mission 16:shall we dance? ~シニアプロム~
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その内、人がちらほらと減り始めた。
友人達が1人、また1人と帰ったが、ダンテがまだ帰りたがらないようで、ディーヴァはダンテの好きにさせて自分は椅子にちょこんと座っては愛しの彼を眺めていた。
ダンテは高校に通うことなく青春時代を殺伐とした戦いに費やしたという。
まだ若いのだし、その時代を取り戻すかのようにたまには羽目を外したっていいはず。
「夜はまだまだこれからだぜ!イエーイ!」
「フッフー!」
楽しそうに叫んでいるダンテを見ると、こっちまで楽しくなってくるから不思議だ。
ダンテは、このパーティーで意気投合したのか、同じノリの男子生徒と集まってグラスを酌み交わしている。
…酒ではないけれど。
ずっと見守っていたいけれど、なんだろう。
まぶたとまぶたが仲良くしたがっているようだ。
「うぁ、眠い…」
頬杖をつくととたんに襲ってくる眠気。
眠くなるのはしかたないだろう。
今の時間は草木も眠る丑三つ時であり、いくら口では疲れていないとはいえディーヴァはどう考えてもダンスのしすぎ。
足も腰も、普段使っていない筋肉を酷使している。
何度もとろん…と目を閉じかけるディーヴァ。
その度に首を振って睡魔を飛ばそうとするも、その戦いはディーヴァの敗北に終わった。
視界にいたダンテの姿がぼやけて、溶ける。
ディーヴァはカクンと眠りに落ちた。
…楽しい。
高校で仲の良い男子達とばか騒ぎするのは、こんなに楽しいことだったか。
これを知らないまま未成年を卒業してしまって、なんだか自分がすごく人生で損をしていた気になってくる。
ばか騒ぎをしながらダンテはふと、愛しのディーヴァが気になって彼女の方をくるりと向いた。
ディーヴァはテーブルに顔も腕もつっぷして、眠りこけているようだった。
やばい。
あの状態のまま放置することは非常にやばい。
悪い狼がディーヴァという赤いドレスの赤ずきんちゃんを勝手に連れていってしまうかもしれない。
楽しくてここから離れるのは名残惜しいが、ディーヴァとどちらが大事か…そんなの天秤にかけなくともわかる。
そもそもここに来たのはディーヴァのためだ。
「悪いなお前ら、オレそろそろ帰るわ」
腕相撲をおっ始めている2人のいかつい男子に声をかけるダンテ。
荒くれ者のいるバーのようになってしまったそこは、ダンテを代表格にしていたようで、ブーイングが起こった。
「大事なお姫様を連れて帰らないと」
愛しげにディーヴァを見つめる横顔で全てを察したか、男子達はそれ以上何も言わなかった。
「ほらディーヴァ、帰るぞ」
「んぅ…だ、んて…。ストロベリーサンデーたべしゅぎぃ…」
ふにゃふにゃ寝ぼけまなこのディーヴァ。
その意識の半分は夢の中なのか、ダンテがストロベリーサンデーを食べ過ぎる夢をみているようだ。
無理に起こすのはやめておいた方が良さそうだ。
ダンテはディーヴァの膝の裏に手を入れると、ふわりと抱えた。
…相変わらず軽い。
「ベッドまでキチンとエスコートしてやるから、寝てろ」
「…ン」
小さくダンテが呟くと、ディーヴァの口元が微笑んだ気がした。
友人達が1人、また1人と帰ったが、ダンテがまだ帰りたがらないようで、ディーヴァはダンテの好きにさせて自分は椅子にちょこんと座っては愛しの彼を眺めていた。
ダンテは高校に通うことなく青春時代を殺伐とした戦いに費やしたという。
まだ若いのだし、その時代を取り戻すかのようにたまには羽目を外したっていいはず。
「夜はまだまだこれからだぜ!イエーイ!」
「フッフー!」
楽しそうに叫んでいるダンテを見ると、こっちまで楽しくなってくるから不思議だ。
ダンテは、このパーティーで意気投合したのか、同じノリの男子生徒と集まってグラスを酌み交わしている。
…酒ではないけれど。
ずっと見守っていたいけれど、なんだろう。
まぶたとまぶたが仲良くしたがっているようだ。
「うぁ、眠い…」
頬杖をつくととたんに襲ってくる眠気。
眠くなるのはしかたないだろう。
今の時間は草木も眠る丑三つ時であり、いくら口では疲れていないとはいえディーヴァはどう考えてもダンスのしすぎ。
足も腰も、普段使っていない筋肉を酷使している。
何度もとろん…と目を閉じかけるディーヴァ。
その度に首を振って睡魔を飛ばそうとするも、その戦いはディーヴァの敗北に終わった。
視界にいたダンテの姿がぼやけて、溶ける。
ディーヴァはカクンと眠りに落ちた。
…楽しい。
高校で仲の良い男子達とばか騒ぎするのは、こんなに楽しいことだったか。
これを知らないまま未成年を卒業してしまって、なんだか自分がすごく人生で損をしていた気になってくる。
ばか騒ぎをしながらダンテはふと、愛しのディーヴァが気になって彼女の方をくるりと向いた。
ディーヴァはテーブルに顔も腕もつっぷして、眠りこけているようだった。
やばい。
あの状態のまま放置することは非常にやばい。
悪い狼がディーヴァという赤いドレスの赤ずきんちゃんを勝手に連れていってしまうかもしれない。
楽しくてここから離れるのは名残惜しいが、ディーヴァとどちらが大事か…そんなの天秤にかけなくともわかる。
そもそもここに来たのはディーヴァのためだ。
「悪いなお前ら、オレそろそろ帰るわ」
腕相撲をおっ始めている2人のいかつい男子に声をかけるダンテ。
荒くれ者のいるバーのようになってしまったそこは、ダンテを代表格にしていたようで、ブーイングが起こった。
「大事なお姫様を連れて帰らないと」
愛しげにディーヴァを見つめる横顔で全てを察したか、男子達はそれ以上何も言わなかった。
「ほらディーヴァ、帰るぞ」
「んぅ…だ、んて…。ストロベリーサンデーたべしゅぎぃ…」
ふにゃふにゃ寝ぼけまなこのディーヴァ。
その意識の半分は夢の中なのか、ダンテがストロベリーサンデーを食べ過ぎる夢をみているようだ。
無理に起こすのはやめておいた方が良さそうだ。
ダンテはディーヴァの膝の裏に手を入れると、ふわりと抱えた。
…相変わらず軽い。
「ベッドまでキチンとエスコートしてやるから、寝てろ」
「…ン」
小さくダンテが呟くと、ディーヴァの口元が微笑んだ気がした。
