mission 2:kiss me ~久しぶりのデートとそして…~
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朝食をしっかりと取り、今日の1日の予定を決める。
「さて、今日はオレとディーヴァが朝から晩まで過ごせる貴重な日…休日だっ!
前に行ったとこにでも買い物デートとしゃれこまねぇか?」
「うん。色々と必要な物をいーっぱい買わないといけないもんね」
「2人で激しく動いても落ちない、広いベッドとかな!」
「ベッドは眠るための物よ?激しく動く必要ないでしょ。
どんだけ寝相悪いんだか…」
「ふっふっふっ。理由はその内、イヤってほどわかる」
良からぬことを企む時の、ダンテのこの笑みには嫌な予感しかしない。
ディーヴァはそれ以上問いただすのを止めた。
お出かけ用の洋服に着替え、軽く化粧を施し準備完了。
部屋を出たところではダンテもきちんと私服に着替え終わって待っていた。
「いつ見てもかわいいな、さすがはオレのディーヴァだ」
ウンウンと頷いてその腕に抱き寄せる。
ディーヴァの格好はふわふわモヘア素材の真っ白なセーターワンピースに、白のレーシータイツ、ステッチの利いたモカブラウンのウエスタンブーツ、赤のベレー帽というシンプルな出で立ちだった。
その長い髪は緩くヘアアイロンで巻かれゆるやかにウェーブを形作っている。
「そうかな?普通…だと思うけど。
ダンテこそかっこいいよ」
ダンテはアイボリーのセーターに、ダークブラウンのコーデュロイパンツ、赤と灰色を基調としたシックな長シャツを肩から下げて胸で結んでいる。
こちらもなかなかシンプルな物だが、モデルがいいからか、よく似合っていた。
「惚れ直してくれたか?」
「うん。でも、ダンテのことはこれ以上ないくらい大好きだよ!」
体の前に回された腕をぎゅーっと抱き締めるディーヴァ。
ダンテは嬉しそうに笑うと、ディーヴァをお姫様だっこしてそのまま階下へ降りた。
階段わきのクローゼットからは『リア充が過ぎてただの馬鹿ップル』とでも言うような、数人のため息がかすかに聞こえた。
「まだ寒いからな、しっかり防寒しろ」
「そっちもね」
「オレはいいんだ、寒さに強いし風邪はよっぽどじゃないとひかないから」
「馬鹿は風邪ひかな「何だって?」なんでもなーい」
ディーヴァはカーキのモッズコートを羽織りくるくるとマフラーを首に巻き、ダンテはあまり寒くないの一点張りでマフラーのみを巻いた。
「ディーヴァ、わすれもんだ」
「?」
バイクの後輪座席へとよじ登るディーヴァに、ダンテは赤の塊を投げて寄越す。
上手くキャッチしたそれは通学時にも使っている手袋だった。
「ディーヴァの大事なおててが走行時の風でカッサカサになったら大変だからな。手袋もしっかりはめろ?」
「手、繋げなくなっちゃうよ」
「手を繋ぐよりディーヴァの手が乾燥するほうが大変だ。
それに運転中は手なんか繋げないだろ?
オレなら余裕だろうが、ディーヴァが乗ってるのに危ない真似できねぇって。
運転ルールは守るぜ」
「それもそっか。了解であります!」
ブロロロロ…。
ダンテとディーヴァを乗せたバイクが風を切って前へ進む。
スピードを出しすぎず、ゆっくりと周りの景色を楽しみながらのダンデム。
景色と言ってもただの街並みだが。
「ちょっと前までは町中がハート柄や花束を持つ人であふれてたよね」
少し前までハート、赤、ピンクなどで彩られていた街並み。
今はそんな物はどこにもなく、寒い風が時おり吹いてくるのみだった。
「今は違うみたいだな」
「バレンタイン終わったあとだからしかたないよ」
バレンタイン。
その言葉に動揺したか、ダンテの握るハンドルが若干揺れ動いた。
「は、…?バ、バレンタイン……終わったのか!いつの間に!」
何やら少しくらいは計画を立てていたのか、ダンテは驚いたあとがっくりと落ち込む。
ディーヴァは後ろでため息を吐いた。
「つい先日終わったでしょ。あたしがおやつにガトーショコラとトリュフ用意した日」
バレンタインデー当日。
ダンテは知らず食べていたのだが、ディーヴァはバレンタインということでガトーショコラとトリュフをダンテのために用意したのだ。
ダンテからは何もなかったが、そんなのはおかまいなし。
自分が作りたいものを作りたいときに作る!
これがディーヴァのモットーである。
「あぁ…あの日か。だから珍しくチョコレート系だったのか。知らなかった…」
「ダンテ、頼むからカレンダーくらい見てよ」
この分だと、ディーヴァが休日か否かくらいしか日付を見ていないのではなかろうか。
そんなことを思いながらも、前にも行ったショッピングモールに到着した2人だった。
「さて、今日はオレとディーヴァが朝から晩まで過ごせる貴重な日…休日だっ!
