mission 16:shall we dance? ~シニアプロム~
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会場である大きなホテルのダンスホールについてすぐ、プロムは始まった。
ディーヴァはダンテと共に、友人達と会話をゆっくりと楽しみ、メインイベントとも言うべきダンスに参加した。
会場内に緩やかに流れていくワルツに合わせ、そこかしこでダンスが始まる。
ディーヴァはゆっくりとドレスの裾を持ち上げてお辞儀をし、ダンテを誘った。
その行動だけで言葉は要らない。
ダンテも小さくお辞儀を返すと2人は手を取り合った。
手を繋ぎススス、とダンスフロアの真ん中へ向かい、ダンテがディーヴァの腰に手を置き、ぐっと体を引き寄せる。
ぴったり密着して恥ずかしいが、ダンスだとわかっているからか、そこまで動揺しないでいられた。
いつもこれくらい心が落ち着いていられたらいいのに。
いまだに自分の小さな心臓は、ダンテからの愛に慣れてくれない。
向かい合い、クローズドポジション…つまり見つめ合って2人だけの世界で踊り始める。
ここはダンスホールの真ん中、なのに踊ると完全に2人の世界だ。
ダンテにはディーヴァ以外、ディーヴァにはダンテ以外何も目に入らない。
音楽に乗せ、足を合わせる。
ターンして、くるりくるり目を回すこともなく何度も回転する。
それはもう楽しそうに、緩やかに。
何度目かの一連のワルツの後、音楽がフィナーレを迎えた。
最後にダンテの手によってディーヴァが一回転したのち、2人は笑顔でお辞儀し合う。
あんなにも楽しいワルツが終わってしまった。
名残惜しい。
寂しげな表情をするディーヴァだったが、続いて流れてきた音楽に目を再び輝かせる。
ワルツよりも少し激しさを増したようなこの曲調はタンゴ。
ダンテにもディーヴァの気持ちは伝わっていたか、離した手を再度差し出した。
「ディーヴァ。オレとまた踊ってくれるか?」
「はい、喜んで」
ダンテとだとあまり疲れを感じないどころか、もっと踊っていたいとさえ思う。
ディーヴァは満面の笑みでダンテの手に自身の手を重ねた。
タンゴはアップテンポが激しく、先程よりも情熱的だった。
ディーヴァは疲れることこそなかったが、ダンテの腕の中で、蹂躙されているかのように踊り狂う。
その動きは急に速くなったり逆にゆっくりになったりするが、足を踏んでしまうことも、絡んでもつれることもなかった。
羽でも生えているかのような、軽やかなステップが踏めている。
前にプロムに参加した時には、相手に申し訳ないほど足を踏みつけてしまったというのに、だ。
今思えばあの時は相性も悪く、行動も何もかもが噛み合ってなかったのかもしれない。
しかし、ダンテとディーヴァのダンスは、息もコンビネーションもぴったりあっているというのは誰の目にも明らか。
それは、相思相愛のダンテとディーヴァだからこそだ。
2人はタンゴ、という種類柄か、ダンスの動きでお互いがお互いの愛を表現している。
それはまるで、愛の営みや求愛行動を表すようであり、愛しいという強い思いが見る者にも伝わってきた。
ディーヴァはダンテと共に、友人達と会話をゆっくりと楽しみ、メインイベントとも言うべきダンスに参加した。
会場内に緩やかに流れていくワルツに合わせ、そこかしこでダンスが始まる。
ディーヴァはゆっくりとドレスの裾を持ち上げてお辞儀をし、ダンテを誘った。
その行動だけで言葉は要らない。
ダンテも小さくお辞儀を返すと2人は手を取り合った。
手を繋ぎススス、とダンスフロアの真ん中へ向かい、ダンテがディーヴァの腰に手を置き、ぐっと体を引き寄せる。
ぴったり密着して恥ずかしいが、ダンスだとわかっているからか、そこまで動揺しないでいられた。
いつもこれくらい心が落ち着いていられたらいいのに。
いまだに自分の小さな心臓は、ダンテからの愛に慣れてくれない。
向かい合い、クローズドポジション…つまり見つめ合って2人だけの世界で踊り始める。
ここはダンスホールの真ん中、なのに踊ると完全に2人の世界だ。
ダンテにはディーヴァ以外、ディーヴァにはダンテ以外何も目に入らない。
音楽に乗せ、足を合わせる。
ターンして、くるりくるり目を回すこともなく何度も回転する。
それはもう楽しそうに、緩やかに。
何度目かの一連のワルツの後、音楽がフィナーレを迎えた。
最後にダンテの手によってディーヴァが一回転したのち、2人は笑顔でお辞儀し合う。
あんなにも楽しいワルツが終わってしまった。
名残惜しい。
寂しげな表情をするディーヴァだったが、続いて流れてきた音楽に目を再び輝かせる。
ワルツよりも少し激しさを増したようなこの曲調はタンゴ。
ダンテにもディーヴァの気持ちは伝わっていたか、離した手を再度差し出した。
「ディーヴァ。オレとまた踊ってくれるか?」
「はい、喜んで」
ダンテとだとあまり疲れを感じないどころか、もっと踊っていたいとさえ思う。
ディーヴァは満面の笑みでダンテの手に自身の手を重ねた。
タンゴはアップテンポが激しく、先程よりも情熱的だった。
ディーヴァは疲れることこそなかったが、ダンテの腕の中で、蹂躙されているかのように踊り狂う。
その動きは急に速くなったり逆にゆっくりになったりするが、足を踏んでしまうことも、絡んでもつれることもなかった。
羽でも生えているかのような、軽やかなステップが踏めている。
前にプロムに参加した時には、相手に申し訳ないほど足を踏みつけてしまったというのに、だ。
今思えばあの時は相性も悪く、行動も何もかもが噛み合ってなかったのかもしれない。
しかし、ダンテとディーヴァのダンスは、息もコンビネーションもぴったりあっているというのは誰の目にも明らか。
それは、相思相愛のダンテとディーヴァだからこそだ。
2人はタンゴ、という種類柄か、ダンスの動きでお互いがお互いの愛を表現している。
それはまるで、愛の営みや求愛行動を表すようであり、愛しいという強い思いが見る者にも伝わってきた。
