mission 14:blood is thicker than water ~家族というもの~
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「でも」
とダンテは続ける。
その表情は渋い顔、なんだか発言するのさえ嫌そうな感じが伝わって来る。
「オレと家族ってことは、だ。バージルとも家族になっちまうけどいいのか?」
自分が嫌だから、自分の愛するディーヴァも同じ気持ちでバージルとは嫌、と言うに決まっている。
そう思っているのか、ダンテはニヤニヤしながら言ってきた。
しかし、ディーヴァは別にダンテと違ってバージルが嫌いではない。
むしろ好意的な感情を持っている。
「いいんじゃない?ダンテとバージル、それにあたしで大家族になっても」
「そうなのかよ…。ハン!随分と懐の深い天使様なこって!」
「ダンテは嫌そうだね」
「まあな」
即答。
ディーヴァは苦笑しながら、ダンテに問うた。
「バージルのこと、そんなに嫌い?」
「好きか嫌いかで言えば…あまりいい感情は抱いてない。好きじゃない方に入る、かもな。昔いろいろあったし」
「せっかく双子なのに…顔だけじゃなく、いろいろ似てるのにもったいないよね」
「オレとバージルが顔以外も似てるだって!?んなの冗談じゃな…」
RRRRR…
と、そこで事務所の電話からの呼び出し。
「おっと、darlingとの話の最中に野暮な奴もいたもんだ。ちょっと出てくるな」
「うん、あたしはその間にシャワー浴びちゃうね」
「待ってれば一緒に浴びるぜ」
「結構です!」
笑うダンテの背を押して部屋を退出させて扉を閉める。
そしてその身にまとっていたバスタオルをバサリと取り去ると、シャワーを浴びに向かった。
ディーヴァがシャワールームから上がるころ、ダンテが電話を終えて戻ってきた。
なんと、レディからの悪魔退治の依頼だったらしく、断りたくもあれよあれよのうちに協力することを約束させられてしまったとのこと。
まあ、借金やら貸しがあることも相まってか、頷かざるを得ない部分が大きい。
「はぁ~…たくさん悪魔が出るから協力しろ、だとさ」
「へー、レディからの電話だったんならあたしが出たかったな…」
シャワールームから上がったディーヴァが火照ってほんのりと薔薇色の肌を晒しながら、ダンテに言う。
ダンテはタンクトップから見え隠れする肌に、吸い付きたい思いにかられつつも返答を返す。
「勘弁してくれ、お前ら2人そろうとオレには勝ち目がなくなる。
しかも、ディーヴァはあっちの味方ばっっっかりしやがるし」
「当たり前でしょ!!ね、ダンテ。レディは人間の、しかも女の子なんだからね、無理させないでよ?」
「あいつが、女の子ってタマかよ」
女の子、をやけに強調していうディーヴァを、ダンテは鼻で笑った。
「んもう!あたしとおんなじ女の子に決まってるでしょ!ダンテ、レディに失礼のないようにね!」
「ハイハイ」
「ハイは一回!」
レディに同行する悪魔退治の依頼は今かららしい。
早ければ夕方には終わるとのこと。
行く直前まで渋っていたダンテを、四苦八苦してなんとか出かけさせるディーヴァだった。
余談だが、迎えに来たレディにディーヴァがタートルネックを着ているのを見られたことでダンテはキスマークがばれ、怒られることになったそうな。
とダンテは続ける。
その表情は渋い顔、なんだか発言するのさえ嫌そうな感じが伝わって来る。
「オレと家族ってことは、だ。バージルとも家族になっちまうけどいいのか?」
自分が嫌だから、自分の愛するディーヴァも同じ気持ちでバージルとは嫌、と言うに決まっている。
そう思っているのか、ダンテはニヤニヤしながら言ってきた。
しかし、ディーヴァは別にダンテと違ってバージルが嫌いではない。
むしろ好意的な感情を持っている。
「いいんじゃない?ダンテとバージル、それにあたしで大家族になっても」
「そうなのかよ…。ハン!随分と懐の深い天使様なこって!」
「ダンテは嫌そうだね」
「まあな」
即答。
ディーヴァは苦笑しながら、ダンテに問うた。
「バージルのこと、そんなに嫌い?」
「好きか嫌いかで言えば…あまりいい感情は抱いてない。好きじゃない方に入る、かもな。昔いろいろあったし」
「せっかく双子なのに…顔だけじゃなく、いろいろ似てるのにもったいないよね」
「オレとバージルが顔以外も似てるだって!?んなの冗談じゃな…」
RRRRR…
と、そこで事務所の電話からの呼び出し。
「おっと、darlingとの話の最中に野暮な奴もいたもんだ。ちょっと出てくるな」
「うん、あたしはその間にシャワー浴びちゃうね」
「待ってれば一緒に浴びるぜ」
「結構です!」
笑うダンテの背を押して部屋を退出させて扉を閉める。
そしてその身にまとっていたバスタオルをバサリと取り去ると、シャワーを浴びに向かった。
ディーヴァがシャワールームから上がるころ、ダンテが電話を終えて戻ってきた。
なんと、レディからの悪魔退治の依頼だったらしく、断りたくもあれよあれよのうちに協力することを約束させられてしまったとのこと。
まあ、借金やら貸しがあることも相まってか、頷かざるを得ない部分が大きい。
「はぁ~…たくさん悪魔が出るから協力しろ、だとさ」
「へー、レディからの電話だったんならあたしが出たかったな…」
シャワールームから上がったディーヴァが火照ってほんのりと薔薇色の肌を晒しながら、ダンテに言う。
ダンテはタンクトップから見え隠れする肌に、吸い付きたい思いにかられつつも返答を返す。
「勘弁してくれ、お前ら2人そろうとオレには勝ち目がなくなる。
しかも、ディーヴァはあっちの味方ばっっっかりしやがるし」
「当たり前でしょ!!ね、ダンテ。レディは人間の、しかも女の子なんだからね、無理させないでよ?」
「あいつが、女の子ってタマかよ」
女の子、をやけに強調していうディーヴァを、ダンテは鼻で笑った。
「んもう!あたしとおんなじ女の子に決まってるでしょ!ダンテ、レディに失礼のないようにね!」
「ハイハイ」
「ハイは一回!」
レディに同行する悪魔退治の依頼は今かららしい。
早ければ夕方には終わるとのこと。
行く直前まで渋っていたダンテを、四苦八苦してなんとか出かけさせるディーヴァだった。
余談だが、迎えに来たレディにディーヴァがタートルネックを着ているのを見られたことでダンテはキスマークがばれ、怒られることになったそうな。