mission 18:praceful and lively days ~長い長い日々の始まり~
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レディはため息と共にぼそりと呟く。
「お盛んね」
ボッ!!
その途端、真っ赤に染まるディーヴァの顔。
「あらあら真っ赤。熱中症にならないようにね」
「はぅぅぅ…」
つんつん、ディーヴァの頬をつついて遊ぶレディと。
「熱中症になったらオレがかかえて冷やしてやる。直接肌同士を重ねてな」
「うひゃあ!ダンテは体温高いからだめっ!」
抱き寄せて遊ぶダンテ。
「はいはいゴチソウサマ。
こう暑いのに熱いのはやめてちょうだい。バカップルのどうどうめぐりは暑苦しくてこっちが熱中症になりそうよ」
「おいおい、バカップルって…」
「そんなつもりはないのにぃ…」
そんなバカップルのちちくりあいはさておき。
レディは定期的にとりにくる約束である、借金の取り立てに来たらしかった。
炎天下の下で話をしていても本当に熱中症になるだけだと、もう一度屋内に入る。
冷房を消したばかりのそこはまだひんやりとしていた。
「暑い中ご苦労なことだな」
「2人のせいで余計暑くなったわよ。そんなことよりほら早く」
「おいディーヴァ」
「ん、ちょっと待ってね」
くいっと顎でしゃくって指し示したダンテに頷くディーヴァ。
言わずともお互いの言いたいことがわかる、ツーカーの関係。
「ほらよ」
ダンテはディーヴァが持ってきた茶封筒を受けとると、レディの差し出す手のひらにポンと乗せた。
ズシッ。
いつもの数倍以上の重さだ。
「重いわね」
石でも入っているのではないかと、中身を確認するレディ。
だが石など入っておらず中にあるのは札束ばかり。
ひぃふぅみぃ、パラパラ札束を数えてみるとかなりの枚数があるとわかった。
「珍しいじゃない、こんなに返してくれるなんて」
「実入りのいい悪魔退治のお仕事に行ったばかりなの」
「そういうことだ」
にこにこ笑うダンテとディーヴァは、借金が一部でも返済できて嬉しいのだ。
「ふぅん、まあいいけど。これからデートなんでしょ?邪魔して悪かったわね」
「まったくだ」
「こら、ダンテ!…あたし達こそ借金返すの遅くてごめんね」
「ディーヴァの借金じゃないのよ、謝っちゃダメ。それにしてもかわいい格好ね。首元がいただけないけど」
花柄のワンピースは極々薄く、少しの風でひらひらと舞い踊る。
フリルギャザーがたっぷり寄せられた白いカーディガンが女の子らしさをこれでもかと主張していた。
だが穢れなき乙女のようなそれと裏腹に、その首には鬱血痕。
非常にいただけない。
これでは文字通り穢された天使だ。
「首のコレがあるからイイんだろ、ロマンのわからんやつだな」
「レディは男のロマンなんてわかりたくないと思うよ。
これからお買い物と映画に行くんだよ、レディも来…「誘うなディーヴァ」え、なんで」
お出掛けするならみんなでわいわいの方が楽しい。
気軽に誘うディーヴァだが、ダンテによって止められてしまった。
「デートなんだから当たり前だろうが!…だからお前も邪魔するなよ」
「しないわよ、狂犬に噛みつかれそうだし?」
着いて行こうものなら、すごい顔で睨んでくる目の前の男が決して許さないだろうとわかる。
自分に攻撃が飛んでくるのなら返り討ちにしてやればいいだけのことだが、そうでない場合…例えばディーヴァにしわ寄せが来たら大変だ。
ディーヴァが誘ったからだという理由で、ディーヴァにあーんなことやこーんなことを強要するダンテは想像に難くない。
そして想像の中のダンテは凶悪な悪魔の表情だ。
「それじゃ確かに受け取ったわ。またね、ディーヴァ」
「うん、レディも」
レディとは事務所の外で別れ、ダンテとディーヴァはデート先へとタンデム発進した。
「ちゃんとヘルメットのベルトはしめたな?しっかり掴まってろよ」
キスマークなんて物を付けられて散々な目にあったが、これでようやくダンテにデートへ連れて行ってもらえる。
ディーヴァは嬉しそうにぎゅうとダンテの腰にしがみついた。
「お盛んね」
ボッ!!
