mission 11:poverty, debt, penniless ~腐れ縁~
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レディはダンテに「…フン」と一瞥をくれてからソファーで荒い呼吸を繰り返すディーヴァに歩み寄った。
「ディーヴァ、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。ありがとう」
着衣の乱れを恥ずかしそうに慌てて直すディーヴァ。
素早く直すと、へにゃりと笑顔を浮かべた。
レディはその笑みに応えるように微笑み返すと、ディーヴァのぐちゃぐちゃになってしまった髪を整えてやった。
「久しぶり、元気にしてた?」
「してたしてた。ただ、ダンテはいつもあんな感じだからさ、助かったよー」
「どうしようもない変態悪魔ね」
「あはは…」
ちら、と一緒に見やったダンテの回りには点々と血が落ちている。
よっぽど威力の高い蹴りだったのかと、ディーヴァは今更ながら思った。
と、その時ダンテの動きが止まったかと思うと、次の瞬間にはスクッと体をバネのようにして起き上がった。
涙で目を潤ませ、レディをねめつけながら叫ぶ。
「舌噛んだ!舌噛んだぞ、てめぇ!」
だばー。
口を開いたことで口内に溜まっていた血が一気に流れ落ちた。
「きゃっスプラッタ!」
ホラー映画さながらの演出効果に、ディーヴァは青ざめて卒倒しそうになった。
反対に詰め寄られて至近距離でそれを見たレディは、気にもせずしれっと言ってのけた。
「落ちた血が汚いわね…早く掃除しなさいよ」
「お前…聞けよ!」
「すぐ治るじゃない。悪魔なんだからそのくらい平気でしょ!大げさね」
「お前こそ悪魔だな」
「私は人間、ディーヴァは天使。で、悪魔はアンタ」
「ちっ」
確かにそうだ。
悪魔だからこそ、舌を噛んでも死ななかったのだ。
これが普通の人間だったらと思うとぞっとする。
舌を噛みきった場合、舌が喉につまってしまい窒息死は免れない。
悪魔でよかった。
窒息死するわけでもなく、思いっきり噛んだ舌もすぐにくっついた。
言い合いをしている2人をよそに、ディーヴァは卒倒しそうになる思いを我慢し、急いでダンテの血を拭う作業に入るのだった。
「ディーヴァ、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。ありがとう」
着衣の乱れを恥ずかしそうに慌てて直すディーヴァ。
素早く直すと、へにゃりと笑顔を浮かべた。
レディはその笑みに応えるように微笑み返すと、ディーヴァのぐちゃぐちゃになってしまった髪を整えてやった。
「久しぶり、元気にしてた?」
「してたしてた。ただ、ダンテはいつもあんな感じだからさ、助かったよー」
「どうしようもない変態悪魔ね」
「あはは…」
ちら、と一緒に見やったダンテの回りには点々と血が落ちている。
よっぽど威力の高い蹴りだったのかと、ディーヴァは今更ながら思った。
と、その時ダンテの動きが止まったかと思うと、次の瞬間にはスクッと体をバネのようにして起き上がった。
涙で目を潤ませ、レディをねめつけながら叫ぶ。
「舌噛んだ!舌噛んだぞ、てめぇ!」
だばー。
口を開いたことで口内に溜まっていた血が一気に流れ落ちた。
「きゃっスプラッタ!」
ホラー映画さながらの演出効果に、ディーヴァは青ざめて卒倒しそうになった。
反対に詰め寄られて至近距離でそれを見たレディは、気にもせずしれっと言ってのけた。
「落ちた血が汚いわね…早く掃除しなさいよ」
「お前…聞けよ!」
「すぐ治るじゃない。悪魔なんだからそのくらい平気でしょ!大げさね」
「お前こそ悪魔だな」
「私は人間、ディーヴァは天使。で、悪魔はアンタ」
「ちっ」
確かにそうだ。
悪魔だからこそ、舌を噛んでも死ななかったのだ。
これが普通の人間だったらと思うとぞっとする。
舌を噛みきった場合、舌が喉につまってしまい窒息死は免れない。
悪魔でよかった。
窒息死するわけでもなく、思いっきり噛んだ舌もすぐにくっついた。
言い合いをしている2人をよそに、ディーヴァは卒倒しそうになる思いを我慢し、急いでダンテの血を拭う作業に入るのだった。
