしょう?』
ネヴァンの意見はごもっとも。
だが、ダンテは目の前の敵を見据えたまま、迷いのない瞳で言った。
「ずっと一緒にいられるからこそだ。どんな時も隣にいて欲しい。一緒の時間を、一秒一秒を大切にしたいんだ」
『そう…』
ダンテはディーヴァを悪魔退治の時ですら隣に置いておきたいからこそ、この行動をとったらしい。
愛も過ぎれば重いだけだが、依存しまくりのこの2人ならばどちらの愛も重そうだ。
気にするだけ無駄な気がした。
「んなことより、気色悪い悪魔をブッ倒して早いとこオレにディーヴァを補給させろ」
『はいはい』
その問答の間にも敵は確実に減っていった。
そしてこちらは戦いから少し離れた湖のほとりで休むディーヴァ達。
ネヴァンと交代したベオウルフを交えてのバカンスの続きだ。
とは言ってもベオウルフは悪魔の姿のままだとかなりの巨体。
魔具の姿のまま、椅子の上に置かれての参加である。
「森の中で水辺だから都市部よりは涼しいけど、やっぱり暑いよねぇ。…足だったら湖に浸かっても平気かな?」
ちらっと湖を確認するが、戦いの場所とは離れていて静かなもの。
悪魔がいるような気配は皆無なのだが、ダンテに言われここへ来てからディーヴァはまだ湖に触れていない。
危ないのはわかるがいい加減、水遊びがしたい。
『暑いのは夏だから当たり前だ。悪魔がいなくなるまでの間くらいは、少し我慢したらどうだ』
「えー、そんなあ…。ちょーっとくらいなら…」
『足を入れた途端に食いつかれてもいいのか』
「やっぱやめる」
水飛沫をあげるダンテを羨ましげに遠く見据え、ディーヴァはしょんぽり顔。
見兼ねたケルベロスが立ち上がる。
「よし、涼しくしてやろう」
ケルベロスは氷霧を周りに発生させ、ぐんぐん気温が下がらせていく。
地面が、草木が、湖の表面が一部凍った。
「涼しいっ!ありがとうケルー!!」
「何、ディーヴァが喜ぶならこのくらいいくらでもするぞ」
ディーヴァがひんやりしたケルベロスを抱き締めて頬擦りした。