mission 18:praceful and lively days ~長い長い日々の始まり~
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「そのキスマーク、なかなか取れないわね」
「!?」
じっと見つめてきて何を言うかと思ったら、いきなりネヴァンがそんなことを言ってきた。
ディーヴァは手で覆い、それを隠そうと躍起になった。
「恥じることはないわ。それは立派な愛の証」
「そうかもしれないけどあたしは恥ずかしいよ…」
「なら、私と歩けば私に視線が集中して恥ずかしくないはずね」
「そりゃ、まあね」
ここで今一度ネヴァンの姿を思い出してみよう。
裸体にコウモリを大事な部分にだけ纏い、胸にいたっては髪で上手く隠れているという非常に際どいものだ。
敵として相対していた時など、纏っているコウモリを引き剥がして攻撃したのだからさらに全裸に近く、際どい状態であった。
この裸に近い状態で歩けば、捕まるレベルで注目されるのには間違いない。
というか出歩いても平気なのだろうか…。
「お外、歩けるの?」
「ダンテがいいと言うならね」
パアアアア!!
ディーヴァは笑顔になった。
ダンテとずっと一緒にいると望んだし仕事もやる予定だけれど、いつでも遊べるような女友達は捕まらない。
だが、ここにいい女友達がいたじゃないか!
「じゃあお洋服買いに行かない?ネヴァンだって着る物がないと困るでしょ?」
「嬉しいこと言ってくれるのね、食べちゃいたい」
にっこり微笑みながらディーヴァの頬をつんつん突くネヴァン。
すかさずケルベロスが待ったをかけた。
「おい、ダンテに殺されるぞ」
「わかってるわケルベロス。ディーヴァ、許可がもらえたら行きましょうね、でも今はこれで平気よ」
言うが早いか、ネヴァンがパチンと指を鳴らすとまるで魔法のようにすべてが変わった。
コウモリの色合いを保ったままではあるが、あっという間にネヴァンの衣服がキャミソールドレスのような艶やかな絹地の衣装に変貌する。
真っ赤な髪色はそのままに、肌の色まで透き通るような白い肌になっていた。
「か、変えられたんだぁ…」
「淫魔ですもの。相手の望む姿を取れてなんぼでしょ。さて、一緒に出掛けてもいいけど、食事の際は大変よ?」
「?…どして?」
今度はディーヴァの頬を細長い指で撫で、ぷっくりした形のよい唇をなぞりあげる。
ちょっと百合々しいぞ!
「私の食事は精気や魔力よ。それともようやくディーヴァを味わわせてくれる?
ベオウルフにはあげたのに私にはくれないのかしら?」
「うっ…、あれは前からの約束だったから…」
「おい、ネヴァンいい加減にしろ」
今一度ケルベロスの止める声が鋭く響く。
ネヴァンは不服そうに鼻を鳴らしてディーヴァから手を離した。
「ケルベロスだって欲しがっていたはず。今もほしいくせに」
「………確かに」
幾度となく嗅いできた天使の血の香り。
それは思い出すだけでもよだれものであり、喉から手が出そうなほど欲しくてたまらなくなる。
ディーヴァはネヴァンだけでなくケルベロスの目の奥の、その秘められた感情を読み取った。
「はあ…ダンテがいない時に、ほんのちょっとならね。下手に怪我したり傷があると心配されちゃうから」
「心配どころの騒ぎではない気がするがな」
ディーヴァが怪我したり病気したり…その片鱗を少しでも見せようものなら、ダンテはおかしいくらいの動揺と混乱と、時に狂気すら見せる。
「バレたら質屋行きかもよ。…あたしがさせないけど。もしも質屋に入れられそうになったらあたしが許可するからダンテと戦っていいよ~」
ケラケラ笑うディーヴァ。
相手は恋人だというのに、そんなことを許可してしまっていいのだろうか。
「セイレーン退治の時のケルなんて、ほーんと怖かったもんね。あれならダンテにも負けなさそう」
「あらそうなの」
「まあ…暴れたくてな」
クスクス笑って会話していると、遠くでダンテが悪魔を上空にアッパーで打ち上げるところだった。
「!?」
じっと見つめてきて何を言うかと思ったら、いきなりネヴァンがそんなことを言ってきた。
ディーヴァは手で覆い、それを隠そうと躍起になった。
「恥じることはないわ。それは立派な愛の証」
「そうかもしれないけどあたしは恥ずかしいよ…」
「なら、私と歩けば私に視線が集中して恥ずかしくないはずね」
「そりゃ、まあね」
ここで今一度ネヴァンの姿を思い出してみよう。
裸体にコウモリを大事な部分にだけ纏い、胸にいたっては髪で上手く隠れているという非常に際どいものだ。
敵として相対していた時など、纏っているコウモリを引き剥がして攻撃したのだからさらに全裸に近く、際どい状態であった。
この裸に近い状態で歩けば、捕まるレベルで注目されるのには間違いない。
というか出歩いても平気なのだろうか…。
「お外、歩けるの?」
「ダンテがいいと言うならね」
パアアアア!!
