mission 18:praceful and lively days ~長い長い日々の始まり~
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映画が終わってもうあたりは夜もいい時間帯だ。
ダンテとディーヴァは夕飯を外で軽く済ませ、家に帰ってきていた。
今はバスタイムも終わらせて、あとは寝るだけ、と映画の感想をお茶請けにナイトティーを楽しんでいた。
「映画館って初めて行ったが楽しかったぜ。また一緒に行こうな」
「うん。でも、変なことはしないでよ?ダンテったらいきなり足触ってくるんだもん。ビックリしちゃった」
「ああいうシーンではオレも便乗しないとなと思ってな。本来ならあれに負けないくらいもっと激しくしてる」
あれより激しい行動…。
なんとなくで想像したら顔が熱くなってしまった。
「もうっ!映画に対抗しないでよ」
「はは、悪い。しっかしラブシーンの時のお前、傑作だったなあ!」
ぷんすか怒るディーヴァに軽く謝り、ダンテは思い出してケラケラと笑う。
「ううう、だって恥ずかしかったんだもん。あんなのどんな顔してみればいいのよぅ…。おかげで顔を隠しちゃったよ」
「…の割りにはしっかり指の間から見てたよな?」
「だ、だってちゃんと見ないともったいないじゃん!」
顔を両手で覆い隠してはいたが、その指は隙間を開けていてばっちり行為を凝視していた。
「ま、その内同じことを経験するんだろうし、やり方がみれてよかったな」
「あら?まだまだ先のことだし、あたしがそう簡単に体を許すとでも?」
「お?悪魔とずっと一緒にいると決めた天使がずっと無垢なままでいられるとでも思ってんのか?」
ツンとすました体を装い、ディーヴァはダンテにそう言ってのける。
ダンテは対抗するようなセリフを返した。
「…ふふっ」
ディーヴァが小さく笑う。
「どうした?」
「んーん、ダンテとこうして楽しく過ごしてる今が、すっごく幸せに感じたの」
ダンテはディーヴァの言葉に目を見開き、そして優しく微笑んだ。
「オレもディーヴァといれてすごく幸せだよ」
テーブルの上で指をゆるゆると絡ませ合う。
まるで、体を重ねて睦みあっているかのような優しくふわふわした指の動き。
今、この瞬間がとても幸せで愛しい。
今だけでなく、今までも、そしてこれからもそれは変わらない。
「これで悪魔が関係しないお仕事だけだったら言うことないんだけど、ね…」
幸せだが、不安だらけ。
貧乏でもいい。
できることなら危なくない仕事をしてほしいと思うことも少なくない。
「そりゃ無理だろ。オレ自身が悪魔を憎む半魔で、狩るべき悪魔とは縁が切れねぇ。一生ついて回る『運命』だ」
それは悪魔とかかわる以上仕方ないが、やはりいつでもついてまわる感情と運命。
「嫌なら今からでも、オレから離れてどこか安全な場所に逃げるか?」
あの時バージルは一度言った。
自分からも、ダンテからも、悪魔と名のつくすべてから逃れられる場所にディーヴァという籠の鳥を放すと。
そんな場所が本当にあるのかどうか、今では疑わしいが。
そして目の前の薄い緑色をした美しく歌うカナリアもそれは望まなかった。
「ダンテから離れるなんて冗談ぽいぽいだよ!それにあたし、ダンテのとこ以外で悪魔から逃げられそうな場所知らないもん」
「だな」
飲んでいたカップを置いて立ち上がったダンテは、その胸にディーヴァを逃がさないというように閉じ込める。
「ま、オレとしてもお前を逃がす気はないけど」
「だったら言わないの」
ディーヴァはそれを怖がることなく、うれしそうに甘んじた。
ダンテとディーヴァは夕飯を外で軽く済ませ、家に帰ってきていた。
今はバスタイムも終わらせて、あとは寝るだけ、と映画の感想をお茶請けにナイトティーを楽しんでいた。
「映画館って初めて行ったが楽しかったぜ。また一緒に行こうな」
「うん。でも、変なことはしないでよ?ダンテったらいきなり足触ってくるんだもん。ビックリしちゃった」
「ああいうシーンではオレも便乗しないとなと思ってな。本来ならあれに負けないくらいもっと激しくしてる」
あれより激しい行動…。
なんとなくで想像したら顔が熱くなってしまった。
「もうっ!映画に対抗しないでよ」
「はは、悪い。しっかしラブシーンの時のお前、傑作だったなあ!」
ぷんすか怒るディーヴァに軽く謝り、ダンテは思い出してケラケラと笑う。
「ううう、だって恥ずかしかったんだもん。あんなのどんな顔してみればいいのよぅ…。おかげで顔を隠しちゃったよ」
「…の割りにはしっかり指の間から見てたよな?」
「だ、だってちゃんと見ないともったいないじゃん!」
顔を両手で覆い隠してはいたが、その指は隙間を開けていてばっちり行為を凝視していた。
「ま、その内同じことを経験するんだろうし、やり方がみれてよかったな」
「あら?まだまだ先のことだし、あたしがそう簡単に体を許すとでも?」
「お?悪魔とずっと一緒にいると決めた天使がずっと無垢なままでいられるとでも思ってんのか?」
ツンとすました体を装い、ディーヴァはダンテにそう言ってのける。
ダンテは対抗するようなセリフを返した。
「…ふふっ」
ディーヴァが小さく笑う。
「どうした?」
「んーん、ダンテとこうして楽しく過ごしてる今が、すっごく幸せに感じたの」
ダンテはディーヴァの言葉に目を見開き、そして優しく微笑んだ。
「オレもディーヴァといれてすごく幸せだよ」
テーブルの上で指をゆるゆると絡ませ合う。
まるで、体を重ねて睦みあっているかのような優しくふわふわした指の動き。
今、この瞬間がとても幸せで愛しい。
今だけでなく、今までも、そしてこれからもそれは変わらない。
「これで悪魔が関係しないお仕事だけだったら言うことないんだけど、ね…」
幸せだが、不安だらけ。
貧乏でもいい。
できることなら危なくない仕事をしてほしいと思うことも少なくない。
「そりゃ無理だろ。オレ自身が悪魔を憎む半魔で、狩るべき悪魔とは縁が切れねぇ。一生ついて回る『運命』だ」
それは悪魔とかかわる以上仕方ないが、やはりいつでもついてまわる感情と運命。
「嫌なら今からでも、オレから離れてどこか安全な場所に逃げるか?」
あの時バージルは一度言った。
自分からも、ダンテからも、悪魔と名のつくすべてから逃れられる場所にディーヴァという籠の鳥を放すと。
そんな場所が本当にあるのかどうか、今では疑わしいが。
そして目の前の薄い緑色をした美しく歌うカナリアもそれは望まなかった。
「ダンテから離れるなんて冗談ぽいぽいだよ!それにあたし、ダンテのとこ以外で悪魔から逃げられそうな場所知らないもん」
「だな」
飲んでいたカップを置いて立ち上がったダンテは、その胸にディーヴァを逃がさないというように閉じ込める。
「ま、オレとしてもお前を逃がす気はないけど」
「だったら言わないの」
ディーヴァはそれを怖がることなく、うれしそうに甘んじた。