前に行ったとこにでも買い物デートとしゃれこまねぇか?」
「うん。色々と必要な物をいーっぱい買わないといけないもんね」
「2人で激しく動いても落ちない、広いベッドとかな!」
「ベッドは眠るための物よ?激しく動く必要ないでしょ。
どんだけ寝相悪いんだか…」
「ふっふっふっ。理由はその内、イヤってほどわかる」
良からぬことを企む時の、ダンテのこの笑みには嫌な予感しかしない。
ディーヴァはそれ以上問いただすのを止めた。
お出かけ用の洋服に着替え、軽く化粧を施し準備完了。
部屋を出たところではダンテもきちんと私服に着替え終わって待っていた。
「いつ見てもかわいいな、さすがはオレのディーヴァだ」
ウンウンと頷いてその腕に抱き寄せる。
ディーヴァの格好はふわふわモヘア素材の真っ白なセーターワンピースに、白のレーシータイツ、ステッチの利いたモカブラウンのウエスタンブーツ、赤のベレー帽というシンプルな出で立ちだった。
その長い髪は緩くヘアアイロンで巻かれゆるやかにウェーブを形作っている。
「そうかな?普通…だと思うけど。
ダンテこそかっこいいよ」
ダンテはアイボリーのセーターに、ダークブラウンのコーデュロイパンツ、赤と灰色を基調としたシックな長シャツを肩から下げて胸で結んでいる。
こちらもなかなかシンプルな物だが、モデルがいいからか、よく似合っていた。
「惚れ直してくれたか?」
「うん。でも、ダンテのことはこれ以上ないくらい大好きだよ!」
体の前に回された腕をぎゅーっと抱き締めるディーヴァ。
ダンテは嬉しそうに笑うと、ディーヴァをお姫様だっこしてそのまま階下へ降りた。
階段わきのクローゼットからは『リア充が過ぎてただの馬鹿ップル』とでも言うような、数人のため息がかすかに聞こえた。
「まだ寒いからな、しっかり防寒しろ」
「そっちもね」
「オレはいいんだ、寒さに強いし風邪はよっぽどじゃないとひかないから」
「馬鹿は風邪ひかな「何だって?」なんでもなーい」
ディーヴァはカーキのモッズコートを羽織りくるくるとマフラーを首に巻き、ダンテはあまり寒くないの一点張りでマフラーのみを巻いた。
「ディーヴァ、わすれもんだ」
「?」
バイクの後輪座席へとよじ登るディーヴァに、ダンテは赤の塊を投げて寄越す。
上手くキャッチしたそれは通学時にも使っている手袋だった。
「ディーヴァの大事なおててが走行時の風でカッサカサになったら大変だからな。手袋もしっかりはめろ?」
「手、繋げなくなっちゃうよ」
「手を繋ぐよりディーヴァの手が乾燥するほうが大変だ。
それに運転中は手なんか繋げないだろ?
オレなら余裕だろうが、ディーヴァが乗ってるのに危ない真似できねぇって。
運転ルールは守るぜ」
「それもそっか。了解であります!」
ブロロロロ…。
ダンテとディーヴァを乗せたバイクが風を切って前へ進む。
スピードを出しすぎず、ゆっくりと周りの景色を楽しみながらのダンデム。
景色と言ってもただの街並みだが。
「ちょっと前までは町中がハート柄や花束を持つ人であふれてたよね」
少し前までハート、赤、ピンクなどで彩られていた街並み。
今はそんな物はどこにもなく、寒い風が時おり吹いてくるのみだった。
「今は違うみたいだな」
「バレンタイン終わったあとだからしかたないよ」
バレンタイン。
その言葉に動揺したか、ダンテの握るハンドルが若干揺れ動いた。
「は、…?バ、バレンタイン……終わったのか!いつの間に!」
何やら少しくらいは計画を立てていたのか、ダンテは驚いたあとがっくりと落ち込む。
ディーヴァは後ろでため息を吐いた。
「つい先日終わったでしょ。あたしがおやつにガトーショコラとトリュフ用意した日」
バレンタインデー当日。
ダンテは知らず食べていたのだが、ディーヴァはバレンタインということでガトーショコラとトリュフをダンテのために用意したのだ。
ダンテからは何もなかったが、そんなのはおかまいなし。
自分が作りたいものを作りたいときに作る!
これがディーヴァのモットーである。
「あぁ…あの日か。だから珍しくチョコレート系だったのか。知らなかった…」
「ダンテ、頼むからカレンダーくらい見てよ」
この分だと、ディーヴァが休日か否かくらいしか日付を見ていないのではなかろうか。
そんなことを思いながらも、前にも行ったショッピングモールに到着した2人だった。