mission 11:poverty, debt, penniless ~腐れ縁~
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支払いの手続きにと書類を書くディーヴァを待ちながら、エンツォがダンテにニヤニヤと話しかける。
「ダンテ、ずいぶん尻にしかれてるな」
「他に用事あるのか?ないならサッサと帰れよ」
「これ以上醜態をさらしたくないからか?」
「うっせ!」
ぷいとそっぽを向くダンテは、まだまだ子供に見えたという。
「そんなこと言っていいのか」
アタッシュケースから、更に何やら物々しい紙の束をとり出して見せたエンツォ。
そこには『借金』の文字が刻まれていた。
未納の家賃だけではなく、他の借金まであるのである。
「公共物の破壊とかそういうのから来る借金以外にもまだこんなに借金が…」
ふらり。
ディーヴァは気を失いそうになるも、なんとかグッと持ちこたえて紙の内容を読んでいく。
「へーこんなにあるのか」
反対にダンテは自分のことなのに、あっけらかんとしていた。
ダンテに怒鳴りたいと、怒りでディーヴァはプルプルしている。
けれどその気持ちを抑え、エンツォに聞いた。
「確かエンツォさんは仕事の仲介もしてるんですよね?実入りのよさそうなお仕事ってございますか?」
「え?えーと、ちょっと待ってな」
手元のファイルを漁ると、たくさん出てくる仕事の書類。
「持ち歩いてんのかよ」
「仕事がないから滞納したのかと思ってな」
「用意周到ですね。ダンテにも見習わせたい…」
「お前とイイコトするためならオレも用意周到になるぞ。下着とか、ベッドとかな!」
「そういうとこばっかりちゃんとしなくていいよ」
探し終えたのか、一枚の紙が差し出される。
「これなんかどうだ?」
「どれどれ。…こんなの嫌だね、却k」
「お願いいたします」
「えー…」
いやがるダンテの拒否を無視し、ディーヴァは頼み込んだ。
その仕事はマフィアの壊滅とその上層部の捕獲、というある意味危険極まりないものだった。
「オレが死んだらどうする!」
「死なないでしょ」
「……ひでぇ…」
きっぱりと言い切るディーヴァに涙ちょちょぎれそうになるダンテだが、次に言われた言葉に顔を輝かせた。
「ダンテの腕を信用してるってことだよ?あたしはかっこよく悪者を成敗してくるダンテが見たいな~」
「そうか!ならカッコイイオレを余す所なく見せてやる!」
「うん、楽しみにしてるね」
笑顔で期待され、エンジンがかかる。
「よし、すぐにでも行ってくるからエンツォ、案内は頼んだ!」
「お、おお…」
「そういうことなら、ほらダンテ、準備準備!」
「ああ、準備してくるぜ!るったら~」
ダンテは鼻歌まじりに部屋へと、準備をしに行った。
単純だな、ちょろいなダンテ!
見送ったディーヴァはその笑顔のまま、エンツォに話して聞かせる。
「ダンテの作った借金…あたしが肩代わりしてあげてもいいかな、って思ってはいるんです。でも、それじゃダンテのためにならないから。だから全部ダンテが返済、ってことに2人で決めたんです」
「ほ~。しっかりしてらっしゃる…」
やがて用意がすんだダンテは、そのままエンツォを引き連れて、笑顔で仕事へと向かってしまった。
「ダンテ、ずいぶん尻にしかれてるな」
「他に用事あるのか?ないならサッサと帰れよ」
「これ以上醜態をさらしたくないからか?」
「うっせ!」
ぷいとそっぽを向くダンテは、まだまだ子供に見えたという。
「そんなこと言っていいのか」
アタッシュケースから、更に何やら物々しい紙の束をとり出して見せたエンツォ。
そこには『借金』の文字が刻まれていた。
未納の家賃だけではなく、他の借金まであるのである。
「公共物の破壊とかそういうのから来る借金以外にもまだこんなに借金が…」
ふらり。
ディーヴァは気を失いそうになるも、なんとかグッと持ちこたえて紙の内容を読んでいく。
「へーこんなにあるのか」
反対にダンテは自分のことなのに、あっけらかんとしていた。
ダンテに怒鳴りたいと、怒りでディーヴァはプルプルしている。
けれどその気持ちを抑え、エンツォに聞いた。
「確かエンツォさんは仕事の仲介もしてるんですよね?実入りのよさそうなお仕事ってございますか?」
「え?えーと、ちょっと待ってな」
手元のファイルを漁ると、たくさん出てくる仕事の書類。
「持ち歩いてんのかよ」
「仕事がないから滞納したのかと思ってな」
「用意周到ですね。ダンテにも見習わせたい…」
「お前とイイコトするためならオレも用意周到になるぞ。下着とか、ベッドとかな!」
「そういうとこばっかりちゃんとしなくていいよ」
探し終えたのか、一枚の紙が差し出される。
「これなんかどうだ?」
「どれどれ。…こんなの嫌だね、却k」
「お願いいたします」
「えー…」
いやがるダンテの拒否を無視し、ディーヴァは頼み込んだ。
その仕事はマフィアの壊滅とその上層部の捕獲、というある意味危険極まりないものだった。
「オレが死んだらどうする!」
「死なないでしょ」
「……ひでぇ…」
きっぱりと言い切るディーヴァに涙ちょちょぎれそうになるダンテだが、次に言われた言葉に顔を輝かせた。
「ダンテの腕を信用してるってことだよ?あたしはかっこよく悪者を成敗してくるダンテが見たいな~」
「そうか!ならカッコイイオレを余す所なく見せてやる!」
「うん、楽しみにしてるね」
笑顔で期待され、エンジンがかかる。
「よし、すぐにでも行ってくるからエンツォ、案内は頼んだ!」
「お、おお…」
「そういうことなら、ほらダンテ、準備準備!」
「ああ、準備してくるぜ!るったら~」
ダンテは鼻歌まじりに部屋へと、準備をしに行った。
単純だな、ちょろいなダンテ!
見送ったディーヴァはその笑顔のまま、エンツォに話して聞かせる。
「ダンテの作った借金…あたしが肩代わりしてあげてもいいかな、って思ってはいるんです。でも、それじゃダンテのためにならないから。だから全部ダンテが返済、ってことに2人で決めたんです」
「ほ~。しっかりしてらっしゃる…」
やがて用意がすんだダンテは、そのままエンツォを引き連れて、笑顔で仕事へと向かってしまった。