mission 15:undercover ~憧れの学生生活?~
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なんと、本日はバイクで学校まで来ていたらしいダンテ。
タンデムして帰る間は2人ともずっと無言だった。
家に入り、玄関兼事務所入り口の扉を閉めたところで、ディーヴァはダンテに向き直った。
「それで?本当の理由はなぁに?あたしが心配って言うのはウソなんでしょ。
まったく、相談もなしに高校に来るなんて…」
腰に手を当てて、頬をぷくーと膨らませている。
怒っているというよりはちょっぴり拗ねているのに近い。
「心配なのは本当だぜ?まぁた浮気されちゃかなわねぇからな」
「浮気なんてしてないでしょうが!もうっ、茶化さないでよ!」
夏休み前の話のことを言っているようだ。
今度こそ怒ったディーヴァは少々ヒステリックに声を荒げた。
「ごめんごめん、驚かせて悪かった」
「ホントだよ~びっくりしてこけちゃったじゃんか」
「ハハ、頭打ったりしてないか?」
「……お尻は打ちました」
盛大な椅子ゴケを披露することになったディーヴァ。
あの瞬間、クラスメイトの視線がディーヴァに集まった。
とても恥ずかしかったろうに…。
「ピンク色の小花柄が見えたもんな」
「それは忘れて…」
そして一番前にいた目のいいダンテには、一瞬だがイイ物が見れたもよう。
頭を抱えて唸るディーヴァ。
ダンテはケラケラと笑う。
「実はディーヴァの高校の理事から依頼があってな」
そう言ってダンテは、依頼を受けた経緯を話し始めた。
***
「は?ポルターガイストぉ?」
ダンテは目の前の初老の男性に向かって素っ頓狂な声をあげた。
人のよさそうなこの男性、ディーヴァの学校の理事をしているらしい。
そんな男性がこのデビルメイクライを訪れたのはディーヴァをバス停に送ったすぐ後のこと。
「はい。触ってもいないのに物が浮いたり移動したり…ポルターガイストとしか思えないのです。
でも、それだけではありません。室内プールで練習していたら何者かに足をひっぱられるというのもありまして…」
「ふぅん、よくある怪談話にしか聞こえないがな」
「確かに我が校にも怪談話はいくつか存在します。けれど、それは噂にすぎません。
ですが今回は実際に生徒からの相談を受けてますし、我々も物がひとりでに動くのを見ました!」
「はあ…なんでオレに?」
めんどくさそうにやる気のない返事をしながらダンテが聞く。
「噂では摩訶不思議な事件、超常現象が関わる事件を多数解決されてると信用筋からお伺いしたもので…」
摩訶不思議、超常現象。
悪魔退治とは少し系統が違うような気がするが、まあいい。
悪魔を知らぬ一般人からすれば、そういった見解に至るのは致し方ないのだから。
「生徒の憂いはすべて払うのが、我々教師の務めなのです!」
立ち上がり、自分の胸を強く叩き、鼻息荒く言い切る理事。
彼はよくある熱血教師のようなタイプらしい。
理事でなく教師をしていた時代は、熱血すぎてさぞや生徒にうっとおしがられたことだろう。
ダンテにとっては少々苦手なタイプだ。
「それで?受けたとしてオレはどうしたらいい」
「!受けていただけるのですか!?」
「まあ、知り合いがお宅の生徒だしな」
知り合いというか恋人であり一緒に住んでいるが、面倒ごとに発展しかねないので言わないでおく。
「当面の間は用務員として来ていただこうかと思うのですが…」
「ならもっといい方法があるぜ」
ダンテはニヤリと意味深な笑みを浮かべた。
タンデムして帰る間は2人ともずっと無言だった。
家に入り、玄関兼事務所入り口の扉を閉めたところで、ディーヴァはダンテに向き直った。
「それで?本当の理由はなぁに?あたしが心配って言うのはウソなんでしょ。
まったく、相談もなしに高校に来るなんて…」
腰に手を当てて、頬をぷくーと膨らませている。
怒っているというよりはちょっぴり拗ねているのに近い。
「心配なのは本当だぜ?まぁた浮気されちゃかなわねぇからな」
「浮気なんてしてないでしょうが!もうっ、茶化さないでよ!」
夏休み前の話のことを言っているようだ。
今度こそ怒ったディーヴァは少々ヒステリックに声を荒げた。
「ごめんごめん、驚かせて悪かった」
「ホントだよ~びっくりしてこけちゃったじゃんか」
「ハハ、頭打ったりしてないか?」
「……お尻は打ちました」
盛大な椅子ゴケを披露することになったディーヴァ。
あの瞬間、クラスメイトの視線がディーヴァに集まった。
とても恥ずかしかったろうに…。
「ピンク色の小花柄が見えたもんな」
「それは忘れて…」
そして一番前にいた目のいいダンテには、一瞬だがイイ物が見れたもよう。
頭を抱えて唸るディーヴァ。
ダンテはケラケラと笑う。
「実はディーヴァの高校の理事から依頼があってな」
そう言ってダンテは、依頼を受けた経緯を話し始めた。
***
「は?ポルターガイストぉ?」
ダンテは目の前の初老の男性に向かって素っ頓狂な声をあげた。
人のよさそうなこの男性、ディーヴァの学校の理事をしているらしい。
そんな男性がこのデビルメイクライを訪れたのはディーヴァをバス停に送ったすぐ後のこと。
「はい。触ってもいないのに物が浮いたり移動したり…ポルターガイストとしか思えないのです。
でも、それだけではありません。室内プールで練習していたら何者かに足をひっぱられるというのもありまして…」
「ふぅん、よくある怪談話にしか聞こえないがな」
「確かに我が校にも怪談話はいくつか存在します。けれど、それは噂にすぎません。
ですが今回は実際に生徒からの相談を受けてますし、我々も物がひとりでに動くのを見ました!」
「はあ…なんでオレに?」
めんどくさそうにやる気のない返事をしながらダンテが聞く。
「噂では摩訶不思議な事件、超常現象が関わる事件を多数解決されてると信用筋からお伺いしたもので…」
摩訶不思議、超常現象。
悪魔退治とは少し系統が違うような気がするが、まあいい。
悪魔を知らぬ一般人からすれば、そういった見解に至るのは致し方ないのだから。
「生徒の憂いはすべて払うのが、我々教師の務めなのです!」
立ち上がり、自分の胸を強く叩き、鼻息荒く言い切る理事。
彼はよくある熱血教師のようなタイプらしい。
理事でなく教師をしていた時代は、熱血すぎてさぞや生徒にうっとおしがられたことだろう。
ダンテにとっては少々苦手なタイプだ。
「それで?受けたとしてオレはどうしたらいい」
「!受けていただけるのですか!?」
「まあ、知り合いがお宅の生徒だしな」
知り合いというか恋人であり一緒に住んでいるが、面倒ごとに発展しかねないので言わないでおく。
「当面の間は用務員として来ていただこうかと思うのですが…」
「ならもっといい方法があるぜ」
ダンテはニヤリと意味深な笑みを浮かべた。