mission 15:undercover ~憧れの学生生活?~
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やはり、悪魔と言えば夜行性。
帰る時に、目の端に映った何かが気になったダンテは、夜の帳が落ちきった頃に、再び学校へ行ってみることにした。
何故もっと早く夜に来なかったのか。
それはただ単にディーヴァと一緒に過ごす高校生としての自分を、少しでも長く感じていたかったからに他ならない。
真っ暗闇に包まれる校舎を見上げ、2人は固く口を結んだ。
2人、つまりはディーヴァも共に来ている。
こっそり出掛けようとしたら見つかってしまったのだ。
ディーヴァいわく、ダンテが夜の学校で何か破壊しないか、怪我しないか心配だったとのこと。
嘘も方便とはいい言葉だ。
ディーヴァは忘れ物をしたとかこつけて着いてくることに成功した。
ちなみに言うと、ダンテの怪我よりも学校破壊の方が心配であるが、ダンテがかわいそうになるので言わないでおく。
学校からの帰り道では放課後デートのためにゆったり歩いていたが、悪魔とのデートになるなら話は別だ。
トリックスター使用のもと、空間転移のような動きであっという間に学校へ侵入を果たした2人。
ダンテが依頼を受けている間は巻き添えを恐れてだろう、全くの無人。
宿直の講師はおろか、警備員1人すらいない。
「おっと、そうだった。ディーヴァの忘れ物取りに行くのを先にすますか」
ピタ、と立ち止まり、ディーヴァに向き直るダンテ。
「あ、…えーと、」
「?」
言いづらそうに視線をさ迷わせ、ディーヴァがようやく口にする。
「…あれは嘘なの」
「え゙っ!!?………ああ、そういうことか。じゃあ一緒に着いてこいよ」
理由を悟ったダンテは、昇降口にディーヴァを置いていくわけにもいかず、共に進むことにした。
こういう状況で1人にするなど、襲われるフラグをたててしまうからだ。
しんと静まり返り誰もいないリノリウムの長い廊下に、2人分の足音が響く。
「なんか肝だめしみたい」
ダンテの隣を歩くディーヴァはクスクスと笑う。
「ずいぶん余裕だな。ディーヴァはお化けが嫌いなんじゃなかったか?」
「んー、確かに嫌いだけど…でも、ダンテが一緒なら心強いし、安心していられる」
「ディーヴァ…」
立ち止まって見つめ合う2人。
窓から差し込む淡い月光が2人の顔を照らす。
甘い空気が流れ始めるのはいわずもがな。
しかし、それを遮るように窓の月光の差さぬ廊下の奥から、何か赤く光る物がこちらを見ていた。
「ダンテ、あれ!」
「あぁっ!」
1つだけなら、非常ベルの赤いランプだと思ったかもしれない。
だが、それは無数の赤い目だった。
なんだか、いやな予感。
と、ディーヴァが冷や汗をかいて一歩後退した瞬間。
目の大群がもぞ、と動いたかと思うと、一斉にキーキーと言う鳴き声をあげながらこちらに向かってきた。
窓の光の届く場所まで向かってきて初めて気がつく。
それは大量の薄汚れたネズミだった。
「ぎゃっ!ネ、ネズミ~!!」
ぞわ~っ!!
全身に鳥肌がたつ。
足の多い虫が大量に蠢くさまも嫌いだが、大量のネズミも嫌である。
臭いし、汚いし、病原菌の宝庫。
ダンテもそれをある程度知っていたか、ディーヴァの手を掴み走り出した。
「逃げるぞ!」
「言われなくても!」
帰る時に、目の端に映った何かが気になったダンテは、夜の帳が落ちきった頃に、再び学校へ行ってみることにした。
何故もっと早く夜に来なかったのか。
それはただ単にディーヴァと一緒に過ごす高校生としての自分を、少しでも長く感じていたかったからに他ならない。
真っ暗闇に包まれる校舎を見上げ、2人は固く口を結んだ。
2人、つまりはディーヴァも共に来ている。
こっそり出掛けようとしたら見つかってしまったのだ。
ディーヴァいわく、ダンテが夜の学校で何か破壊しないか、怪我しないか心配だったとのこと。
嘘も方便とはいい言葉だ。
ディーヴァは忘れ物をしたとかこつけて着いてくることに成功した。
ちなみに言うと、ダンテの怪我よりも学校破壊の方が心配であるが、ダンテがかわいそうになるので言わないでおく。
学校からの帰り道では放課後デートのためにゆったり歩いていたが、悪魔とのデートになるなら話は別だ。
トリックスター使用のもと、空間転移のような動きであっという間に学校へ侵入を果たした2人。
ダンテが依頼を受けている間は巻き添えを恐れてだろう、全くの無人。
宿直の講師はおろか、警備員1人すらいない。
「おっと、そうだった。ディーヴァの忘れ物取りに行くのを先にすますか」
ピタ、と立ち止まり、ディーヴァに向き直るダンテ。
「あ、…えーと、」
「?」
言いづらそうに視線をさ迷わせ、ディーヴァがようやく口にする。
「…あれは嘘なの」
「え゙っ!!?………ああ、そういうことか。じゃあ一緒に着いてこいよ」
理由を悟ったダンテは、昇降口にディーヴァを置いていくわけにもいかず、共に進むことにした。
こういう状況で1人にするなど、襲われるフラグをたててしまうからだ。
しんと静まり返り誰もいないリノリウムの長い廊下に、2人分の足音が響く。
「なんか肝だめしみたい」
ダンテの隣を歩くディーヴァはクスクスと笑う。
「ずいぶん余裕だな。ディーヴァはお化けが嫌いなんじゃなかったか?」
「んー、確かに嫌いだけど…でも、ダンテが一緒なら心強いし、安心していられる」
「ディーヴァ…」
立ち止まって見つめ合う2人。
窓から差し込む淡い月光が2人の顔を照らす。
甘い空気が流れ始めるのはいわずもがな。
しかし、それを遮るように窓の月光の差さぬ廊下の奥から、何か赤く光る物がこちらを見ていた。
「ダンテ、あれ!」
「あぁっ!」
1つだけなら、非常ベルの赤いランプだと思ったかもしれない。
だが、それは無数の赤い目だった。
なんだか、いやな予感。
と、ディーヴァが冷や汗をかいて一歩後退した瞬間。
目の大群がもぞ、と動いたかと思うと、一斉にキーキーと言う鳴き声をあげながらこちらに向かってきた。
窓の光の届く場所まで向かってきて初めて気がつく。
それは大量の薄汚れたネズミだった。
「ぎゃっ!ネ、ネズミ~!!」
ぞわ~っ!!
全身に鳥肌がたつ。
足の多い虫が大量に蠢くさまも嫌いだが、大量のネズミも嫌である。
臭いし、汚いし、病原菌の宝庫。
ダンテもそれをある程度知っていたか、ディーヴァの手を掴み走り出した。
「逃げるぞ!」
「言われなくても!」
