mission 15:undercover ~憧れの学生生活?~
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「と、まあ…こういうこった。学生になっての潜入捜査ってやつさ」
「え、悪魔なのかな、それともホントに…ゆ、幽霊……?」
ディーヴァの声は尻すぼみになっていく。
自分に害をなす悪魔はもちろん嫌いだが、それと同等、いやそれ以上に幽霊やお化け、実体を持たぬものがディーヴァは嫌いだった。
それを知っているダンテはニヤニヤして答え、余計に恐怖心をあおる。
「さあ?どうだかな~。そもそも、マジに幽霊が原因だったとしても、オレは神父や祓い屋じゃねえから退治するのは無理だなあ~」
「ひぃぃ!や、やめてよダンテ!怖いこと言わないで!なんとかしてよぉー!」
案の定、ダンテにしがみつくディーヴァ。
ダンテは無意識に押し付けられるその肉感を楽しんだ。
「悪い悪い」
「もう…。でも、どして生徒に?言われた通り用務員でもよかったんじゃないかな」
「んなの、ディーヴァの近くでディーヴァのすべてを見ていたいからに決まってんだろ!
おはようからおやすみまで暮らしを見つめる!トイレしかり、着替えしかり!すべてにおいて余すところなく、な!」
どーん!
潔く清々しく言ってのけるダンテに、ディーヴァは絶句してしまった。
「………」
「というのは嘘で!
依頼先はディーヴァの学校だし?大事な大事なオレのディーヴァが危険な目にあう前になんとかしないと、と思って受けたのさ」
何だかとってつけたかのように、急いで言うダンテ。
…怪しい。
絶対、最初に言った方が本音に決まっているが、後者の発言もダンテの素直な気持ちに違いはないだろう。
ディーヴァは咎めたい気持ちを抑え、我慢することにしたが…。
「だからって制服まで着ちゃって…」
「まだまだイケるだろ?」
「ん~。ダンテの年齢ならギリギリだけどね」
「どうだ、似合うか?」
両手を広げ、全体図を見せつけてくる。
ディーヴァによく見えるように、さらに近づいて、だ。
「か、かっこいい…、よ?」
視線をわずかに逸らしながらディーヴァは呟くように言う。
ダンテは他の男子生徒の誰よりもかっこよくキラキラと輝いて見えた。
身内贔屓でもなんでもない。
本当にダンテが世界で一番、かっこいいし素敵だ。
「こっち見て言えよ」
「う、ぁ…う……」
ぐい、と強制的に顔を、今思ったように世界一かっこいいダンテの方へ向かせられた。
ディーヴァの表情はみるみる赤くなっていく。
ボタンをわざと留めていない紺色のブレザーには、女子だと襟やら袖口、裾に白いレースがふんだんにあしらわれているが、男子用には白の代わりに黒に近い灰色のレースが使われている。
ダンテはワイシャツを着崩し、女子同様のチェック模様、そのズボンバージョンをユルく履いており、モデルさながら。
とても似合っていた。
真っ赤な顔の茹で蛸ディーヴァに触発され、ダンテの頬もほんのりと朱に染まる。
ダンテはポリポリ頬をかいた。
「ほんっといちいち反応がかわいいな、ディーヴァ。こっちまで照れちまう。
ま、お前の担任教諭の言った通り、仕事が終わるまでのしばらくの間は同級生としてよろしくな」
「……うん」
よろしく、の言葉と共に肩に回されたダンテの腕にゆるりと手を滑らせ、ディーヴァは頷くのだった。
「え、悪魔なのかな、それともホントに…ゆ、幽霊……?」
ディーヴァの声は尻すぼみになっていく。
自分に害をなす悪魔はもちろん嫌いだが、それと同等、いやそれ以上に幽霊やお化け、実体を持たぬものがディーヴァは嫌いだった。
それを知っているダンテはニヤニヤして答え、余計に恐怖心をあおる。
「さあ?どうだかな~。そもそも、マジに幽霊が原因だったとしても、オレは神父や祓い屋じゃねえから退治するのは無理だなあ~」
「ひぃぃ!や、やめてよダンテ!怖いこと言わないで!なんとかしてよぉー!」
案の定、ダンテにしがみつくディーヴァ。
ダンテは無意識に押し付けられるその肉感を楽しんだ。
「悪い悪い」
「もう…。でも、どして生徒に?言われた通り用務員でもよかったんじゃないかな」
「んなの、ディーヴァの近くでディーヴァのすべてを見ていたいからに決まってんだろ!
おはようからおやすみまで暮らしを見つめる!トイレしかり、着替えしかり!すべてにおいて余すところなく、な!」
どーん!
潔く清々しく言ってのけるダンテに、ディーヴァは絶句してしまった。
「………」
「というのは嘘で!
依頼先はディーヴァの学校だし?大事な大事なオレのディーヴァが危険な目にあう前になんとかしないと、と思って受けたのさ」
何だかとってつけたかのように、急いで言うダンテ。
…怪しい。
絶対、最初に言った方が本音に決まっているが、後者の発言もダンテの素直な気持ちに違いはないだろう。
ディーヴァは咎めたい気持ちを抑え、我慢することにしたが…。
「だからって制服まで着ちゃって…」
「まだまだイケるだろ?」
「ん~。ダンテの年齢ならギリギリだけどね」
「どうだ、似合うか?」
両手を広げ、全体図を見せつけてくる。
ディーヴァによく見えるように、さらに近づいて、だ。
「か、かっこいい…、よ?」
視線をわずかに逸らしながらディーヴァは呟くように言う。
ダンテは他の男子生徒の誰よりもかっこよくキラキラと輝いて見えた。
身内贔屓でもなんでもない。
本当にダンテが世界で一番、かっこいいし素敵だ。
「こっち見て言えよ」
「う、ぁ…う……」
ぐい、と強制的に顔を、今思ったように世界一かっこいいダンテの方へ向かせられた。
ディーヴァの表情はみるみる赤くなっていく。
ボタンをわざと留めていない紺色のブレザーには、女子だと襟やら袖口、裾に白いレースがふんだんにあしらわれているが、男子用には白の代わりに黒に近い灰色のレースが使われている。
ダンテはワイシャツを着崩し、女子同様のチェック模様、そのズボンバージョンをユルく履いており、モデルさながら。
とても似合っていた。
真っ赤な顔の茹で蛸ディーヴァに触発され、ダンテの頬もほんのりと朱に染まる。
ダンテはポリポリ頬をかいた。
「ほんっといちいち反応がかわいいな、ディーヴァ。こっちまで照れちまう。
ま、お前の担任教諭の言った通り、仕事が終わるまでのしばらくの間は同級生としてよろしくな」
「……うん」
よろしく、の言葉と共に肩に回されたダンテの腕にゆるりと手を滑らせ、ディーヴァは頷くのだった。