mission 12:angelic wings ~特訓と成果~
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ダンテはトントンと自分の唇をノックしつきだす仕草で、ディーヴァを見つめた。
「その腹じゃねぇよ。こっち」
その目はキスしたい、と言っている。
「ディーヴァのイイ匂いを嗅いでたら腹が減った」
「なんでお腹!?」
「ディーヴァの唇はオレにとっての大事な食事のひとつだからな。さあさあさあ!キスしようぜ、キースゥー!」
迫り来るダンテの唇。
ディーヴァは上から近づく顔に、両手を伸ばし拒否した。
「や!」
ゴッ!
いい音と共に、ダンテの顎を押し退け逃れる。
その瞬間、ぐぎっという何かが無理に曲がる音が、ダンテの首の付け根から聞こえた。
次いで、ダンテの「いでっ」という声も。
「あ、ごめんダンテ…」
ササッと逃げたディーヴァは、ソファーの影に隠れながらダンテに謝る。
ダンテは顎を反らしたその姿勢のまま、固まってピクリとも動かない。
世界が静止している。
「ま、まさか首の骨が折れたんじゃ…」
骨の折れる痛みは形容しがたいが、とにかく泣き出しそうなほどつらい。
いくら半魔だから治るとはいえ、痛みで動けなくなっているのだとしたら…。
そう考えて不安が胸中に広がる。
「ダンテ…?」
ソファーから出てゆっくりと、そっと近づく。
ディーヴァが心配そうにダンテの手に触れたところで、ダンテは突如として動いた。
「うがーっ!!ディーヴァー!!よーくーもー!」
「ぎゃっ!」
ビックリして叫んでしまった。
まるで、お化け屋敷のオバケだ。
死んでいると思った途端、がばっと動き出して対象者を驚かせ震え上がらせるという、オバケ役。
オバケ役ならば、そのまま追っては来てもこちらを捕まえて危害は加えないが、ダンテはその限りではない。
逃げ惑うディーヴァを捕まえようと奇声を挙げながら、ダンテは追ってくる。
その顔は怒りというかは、嬉々としていた。
「まぁぁぁてぇぇぇ!」
「ひゃああああ!」
なかなかに広い事務所。
逃げ足だけは速いディーヴァだが、数秒後にはダンテの腕の中にいた。
「その腹じゃねぇよ。こっち」
その目はキスしたい、と言っている。
「ディーヴァのイイ匂いを嗅いでたら腹が減った」
「なんでお腹!?」
「ディーヴァの唇はオレにとっての大事な食事のひとつだからな。さあさあさあ!キスしようぜ、キースゥー!」
迫り来るダンテの唇。
ディーヴァは上から近づく顔に、両手を伸ばし拒否した。
「や!」
ゴッ!
いい音と共に、ダンテの顎を押し退け逃れる。
その瞬間、ぐぎっという何かが無理に曲がる音が、ダンテの首の付け根から聞こえた。
次いで、ダンテの「いでっ」という声も。
「あ、ごめんダンテ…」
ササッと逃げたディーヴァは、ソファーの影に隠れながらダンテに謝る。
ダンテは顎を反らしたその姿勢のまま、固まってピクリとも動かない。
世界が静止している。
「ま、まさか首の骨が折れたんじゃ…」
骨の折れる痛みは形容しがたいが、とにかく泣き出しそうなほどつらい。
いくら半魔だから治るとはいえ、痛みで動けなくなっているのだとしたら…。
そう考えて不安が胸中に広がる。
「ダンテ…?」
ソファーから出てゆっくりと、そっと近づく。
ディーヴァが心配そうにダンテの手に触れたところで、ダンテは突如として動いた。
「うがーっ!!ディーヴァー!!よーくーもー!」
「ぎゃっ!」
ビックリして叫んでしまった。
まるで、お化け屋敷のオバケだ。
死んでいると思った途端、がばっと動き出して対象者を驚かせ震え上がらせるという、オバケ役。
オバケ役ならば、そのまま追っては来てもこちらを捕まえて危害は加えないが、ダンテはその限りではない。
逃げ惑うディーヴァを捕まえようと奇声を挙げながら、ダンテは追ってくる。
その顔は怒りというかは、嬉々としていた。
「まぁぁぁてぇぇぇ!」
「ひゃああああ!」
なかなかに広い事務所。
逃げ足だけは速いディーヴァだが、数秒後にはダンテの腕の中にいた。