ディーヴァは笑顔になった。
ダンテとずっと一緒にいると望んだし仕事もやる予定だけれど、いつでも遊べるような女友達は捕まらない。
だが、ここにいい女友達がいたじゃないか!
「じゃあお洋服買いに行かない?ネヴァンだって着る物がないと困るでしょ?」
「嬉しいこと言ってくれるのね、食べちゃいたい」
にっこり微笑みながらディーヴァの頬をつんつん突くネヴァン。
すかさずケルベロスが待ったをかけた。
「おい、ダンテに殺されるぞ」
「わかってるわケルベロス。ディーヴァ、許可がもらえたら行きましょうね、でも今はこれで平気よ」
言うが早いか、ネヴァンがパチンと指を鳴らすとまるで魔法のようにすべてが変わった。
コウモリの色合いを保ったままではあるが、あっという間にネヴァンの衣服がキャミソールドレスのような艶やかな絹地の衣装に変貌する。
真っ赤な髪色はそのままに、肌の色まで透き通るような白い肌になっていた。
「か、変えられたんだぁ…」
「淫魔ですもの。相手の望む姿を取れてなんぼでしょ。さて、一緒に出掛けてもいいけど、食事の際は大変よ?」
「?…どして?」
今度はディーヴァの頬を細長い指で撫で、ぷっくりした形のよい唇をなぞりあげる。
ちょっと百合々しいぞ!
「私の食事は精気や魔力よ。それともようやくディーヴァを味わわせてくれる?
ベオウルフにはあげたのに私にはくれないのかしら?」
「うっ…、あれは前からの約束だったから…」
「おい、ネヴァンいい加減にしろ」
今一度ケルベロスの止める声が鋭く響く。
ネヴァンは不服そうに鼻を鳴らしてディーヴァから手を離した。
「ケルベロスだって欲しがっていたはず。今もほしいくせに」
「………確かに」
幾度となく嗅いできた天使の血の香り。
それは思い出すだけでもよだれものであり、喉から手が出そうなほど欲しくてたまらなくなる。
ディーヴァはネヴァンだけでなくケルベロスの目の奥の、その秘められた感情を読み取った。
「はあ…ダンテがいない時に、ほんのちょっとならね。下手に怪我したり傷があると心配されちゃうから」
「心配どころの騒ぎではない気がするがな」
ディーヴァが怪我したり病気したり…その片鱗を少しでも見せようものなら、ダンテはおかしいくらいの動揺と混乱と、時に狂気すら見せる。
「バレたら質屋行きかもよ。…あたしがさせないけど。もしも質屋に入れられそうになったらあたしが許可するからダンテと戦っていいよ~」
ケラケラ笑うディーヴァ。
相手は恋人だというのに、そんなことを許可してしまっていいのだろうか。
「セイレーン退治の時のケルなんて、ほーんと怖かったもんね。あれならダンテにも負けなさそう」
「あらそうなの」
「まあ…暴れたくてな」
クスクス笑って会話していると、遠くでダンテが悪魔を上空にアッパーで打ち上げるところだった。