mission 18:praceful and lively days ~長い長い日々の始まり~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「んー、いいカンジだ」
たくさんの華をディーヴァの白い肌に咲かせた花咲か爺ならぬ花咲か半魔は、その出来栄えを満足そうに見つめる。
ダンテと反対に、ディーヴァは鏡の中の自分を見て頭を抱えた。
「これでディーヴァがオレの物だと世の男共に知らしめられる」
「はあ…ダンテはそれで満足だろうけど、これじゃ消えるまで友達と遊びにも行けないじゃない。どうするのよ」
「まあ、気にするな」
これは消えるまで時間がかかりそうだ。
しかもタートルネックでも隠せなさそうなそんな位置にまで及んでいた。
「隠したら何にもならないからな、隠すなよ?」
「………わかった」
隠したい思いでいっぱいだが、隠すには包帯か絆創膏しかない。
そしてディーヴァもこの暑い季節に包帯なんぞ巻きたくはないし、絆創膏は剥がす時の皮膚を引き剥がすような痛みが嫌いだ。
ディーヴァは大人しくダンテの言葉に従い、デートに行くために着替えることにした。
さらっとした素材の薄手の花柄ワンピースとカーディガンに着替えたディーヴァの胸元には、ダンテから贈られたガーネットと真珠のネックレスがキラリと光る。
そしてその周りや上を彩るように、ダンテの施した所有の印が咲き誇っていた。
「どう?こんな感じのコーディネートでいい?」
「もちろん」
穢れを知らない清楚な彼女に、ただひとつ穢された部分。
それが他の者によってつけられているなら許しがたいが、それをつけたのは他でもない、自分。
これほど嬉しいことはない。
「あ~…今すぐにでも、ディーヴァのこと食べてぇな…」
それを考えると自分の悪魔敵な部分だけではない、人間的な部分すらもディーヴァという捕食対象を手に入れたくてたまらなくなる。
ディーヴァは一言でギラギラした目のダンテをいさめた。
「食べたらダンテのこと嫌いになるからね」
「おっと、そりゃ勘弁。じゃあ、食事は諦めて出掛けるとしますか!」
差し出された肘にやんわりと腕を絡ませたディーヴァは、ダンテにひっつくことで恥ずかしい痕を隠そうなどと無駄な抵抗をしながら、玄関の扉を開け放った。
今日も暑い。
ダンテとタンデムする予定のバイクの金属部分は熱そうだなぁ…などと空に浮かぶ太陽を見上げながら。
「あら、今からお出掛け?」
眩しい太陽を仰ぎ見ていると、通り沿いから聞き覚えのある声が。
ダンテと2人、声の方へ振り返れば黒髪でヘテロクロミアの女性がこちらに颯爽と歩いてきていた。
「レディ。久しぶりだね」
「久しぶり、ディーヴァ。えぇと、なんでディーヴァはダンテに隠れてるの?」
上半身をすっぼりと隠すようなしてダンテの後ろに隠れたディーヴァ。
レディは怪訝な顔でダンテを睨んだ。
「えへ?」
「ははは、ちょっとな」
怪しい。
この2人、何か隠している。
ダンテは斜め上を向いて冷や汗、ディーヴァは顔を赤らめて何かを恥じるように困った表情。
レディは目を細めた。
「何をかくしてるッ…のッッ!!」
デビルハントで培った力とスピードはダンテにも劣らない。
レディは勢いよくダンテに足払いをくらわせた。
「どぅわっっ!」
咄嗟に対応できなかったか、ダンテは足を浮かしてその場を動いた。
そして後ろに隠れていたディーヴァの姿が露になる。
「………」
「あ、あははは」
「言っとくが合意の上だからな。綺麗な華だろ?」
それを目にしたレディはしばし無言。
なんとまあ、どう考えても悪魔の所業ではないか。
レディの目に映るそれは、華が咲いたというより悪魔を呼び出す魔法陣を描いた悪行のように見えた。
「本当に合意の上なの?ディーヴァ」
「う、う~ん…たぶん?」
「そう…」
