mission 15:undercover ~憧れの学生生活?~
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昨日と違い、今日からダンテとディーヴァは一緒にバス通学することになった。
「あれ?ダンテ、ネクタイ曲がってるよ」
出掛ける直前に制服チェックはぬかりなく!
互いの姿を見ると、ダンテのネクタイが曲がっていた。
「悪い。ネクタイなんて結んだことないからな…」
「ふふ、みたいだね。無理に覚えなくてもダンテのはあたしが結んであげるから大丈夫だよ」
父親のでも結んでいたのだろうか、その手つきは手慣れたもので手早くきゅきゅ、と結ぶデ ディーヴァ。
新婚にでもなった気分だ。
その手元を見ながら、ダンテは嬉しそうに「頼りにしてる」と呟いた。
バス停にてバスを待つ短い間、ダンテは幾度となく大きなあくびをこぼす。
とても眠そうに目をしょぼしょぼさせては、眩しい朝日を忌々しそうにねめつけている。
「ふわぁぁあぁ~…よくこんな早い時間に起きて通えるよな、ディーヴァ。称賛に価するぜ…」
「あのね、みんな当たり前にやってることだから。ダンテもこれを機に、早く起きるようにしたらどう?」
「ヤダね」
即答。
「はあ…」
そうこうしてるうちにバスが到着。
2人は学校用の送迎バスにそそくさと乗り込む。
「あんまり乗ってないな」
「まぁね」
ダンテ達の乗り降りするバス停はまだまだ学校からは遠い位置。
席はガラガラだ。
ダンテは狙い澄ましたかのように一番後ろの席に座り込む。
まるで子どもだ、子どもも後ろの席をとろうとすることが多い。
ダンテがポンポンと自分の膝を叩いている。
「…ダンテ、何?」
「ディーヴァ、オレの膝に座れよ」
「は?…却下。席はいっぱい空いてます」
「混んできたら大変だろ?」
「そんなに混まない!人数少ないから大丈夫っ!」
ディーヴァはダンテのお誘いを蹴り、その隣に腰を下ろした。
ダンテから離れた場所にでも座ってやろうか…とも一瞬思ったが、それはさすがにかわいそうなのでやめた。
ディーヴァが座るのを待って、バスが発進する。
流れていくスラム街、郊外、都会の町並みの風景…。
しばらくして、窓の外の景色に飽きたダンテはその手を隣へとじりじり動かしていった。
さわさわっ。
ビクッ!
何か、脚の多い虫…例えば蜘蛛が足を這うような感覚がディーヴァの太ももをいきなり襲う。
恐怖で声が出ない。
「~~~ッ!!」
そ~っと視線を下に動かすディーヴァ。
虫かと思ってよく見れば、ダンテの無骨な手が太ももをなであげ、その上のスカートの中へと侵入を果たそうとするところだった。
「ダ~ン~テ~?」
ぎゅむぅぅぅ。
ふつふつと沸いてきた怒りに身を任せ、その手を思いきりつねりあげる。
「いてぇっ!」
手を引っ込めてつねられた手にフーフーと息を吹き掛けるその目は涙目。
半魔とは言っても痛いものは痛い。
ディーヴァはジト目でダンテを睨んだ。
「公共の場なんだから、変なことしないでよ」
「だったら、キスさせろよ。今日は出掛け前のキスしてないしな。
…幸い運転手は運転に集中、前に座るやつは窓の外を見てばかり、あっちの2人は友人同士で会話に夢中…誰もこっちなんか見ちゃいないさ」
身をのりだして唇を近づけるダンテに、ディーヴァは嫌そうに手で顔を覆って防ぐ。
「人数は少なくても、見てないように見えても…。みんな横目で見てるの、見ないフリしてるだけなの!」
「見ないフリ?好都合じゃねぇか。だったら見せつけてやろ…いでででで千切れる!耳千切れる!」
ディーヴァは、今度はダンテの耳をひっぱった。
「あれ?ダンテ、ネクタイ曲がってるよ」
出掛ける直前に制服チェックはぬかりなく!
互いの姿を見ると、ダンテのネクタイが曲がっていた。
「悪い。ネクタイなんて結んだことないからな…」
「ふふ、みたいだね。無理に覚えなくてもダンテのはあたしが結んであげるから大丈夫だよ」
父親のでも結んでいたのだろうか、その手つきは手慣れたもので手早くきゅきゅ、と結ぶデ ディーヴァ。
新婚にでもなった気分だ。
その手元を見ながら、ダンテは嬉しそうに「頼りにしてる」と呟いた。
バス停にてバスを待つ短い間、ダンテは幾度となく大きなあくびをこぼす。
とても眠そうに目をしょぼしょぼさせては、眩しい朝日を忌々しそうにねめつけている。
「ふわぁぁあぁ~…よくこんな早い時間に起きて通えるよな、ディーヴァ。称賛に価するぜ…」
「あのね、みんな当たり前にやってることだから。ダンテもこれを機に、早く起きるようにしたらどう?」
「ヤダね」
即答。
「はあ…」
そうこうしてるうちにバスが到着。
2人は学校用の送迎バスにそそくさと乗り込む。
「あんまり乗ってないな」
「まぁね」
ダンテ達の乗り降りするバス停はまだまだ学校からは遠い位置。
席はガラガラだ。
ダンテは狙い澄ましたかのように一番後ろの席に座り込む。
まるで子どもだ、子どもも後ろの席をとろうとすることが多い。
ダンテがポンポンと自分の膝を叩いている。
「…ダンテ、何?」
「ディーヴァ、オレの膝に座れよ」
「は?…却下。席はいっぱい空いてます」
「混んできたら大変だろ?」
「そんなに混まない!人数少ないから大丈夫っ!」
ディーヴァはダンテのお誘いを蹴り、その隣に腰を下ろした。
ダンテから離れた場所にでも座ってやろうか…とも一瞬思ったが、それはさすがにかわいそうなのでやめた。
ディーヴァが座るのを待って、バスが発進する。
流れていくスラム街、郊外、都会の町並みの風景…。
しばらくして、窓の外の景色に飽きたダンテはその手を隣へとじりじり動かしていった。
さわさわっ。
ビクッ!
何か、脚の多い虫…例えば蜘蛛が足を這うような感覚がディーヴァの太ももをいきなり襲う。
恐怖で声が出ない。
「~~~ッ!!」
そ~っと視線を下に動かすディーヴァ。
虫かと思ってよく見れば、ダンテの無骨な手が太ももをなであげ、その上のスカートの中へと侵入を果たそうとするところだった。
「ダ~ン~テ~?」
ぎゅむぅぅぅ。
ふつふつと沸いてきた怒りに身を任せ、その手を思いきりつねりあげる。
「いてぇっ!」
手を引っ込めてつねられた手にフーフーと息を吹き掛けるその目は涙目。
半魔とは言っても痛いものは痛い。
ディーヴァはジト目でダンテを睨んだ。
「公共の場なんだから、変なことしないでよ」
「だったら、キスさせろよ。今日は出掛け前のキスしてないしな。
…幸い運転手は運転に集中、前に座るやつは窓の外を見てばかり、あっちの2人は友人同士で会話に夢中…誰もこっちなんか見ちゃいないさ」
身をのりだして唇を近づけるダンテに、ディーヴァは嫌そうに手で顔を覆って防ぐ。
「人数は少なくても、見てないように見えても…。みんな横目で見てるの、見ないフリしてるだけなの!」
「見ないフリ?好都合じゃねぇか。だったら見せつけてやろ…いでででで千切れる!耳千切れる!」
ディーヴァは、今度はダンテの耳をひっぱった。