その途端、真っ赤に染まるディーヴァの顔。
「あらあら真っ赤。熱中症にならないようにね」
「はぅぅぅ…」
つんつん、ディーヴァの頬をつついて遊ぶレディと。
「熱中症になったらオレがかかえて冷やしてやる。直接肌同士を重ねてな」
「うひゃあ!ダンテは体温高いからだめっ!」
抱き寄せて遊ぶダンテ。
「はいはいゴチソウサマ。
こう暑いのに熱いのはやめてちょうだい。バカップルのどうどうめぐりは暑苦しくてこっちが熱中症になりそうよ」
「おいおい、バカップルって…」
「そんなつもりはないのにぃ…」
そんなバカップルのちちくりあいはさておき。
レディは定期的にとりにくる約束である、借金の取り立てに来たらしかった。
炎天下の下で話をしていても本当に熱中症になるだけだと、もう一度屋内に入る。
冷房を消したばかりのそこはまだひんやりとしていた。
「暑い中ご苦労なことだな」
「2人のせいで余計暑くなったわよ。そんなことよりほら早く」
「おいディーヴァ」
「ん、ちょっと待ってね」
くいっと顎でしゃくって指し示したダンテに頷くディーヴァ。
言わずともお互いの言いたいことがわかる、ツーカーの関係。
「ほらよ」
ダンテはディーヴァが持ってきた茶封筒を受けとると、レディの差し出す手のひらにポンと乗せた。
ズシッ。
いつもの数倍以上の重さだ。
「重いわね」
石でも入っているのではないかと、中身を確認するレディ。
だが石など入っておらず中にあるのは札束ばかり。
ひぃふぅみぃ、パラパラ札束を数えてみるとかなりの枚数があるとわかった。
「珍しいじゃない、こんなに返してくれるなんて」
「実入りのいい悪魔退治のお仕事に行ったばかりなの」
「そういうことだ」
にこにこ笑うダンテとディーヴァは、借金が一部でも返済できて嬉しいのだ。
「ふぅん、まあいいけど。これからデートなんでしょ?邪魔して悪かったわね」
「まったくだ」
「こら、ダンテ!…あたし達こそ借金返すの遅くてごめんね」
「ディーヴァの借金じゃないのよ、謝っちゃダメ。それにしてもかわいい格好ね。首元がいただけないけど」
花柄のワンピースは極々薄く、少しの風でひらひらと舞い踊る。
フリルギャザーがたっぷり寄せられた白いカーディガンが女の子らしさをこれでもかと主張していた。
だが穢れなき乙女のようなそれと裏腹に、その首には鬱血痕。
非常にいただけない。
これでは文字通り穢された天使だ。
「首のコレがあるからイイんだろ、ロマンのわからんやつだな」
「レディは男のロマンなんてわかりたくないと思うよ。
これからお買い物と映画に行くんだよ、レディも来…「誘うなディーヴァ」え、なんで」
お出掛けするならみんなでわいわいの方が楽しい。
気軽に誘うディーヴァだが、ダンテによって止められてしまった。
「デートなんだから当たり前だろうが!…だからお前も邪魔するなよ」
「しないわよ、狂犬に噛みつかれそうだし?」
着いて行こうものなら、すごい顔で睨んでくる目の前の男が決して許さないだろうとわかる。
自分に攻撃が飛んでくるのなら返り討ちにしてやればいいだけのことだが、そうでない場合…例えばディーヴァにしわ寄せが来たら大変だ。
ディーヴァが誘ったからだという理由で、ディーヴァにあーんなことやこーんなことを強要するダンテは想像に難くない。
そして想像の中のダンテは凶悪な悪魔の表情だ。
「それじゃ確かに受け取ったわ。またね、ディーヴァ」
「うん、レディも」
レディとは事務所の外で別れ、ダンテとディーヴァはデート先へとタンデム発進した。
「ちゃんとヘルメットのベルトはしめたな?しっかり掴まってろよ」
キスマークなんて物を付けられて散々な目にあったが、これでようやくダンテにデートへ連れて行ってもらえる。
ディーヴァは嬉しそうにぎゅうとダンテの腰にしがみついた。