無理矢理だったなら、目の前の赤い悪魔の眉間に銃弾でつくる華でも咲かせてやろうと思ったが残念、違うようだった。
たくさんの華をディーヴァの白い肌に咲かせた花咲か爺ならぬ花咲か半魔は、その出来栄えを満足そうに見つめる。
ダンテと反対に、ディーヴァは鏡の中の自分を見て頭を抱えた。
「これでディーヴァがオレの物だと世の男共に知らしめられる」
「はあ…ダンテはそれで満足だろうけど、これじゃ消えるまで友達と遊びにも行けないじゃない。どうするのよ」
「まあ、気にするな」
これは消えるまで時間がかかりそうだ。
しかもタートルネックでも隠せなさそうなそんな位置にまで及んでいた。
「隠したら何にもならないからな、隠すなよ?」
「………わかった」
隠したい思いでいっぱいだが、隠すには包帯か絆創膏しかない。
そしてディーヴァもこの暑い季節に包帯なんぞ巻きたくはないし、絆創膏は剥がす時の皮膚を引き剥がすような痛みが嫌いだ。
ディーヴァは大人しくダンテの言葉に従い、デートに行くために着替えることにした。
さらっとした素材の薄手の花柄ワンピースとカーディガンに着替えたディーヴァの胸元には、ダンテから贈られたガーネットと真珠のネックレスがキラリと光る。
そしてその周りや上を彩るように、ダンテの施した所有の印が咲き誇っていた。
「どう?こんな感じのコーディネートでいい?」
「もちろん」
穢れを知らない清楚な彼女に、ただひとつ穢された部分。
それが他の者によってつけられているなら許しがたいが、それをつけたのは他でもない、自分。
これほど嬉しいことはない。
「あ~…今すぐにでも、ディーヴァのこと食べてぇな…」
それを考えると自分の悪魔敵な部分だけではない、人間的な部分すらもディーヴァという捕食対象を手に入れたくてたまらなくなる。
ディーヴァは一言でギラギラした目のダンテをいさめた。
「食べたらダンテのこと嫌いになるからね」
「おっと、そりゃ勘弁。じゃあ、食事は諦めて出掛けるとしますか!」
差し出された肘にやんわりと腕を絡ませたディーヴァは、ダンテにひっつくことで恥ずかしい痕を隠そうなどと無駄な抵抗をしながら、玄関の扉を開け放った。
今日も暑い。
ダンテとタンデムする予定のバイクの金属部分は熱そうだなぁ…などと空に浮かぶ太陽を見上げながら。
「あら、今からお出掛け?」
眩しい太陽を仰ぎ見ていると、通り沿いから聞き覚えのある声が。
ダンテと2人、声の方へ振り返れば黒髪でヘテロクロミアの女性がこちらに颯爽と歩いてきていた。
「レディ。久しぶりだね」
「久しぶり、ディーヴァ。えぇと、なんでディーヴァはダンテに隠れてるの?」
上半身をすっぼりと隠すようなしてダンテの後ろに隠れたディーヴァ。
レディは怪訝な顔でダンテを睨んだ。
「えへ?」
「ははは、ちょっとな」
怪しい。
この2人、何か隠している。
ダンテは斜め上を向いて冷や汗、ディーヴァは顔を赤らめて何かを恥じるように困った表情。
レディは目を細めた。
「何をかくしてるッ…のッッ!!」
デビルハントで培った力とスピードはダンテにも劣らない。
レディは勢いよくダンテに足払いをくらわせた。
「どぅわっっ!」
咄嗟に対応できなかったか、ダンテは足を浮かしてその場を動いた。
そして後ろに隠れていたディーヴァの姿が露になる。
「………」
「あ、あははは」
「言っとくが合意の上だからな。綺麗な華だろ?」
それを目にしたレディはしばし無言。
なんとまあ、どう考えても悪魔の所業ではないか。
レディの目に映るそれは、華が咲いたというより悪魔を呼び出す魔法陣を描いた悪行のように見えた。
「本当に合意の上なの?ディーヴァ」
「う、う~ん…たぶん?」
「そう…」
無理矢理だったなら、目の前の赤い悪魔の眉間に銃弾でつくる華でも咲かせてやろうと思ったが残念、違うようだった。