mission 12:angelic wings ~特訓と成果~
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満足気に見届けたディーヴァ…いや、この場合は天使と言った方がよさそうだが、文字通りの天使の微笑を浮かべる。
そして唐突にディーヴァの体がガクンと傾く。
「おっと…」
倒れ込む寸前でダンテは、その体に腕を回し支えた。
翼も結界も消え失せ、周りを静寂が包んだ。
静寂の中ではひとつの音、ディーヴァの息が激しくきれている。
「あはは、疲れちゃった…」
「上出来だ。…お疲れ」
ディーヴァを労うように撫でるダンテ。
その腕には無数の引っ掻き傷やつつかれた傷がついていた。
「ダンテ、腕貸して」
「治療か?別にいい、すぐ治る」
「『手』で治したいの」
「そっか…わかった」
手を当てての治療…結界の特訓の際の偶然の産物。
小さく負ったダンテの傷近くに手を当てるディーヴァ。
優しい暖かさがダンテに与えられ、自身の治癒能力のそれよりも素早く一瞬にして傷が塞がった。
「おお…コレの精度も増してるじゃないか」
「えへへ、上手く出来てよかった」
ニコリ、2人はしばらく笑い合う。
でも、御二人さん…何かお忘れではありませんこと?
「あ!いけない、応援!」
「やっべ!早く行かねぇとな!」
ダンテはディーヴァを抱えると、猛ダッシュを開始した。
そして、中間地点での応援も無事に済ませ、その言葉とともにゴールで完走したサラを笑顔で迎え入れたディーヴァ。
悪魔に襲われるというアクシデントには見舞われたが、大会自体は何事もなく終わった。
サラが帰り、大会の片付けもあらかた終わって、空を夕焼けと夜のグラデーションが染める。
ディーヴァは空を目に焼き付けながら、うーんと伸びをする。
「今日はあたしもいっぱい走っちゃった~」
「予期せずマラソンに参加したようなもんだよな」
「ホントだよ~。あーあ、せっかくのニューヨークだったのに…」
セントラルパーク、タイムズスクエア、自由の女神像…たくさん見所はあったのだがあわてていたりせわしなかったためか、その景観は記憶から除外されている。
オレンジから濃紺にかわる夕暮れのニューヨークはちらほらライトアップされ始めてとても美しい。
だが、ディーヴァは昼間のニューヨークをもう少しゆっくり堪能したかった。
「ね、ダンテ。今度ゆっくりデートしにこようよ」
「いいぜ。けど、マラソン大会とかじゃなくフツーの時にな。人ごみが多くて2人っきりになれないし、嫌になる」
「あはは、そうだね。その内来ようね、ダンテ」
ディーヴァがダンテの腕に手を絡ませると、ダンテは愛しい者の髪にちゅ、と口づけを落とした。
●あとがき
特訓してその成果をみせるというお話です。
そして唐突にディーヴァの体がガクンと傾く。
「おっと…」
倒れ込む寸前でダンテは、その体に腕を回し支えた。
翼も結界も消え失せ、周りを静寂が包んだ。
静寂の中ではひとつの音、ディーヴァの息が激しくきれている。
「あはは、疲れちゃった…」
「上出来だ。…お疲れ」
ディーヴァを労うように撫でるダンテ。
その腕には無数の引っ掻き傷やつつかれた傷がついていた。
「ダンテ、腕貸して」
「治療か?別にいい、すぐ治る」
「『手』で治したいの」
「そっか…わかった」
手を当てての治療…結界の特訓の際の偶然の産物。
小さく負ったダンテの傷近くに手を当てるディーヴァ。
優しい暖かさがダンテに与えられ、自身の治癒能力のそれよりも素早く一瞬にして傷が塞がった。
「おお…コレの精度も増してるじゃないか」
「えへへ、上手く出来てよかった」
ニコリ、2人はしばらく笑い合う。
でも、御二人さん…何かお忘れではありませんこと?
「あ!いけない、応援!」
「やっべ!早く行かねぇとな!」
ダンテはディーヴァを抱えると、猛ダッシュを開始した。
そして、中間地点での応援も無事に済ませ、その言葉とともにゴールで完走したサラを笑顔で迎え入れたディーヴァ。
悪魔に襲われるというアクシデントには見舞われたが、大会自体は何事もなく終わった。
サラが帰り、大会の片付けもあらかた終わって、空を夕焼けと夜のグラデーションが染める。
ディーヴァは空を目に焼き付けながら、うーんと伸びをする。
「今日はあたしもいっぱい走っちゃった~」
「予期せずマラソンに参加したようなもんだよな」
「ホントだよ~。あーあ、せっかくのニューヨークだったのに…」
セントラルパーク、タイムズスクエア、自由の女神像…たくさん見所はあったのだがあわてていたりせわしなかったためか、その景観は記憶から除外されている。
オレンジから濃紺にかわる夕暮れのニューヨークはちらほらライトアップされ始めてとても美しい。
だが、ディーヴァは昼間のニューヨークをもう少しゆっくり堪能したかった。
「ね、ダンテ。今度ゆっくりデートしにこようよ」
「いいぜ。けど、マラソン大会とかじゃなくフツーの時にな。人ごみが多くて2人っきりになれないし、嫌になる」
「あはは、そうだね。その内来ようね、ダンテ」
ディーヴァがダンテの腕に手を絡ませると、ダンテは愛しい者の髪にちゅ、と口づけを落とした。
●あとがき
特訓してその成果をみせるというお話です。
