mission 1:prayer and voluntary ~心の回復~
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どうしたらダンテが元気になるだろう。
ダンテの心が軽くなるだろう。
思い悩んだ末に、ディーヴァが考え付いたのはダンテの喜びそうなことをしよう!という単純明解なものだった。
前の事務所から発掘し、洗ってパリッと糊を利かせたいつものエプロン姿。
フリルがあしらわれた、ピンク色のお気に入り。
それを背中でギュウときつく縛り、握りこぶしを作る。
準備オッケー、これより当機は戦闘体勢に入ります!
「…よし!」
ダンテの喜びそうなこと。
単純にも思える答えだが、ピザにストロベリーサンデー……あとなんだっけ?
それくらいしか思い付かない。
…スケベなこと以外では。
「ダーンテ」
先に階下に降りて、事務所の椅子に座っているダンテ。
そのダンテの後ろから頬を人差し指でツン、とつつき振り向かせる。
「ディーヴァ?」
「ちょっと時間はかかるけど、やっぱダンテの好きなピザつくろっか?」
「えっ?」
「朝からピザはちょっと重いかな?あたし、たまにはピザが食べたいんだ~」
「そうなのか?珍しーのな。
そりゃ、こっちとしちゃあ願ったり叶ったりだが…」
「うん、じゃあ今から作るからゆっくり待ってて!」
昨日食べたけどストロベリーサンデーもまた作っちゃう!
そう追加して奥のキッチン方面へと消えるディーヴァ。
「は?…ああ、どうも…?」
あまりの厚待遇に、ダンテはつい敬語で返してしまった。
その頭上にはクエスチョンマークが浮いていた。
…と、思ったら愛しい彼女が背中で結んだエプロンのリボンを尻尾か何かのようにふりふりさせて戻ってきた。
「あと、ジントニックもトマトジュースもあるよ!好きに飲んで待ってていいからね!」
その手に抱えているのはジントニックの瓶と、トマトジュースの瓶。
いよいよわからない。
ダンテはまぶたをぱちくりさせてそれらを受け取った。
「朝から…酒?ディーヴァのやつ、どういう風の吹き回しだよ。
ディーヴァが未成年のうちは飲むわけないのに」
というか、未成年のディーヴァ。どうやって買った!?
ダンテはそれがとても気になった。
***
食事の後、しばらくして腹もこなれた頃。
「ダンテ、部屋に一緒に来て!」
「なんだなんだ、ゴキちゃんでも出たのか?1匹みたらあいつら30匹いるそうだぜ」
「違うよ。ほらほらいいから!
…っていうか30匹とか恐ろしいこと言わなくていいし、その名前いうのも禁止ね!」
ダンテはディーヴァにぐいぐいとその背を押され、新しい自室へと連れ込まれた。
「ほら、あんな大冒険したことでさすがのダンテも疲れたでしょ?」
「大冒険って……なあっ!?」
ていっ!
思いきり突き飛ばされ、落ちた先はスプリングが軋むベッドの上。
ダンテはそのままベッドに横になった。
じっと見下ろすようなディーヴァに目が点になる。
「えっ!?ディーヴァが珍しく積極的!?…ちょ、タンマ!
待て待て待て、オレは嬉しいぜ?でもお前、未成年だからダメなんだろ!?
オレに待つように言ったじゃねーか!」
心の準備はいつでもOK!いややっぱりこういうのはオレから誘うのが筋ってもんで!お前から誘われて最初を迎えるってのはちょっと違うようなでも嬉しいからいいかああでもでもうあああああ!!
頭がパンクしそうだ。
壊れかけるダンテに、ディーヴァは首をかしげた。
「何のこと?マッサージするだけだよ」
「へ?あ、さいですか…」
期待して損した、そう思うダンテだった。
しかし、ただのマッサージと思うことなかれ。
楽園はあった。
むにっ。
ディーヴァの臀部の衝撃がダンテの背中にダイレクトに伝わる。
「おおおっ!?」
てっきり足とか腕を、横から揉みほぐすのかと思ったら…。
あろうことかディーヴァは、ダンテの背中に座り込んで揉み出したのだ。
「~~~ッ!!」
その形を想像し、恥ずかしくも感じて思わず赤くなる。
しかし、なんだか襲われているかのようでもあり、とても…イイ!
ダンテはディーヴァから顔が見えないのを良いことに、その後もニヤニヤし続けた。
だが、次第に気持ちよくなってきたのか、眠気が襲いまぶたが重くなってきた。
自分でもわかる、今自分は情けないくらい無防備に目をとろんとさせているだろう。
「やべ、まぶたとまぶたがまるでオレ達みてぇにキスしたがってる…」
「なぁにそれ。眠いならあとで起こすから眠ってていいよ」
「…あぁ……」
完全に眠りに落ちたダンテに、小さくささやく。
「ダンテ、早く元に戻ってよね?元気じゃないダンテ、あたしこれ以上見ていたくないよ」
ダンテの心が軽くなるだろう。
思い悩んだ末に、ディーヴァが考え付いたのはダンテの喜びそうなことをしよう!という単純明解なものだった。
前の事務所から発掘し、洗ってパリッと糊を利かせたいつものエプロン姿。
フリルがあしらわれた、ピンク色のお気に入り。
それを背中でギュウときつく縛り、握りこぶしを作る。
準備オッケー、これより当機は戦闘体勢に入ります!
