mission 1:prayer and voluntary ~心の回復~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ケルベロスが鼻を鳴らしながら壁のきのこと化したダンテに近寄る。
「ダンテ」
いじけた表情をしているダンテに、内心ため息を吐いて呆れつつ、その前足を乗せて言い聞かせる。
後からはネヴァンも続いた。
「その内魔界からの刺客が来るだろう。ならその時にでも兄を見つけて、無理やり連れて帰ってくればいい。
ディーヴァの名前を出せば、きっと心も揺らぐだろう」
「ダンテの兄なら、魔界でも生きてそうだしねぇ。死んだなんてことはないでしょ」
「今は兄のことより、ディーヴァとの幸せな日々を楽しんだらどうだ」
「少しの間は平和になるだろうからね。
悪魔がここに来たら私達もやっつけるから、安心して恋人の時間でも過ごしなさい」
『『我らは剣としてだが、力を貸そうぞ』』
「お前ら…」
じーん…。
感動して涙がちょちょぎれそうになるダンテ。
『そこの魔具も何か言ったらどうじゃ』
『そうじゃそうじゃ、ベオウルフも何か言うんじゃ』
その時、端っこの方に転がっている籠手と具足…ベオウルフに向かって、アグニとルドラが発言するよう勧める。
注目する一同に、しばらくの沈黙が訪れた。
何も発言しないと思われたベオウルフだったが、しばらくたって一言二言。
『くだらん…付き合ってられぬ。腐って弱くなった悪魔など相手にしたくない』
そう発言した。
ネヴァンがその意味をくみ取り、注釈を入れる。
「早く元気になれ、ですって」
『……フン』
図星だったか、照れたように鼻で笑う声が小さく聞こえた。
「ベオウルフ…。バージルみたいな奴だな。さすが、あいつが使ってただけあるぜ」
ダンテは感心しながら、ゆっくりと立ち上がる。
その表情には翳りが見えず、非常に晴れ晴れとした顔をしていた。
「ぃよしっ!なんか元気でた!
ディーヴァのためにもしっかりしないとな。
それに、ディーヴァを守るのはこのオレの仕事!こんなとこで腐ってたら確かに腕もなまっちまうぜ」
ディーヴァによってというより、魔具達によって元気になった部分が大きいが、ダンテの気持ちは浮上した。
ダンテがそこから送り出されて、魔具達の寝床であるクローゼットに手を振る。
そしてクローゼットの扉を閉めるその直前、礼を述べた。
「お前ら、サンキューな!質屋に売り飛ばしたろうかと思ってたが、やめにした!」
えぇーっ!?お前、そんなことを考えてたんかいっ!!
魔具達のそんな叫びをバックに、ダンテは愛するディーヴァの元へと歩いていった。
その足取りは最初とは打って変わって、軽い。
「ダンテ」
いじけた表情をしているダンテに、内心ため息を吐いて呆れつつ、その前足を乗せて言い聞かせる。
後からはネヴァンも続いた。
「その内魔界からの刺客が来るだろう。ならその時にでも兄を見つけて、無理やり連れて帰ってくればいい。
ディーヴァの名前を出せば、きっと心も揺らぐだろう」
「ダンテの兄なら、魔界でも生きてそうだしねぇ。死んだなんてことはないでしょ」
「今は兄のことより、ディーヴァとの幸せな日々を楽しんだらどうだ」
「少しの間は平和になるだろうからね。
悪魔がここに来たら私達もやっつけるから、安心して恋人の時間でも過ごしなさい」
『『我らは剣としてだが、力を貸そうぞ』』
「お前ら…」
じーん…。
感動して涙がちょちょぎれそうになるダンテ。
『そこの魔具も何か言ったらどうじゃ』
『そうじゃそうじゃ、ベオウルフも何か言うんじゃ』
その時、端っこの方に転がっている籠手と具足…ベオウルフに向かって、アグニとルドラが発言するよう勧める。
注目する一同に、しばらくの沈黙が訪れた。
何も発言しないと思われたベオウルフだったが、しばらくたって一言二言。
『くだらん…付き合ってられぬ。腐って弱くなった悪魔など相手にしたくない』
そう発言した。
ネヴァンがその意味をくみ取り、注釈を入れる。
「早く元気になれ、ですって」
『……フン』
図星だったか、照れたように鼻で笑う声が小さく聞こえた。
「ベオウルフ…。バージルみたいな奴だな。さすが、あいつが使ってただけあるぜ」
ダンテは感心しながら、ゆっくりと立ち上がる。
その表情には翳りが見えず、非常に晴れ晴れとした顔をしていた。
「ぃよしっ!なんか元気でた!
ディーヴァのためにもしっかりしないとな。
それに、ディーヴァを守るのはこのオレの仕事!こんなとこで腐ってたら確かに腕もなまっちまうぜ」
ディーヴァによってというより、魔具達によって元気になった部分が大きいが、ダンテの気持ちは浮上した。
ダンテがそこから送り出されて、魔具達の寝床であるクローゼットに手を振る。
そしてクローゼットの扉を閉めるその直前、礼を述べた。
「お前ら、サンキューな!質屋に売り飛ばしたろうかと思ってたが、やめにした!」
えぇーっ!?お前、そんなことを考えてたんかいっ!!
魔具達のそんな叫びをバックに、ダンテは愛するディーヴァの元へと歩いていった。
その足取りは最初とは打って変わって、軽い。