mission 18:praceful and lively days ~長い長い日々の始まり~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
映画は、ラブロマンスというだけあってやたらと甘いムードが漂い、愛を語り合いキスするシーンが大半だった。
「いいなぁ…」
ボソッと隣に座るディーヴァが小さく呟く。
映画の光にやわらかく照らされた顔をちらと見ると、ほんのり朱に染めて羨ましがっているらしかった。
感嘆の吐息を吐きだしている。
「オレ達のが熱々だろ?」
いつもあれだけスキンシップしてキスして抱き締めて囁いて…。
自分の愛を自分のすべてをもってして伝えているのだ。
目の前の映画なんか目じゃないほどに自分とディーヴァは熱々のカップル…それもレディのいうところのラブラブすぎてバカップル、というやつだ。
なのに、今さら何を羨ましがるというのか。
自分の呟きに返事を返されたディーヴァは、驚いたようにこちらを見、しばし考え込んだ。
「………。そうかなあ…」
「ぇ゙」
予想と正反対の言葉が聞こえ、ダンテは口許をひきつらせた。
その内、甘い甘ーいシーンはより濃厚なものへと変わる。
主人公達の夜を迎えたのだ。
この作品はAVほどの激しさこそ皆無だが、実際、18禁作品である。
加えてディーヴァは去年齢18を迎えたばかりで慣れていない。
ドラマよりは少し描写のはっきりしたラブシーンが、ディーヴァの目の前に展開された。
ひゃあああ~…!!
叫びこそしないが、真っ赤になって顔を手で覆うディーヴァ。
それは想像した通りの反応であり、ダンテはニヤニヤしながら楽しんだ。
実を言うとダンテはこの映画にこういう濃厚なシーンがあるのを知っていた。
読んでいた雑誌に詳しいレビューがあったのだ。
まあ、元よりラブシーンがあろうと気にもしないが。
声に出していなくてもわかる。
ディーヴァの心中は穏やかとはかけ離れ今にも発火してしまいそうになっていることだろう。
「…悪戯してやろ」
ダンテは今こそ悪戯の時、と手をわきわきさせた。
映画に熱中するディーヴァには決して悟らせぬよう気を付け、ワンピースをするすると持ち上げる。
光に照らされいつにも増して真っ白に浮き上がる太ももがゆっくりとお目見えした。
と、そこでディーヴァも気がついたようだった。
冷房がきいた館内の風が、肌寒く足を撫で上げたからだ。
気がついた時にはダンテの手の方が早い。
そこに暖かいものが触れた。
びくっ!
「ッ!?」
さわさわとそれが太ももを上がり、足の付け根ギリギリまでを撫でていった。
この感触は肌がよく覚えている。
今まで幾度となく経験した、同じ行動。
常人より少し高い体温。
何より自分の五感がその形、感触をすべて記憶している…、ダンテの手のひら。
パッとダンテを見上げると、彼は至極嬉しそうにニヤリと笑っていた。
そしてショーツにまでその手を及ばせようとしている。
「………」
こみ上げる羞恥と憤怒。
その感情の前には、映画のラブシーンさえ入ってこない。
しかし怒ろうにも、声は出すわけにも出させるわけにもいかない。
しかたない、こういうことをしてくるのがダンテだもの。
ディーヴァは怒りをどうにかおさめると手をつねりあげないかわりに、太ももに這わされた手をやんわり両手で包み2人の間に置いた。
そしてそのまま指を絡ませてしっかりつなぎ、何事もなかったかのようにスクリーンに目を向ける。
ダンテはそのディーヴァの行動に少し驚いたようでぴくりと動いたが、ダンテ自身もその手をしっかりと握るのだった。
「いいなぁ…」
ボソッと隣に座るディーヴァが小さく呟く。
映画の光にやわらかく照らされた顔をちらと見ると、ほんのり朱に染めて羨ましがっているらしかった。
感嘆の吐息を吐きだしている。
「オレ達のが熱々だろ?」
いつもあれだけスキンシップしてキスして抱き締めて囁いて…。
自分の愛を自分のすべてをもってして伝えているのだ。
目の前の映画なんか目じゃないほどに自分とディーヴァは熱々のカップル…それもレディのいうところのラブラブすぎてバカップル、というやつだ。
なのに、今さら何を羨ましがるというのか。
自分の呟きに返事を返されたディーヴァは、驚いたようにこちらを見、しばし考え込んだ。
「………。そうかなあ…」
「ぇ゙」
予想と正反対の言葉が聞こえ、ダンテは口許をひきつらせた。
その内、甘い甘ーいシーンはより濃厚なものへと変わる。
主人公達の夜を迎えたのだ。
この作品はAVほどの激しさこそ皆無だが、実際、18禁作品である。
加えてディーヴァは去年齢18を迎えたばかりで慣れていない。
ドラマよりは少し描写のはっきりしたラブシーンが、ディーヴァの目の前に展開された。
ひゃあああ~…!!
叫びこそしないが、真っ赤になって顔を手で覆うディーヴァ。
それは想像した通りの反応であり、ダンテはニヤニヤしながら楽しんだ。
実を言うとダンテはこの映画にこういう濃厚なシーンがあるのを知っていた。
読んでいた雑誌に詳しいレビューがあったのだ。
まあ、元よりラブシーンがあろうと気にもしないが。
声に出していなくてもわかる。
ディーヴァの心中は穏やかとはかけ離れ今にも発火してしまいそうになっていることだろう。
「…悪戯してやろ」
ダンテは今こそ悪戯の時、と手をわきわきさせた。
映画に熱中するディーヴァには決して悟らせぬよう気を付け、ワンピースをするすると持ち上げる。
光に照らされいつにも増して真っ白に浮き上がる太ももがゆっくりとお目見えした。
と、そこでディーヴァも気がついたようだった。
冷房がきいた館内の風が、肌寒く足を撫で上げたからだ。
気がついた時にはダンテの手の方が早い。
そこに暖かいものが触れた。
びくっ!
「ッ!?」
さわさわとそれが太ももを上がり、足の付け根ギリギリまでを撫でていった。
この感触は肌がよく覚えている。
今まで幾度となく経験した、同じ行動。
常人より少し高い体温。
何より自分の五感がその形、感触をすべて記憶している…、ダンテの手のひら。
パッとダンテを見上げると、彼は至極嬉しそうにニヤリと笑っていた。
そしてショーツにまでその手を及ばせようとしている。
「………」
こみ上げる羞恥と憤怒。
その感情の前には、映画のラブシーンさえ入ってこない。
しかし怒ろうにも、声は出すわけにも出させるわけにもいかない。
しかたない、こういうことをしてくるのがダンテだもの。
ディーヴァは怒りをどうにかおさめると手をつねりあげないかわりに、太ももに這わされた手をやんわり両手で包み2人の間に置いた。
そしてそのまま指を絡ませてしっかりつなぎ、何事もなかったかのようにスクリーンに目を向ける。
ダンテはそのディーヴァの行動に少し驚いたようでぴくりと動いたが、ダンテ自身もその手をしっかりと握るのだった。