「…よし!」
ダンテの喜びそうなこと。
単純にも思える答えだが、ピザにストロベリーサンデー……あとなんだっけ?
それくらいしか思い付かない。
…スケベなこと以外では。
「ダーンテ」
先に階下に降りて、事務所の椅子に座っているダンテ。
そのダンテの後ろから頬を人差し指でツン、とつつき振り向かせる。
「ディーヴァ?」
「ちょっと時間はかかるけど、やっぱダンテの好きなピザつくろっか?」
「えっ?」
「朝からピザはちょっと重いかな?あたし、たまにはピザが食べたいんだ~」
「そうなのか?珍しーのな。
そりゃ、こっちとしちゃあ願ったり叶ったりだが…」
「うん、じゃあ今から作るからゆっくり待ってて!」
昨日食べたけどストロベリーサンデーもまた作っちゃう!
そう追加して奥のキッチン方面へと消えるディーヴァ。
「は?…ああ、どうも…?」
あまりの厚待遇に、ダンテはつい敬語で返してしまった。
その頭上にはクエスチョンマークが浮いていた。
…と、思ったら愛しい彼女が背中で結んだエプロンのリボンを尻尾か何かのようにふりふりさせて戻ってきた。
「あと、ジントニックもトマトジュースもあるよ!好きに飲んで待ってていいからね!」
その手に抱えているのはジントニックの瓶と、トマトジュースの瓶。
いよいよわからない。
ダンテはまぶたをぱちくりさせてそれらを受け取った。
「朝から…酒?ディーヴァのやつ、どういう風の吹き回しだよ。
ディーヴァが未成年のうちは飲むわけないのに」
というか、未成年のディーヴァ。どうやって買った!?
ダンテはそれがとても気になった。
***
食事の後、しばらくして腹もこなれた頃。
「ダンテ、部屋に一緒に来て!」
「なんだなんだ、ゴキちゃんでも出たのか?1匹みたらあいつら30匹いるそうだぜ」
「違うよ。ほらほらいいから!
…っていうか30匹とか恐ろしいこと言わなくていいし、その名前いうのも禁止ね!」
ダンテはディーヴァにぐいぐいとその背を押され、新しい自室へと連れ込まれた。
「ほら、あんな大冒険したことでさすがのダンテも疲れたでしょ?」
「大冒険って……なあっ!?」
ていっ!
思いきり突き飛ばされ、落ちた先はスプリングが軋むベッドの上。
ダンテはそのままベッドに横になった。
じっと見下ろすようなディーヴァに目が点になる。
「えっ!?ディーヴァが珍しく積極的!?…ちょ、タンマ!
待て待て待て、オレは嬉しいぜ?でもお前、未成年だからダメなんだろ!?
オレに待つように言ったじゃねーか!」
心の準備はいつでもOK!いややっぱりこういうのはオレから誘うのが筋ってもんで!お前から誘われて最初を迎えるってのはちょっと違うようなでも嬉しいからいいかああでもでもうあああああ!!
頭がパンクしそうだ。
壊れかけるダンテに、ディーヴァは首をかしげた。
「何のこと?マッサージするだけだよ」
「へ?あ、さいですか…」
期待して損した、そう思うダンテだった。
しかし、ただのマッサージと思うことなかれ。
楽園はあった。
むにっ。
ディーヴァの臀部の衝撃がダンテの背中にダイレクトに伝わる。
「おおおっ!?」
てっきり足とか腕を、横から揉みほぐすのかと思ったら…。
あろうことかディーヴァは、ダンテの背中に座り込んで揉み出したのだ。
「~~~ッ!!」
その形を想像し、恥ずかしくも感じて思わず赤くなる。
しかし、なんだか襲われているかのようでもあり、とても…イイ!
ダンテはディーヴァから顔が見えないのを良いことに、その後もニヤニヤし続けた。
だが、次第に気持ちよくなってきたのか、眠気が襲いまぶたが重くなってきた。
自分でもわかる、今自分は情けないくらい無防備に目をとろんとさせているだろう。
「やべ、まぶたとまぶたがまるでオレ達みてぇにキスしたがってる…」
「なぁにそれ。眠いならあとで起こすから眠ってていいよ」
「…あぁ……」
完全に眠りに落ちたダンテに、小さくささやく。
「ダンテ、早く元に戻ってよね?元気じゃないダンテ、あたしこれ以上見ていたくないよ」