mission 11:poverty, debt, penniless ~腐れ縁~
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ようやく落ち着いたところで。
ディーヴァとエンツォの2人は居ずまいを正して座り直した。
ちなみにダンテはいつも通りの態度でディーヴァを抱き寄せながら、どっかりとソファーに座っている。
ぶれないなお前。
「で、家賃の支払いが滞っている、というお話ですが…」
「ああ、そうだよな。どういうこった?オレもよくわからん」
「デポジットはともかく、家賃は引き落としにしてたはずですよね」
ディーヴァの家の財産はまだまだたくさんあるのだ。
引き落とし先の銀行に何かありでもしない限りは、滞納の形になるわけがない。
「そこなんだがお2人さん…何かお忘れでないかい?」
ガサゴソ…。
持ってきていたアタッシュケースを開け、エンツォはクリアファイルから新たに紙を取り出した。
それをテーブルに置いて説明しつつ、話す。
それによると、ダンテとディーヴァは半分ずつの家賃支払いになっているとのこと。
まるでルームシェアである。
そして今回の場合は、そのダンテの分が未納状態だということらしい。
「いつの間にこんな支払い方に…」
初耳だ、と口をあんぐり開けるディーヴァ。
「もしかして知らなかったのかな?ダンテが言い出しっぺなんだけどねぇ」
「まったく知りませんでした」
「オレもすっかりそのことを忘れてたぜ」
更に新事実発覚!
自分で言い出したとのことなのに、忘れていたとは驚きだ。
ということは貯金もゼロなのかこの男は…。
「ダンテ、ダメじゃん!」
二重の意味でディーヴァはダメ出しした。
ダンテはただただ隣で笑っている。
ため息しか出ない。
「はあ…。じゃあ、とりあえずこれだけキャッシュで払ってくれるか?」
提示された紙に書かれた金額は、家賃半年分の未納金。
それも、ディーヴァが払った残り半分。
つまり、量にして3ヶ月ほどの家賃ということか。
「え、無理。だってオレ金ねーもん」
即座に拒否するダンテに、怒るのはこの人。
「は?毎日お小遣いあげてるよね?
少しずつ溜めていればこれを払うくらいのお金は溜まるはずでしょ!?」
「あれはほぼストサンメインに銃の部品やらその他諸々に消えましたー」
怒るディーヴァにも、のほほんと返すダンテ。
「ストロベリーサンデーメインって、どんだけ食べたのよ…」
頭を抱えて唸り、エンツォに向き直る。
「エンツォさん、あたしが払います。ついでに引き落とし先を全額あたしの口座に直してください」
「おいディーヴァ、んなことしなくてもい…」
「ダンテはだまらっしゃい!」
「…はい」
愛するディーヴァに厳しく言われ、ダンテはとうとう黙った。
ディーヴァとエンツォの2人は居ずまいを正して座り直した。
ちなみにダンテはいつも通りの態度でディーヴァを抱き寄せながら、どっかりとソファーに座っている。
ぶれないなお前。
「で、家賃の支払いが滞っている、というお話ですが…」
「ああ、そうだよな。どういうこった?オレもよくわからん」
「デポジットはともかく、家賃は引き落としにしてたはずですよね」
ディーヴァの家の財産はまだまだたくさんあるのだ。
引き落とし先の銀行に何かありでもしない限りは、滞納の形になるわけがない。
「そこなんだがお2人さん…何かお忘れでないかい?」
ガサゴソ…。
持ってきていたアタッシュケースを開け、エンツォはクリアファイルから新たに紙を取り出した。
それをテーブルに置いて説明しつつ、話す。
それによると、ダンテとディーヴァは半分ずつの家賃支払いになっているとのこと。
まるでルームシェアである。
そして今回の場合は、そのダンテの分が未納状態だということらしい。
「いつの間にこんな支払い方に…」
初耳だ、と口をあんぐり開けるディーヴァ。
「もしかして知らなかったのかな?ダンテが言い出しっぺなんだけどねぇ」
「まったく知りませんでした」
「オレもすっかりそのことを忘れてたぜ」
更に新事実発覚!
自分で言い出したとのことなのに、忘れていたとは驚きだ。
ということは貯金もゼロなのかこの男は…。
「ダンテ、ダメじゃん!」
二重の意味でディーヴァはダメ出しした。
ダンテはただただ隣で笑っている。
ため息しか出ない。
「はあ…。じゃあ、とりあえずこれだけキャッシュで払ってくれるか?」
提示された紙に書かれた金額は、家賃半年分の未納金。
それも、ディーヴァが払った残り半分。
つまり、量にして3ヶ月ほどの家賃ということか。
「え、無理。だってオレ金ねーもん」
即座に拒否するダンテに、怒るのはこの人。
「は?毎日お小遣いあげてるよね?
少しずつ溜めていればこれを払うくらいのお金は溜まるはずでしょ!?」
「あれはほぼストサンメインに銃の部品やらその他諸々に消えましたー」
怒るディーヴァにも、のほほんと返すダンテ。
「ストロベリーサンデーメインって、どんだけ食べたのよ…」
頭を抱えて唸り、エンツォに向き直る。
「エンツォさん、あたしが払います。ついでに引き落とし先を全額あたしの口座に直してください」
「おいディーヴァ、んなことしなくてもい…」
「ダンテはだまらっしゃい!」
「…はい」
愛するディーヴァに厳しく言われ、ダンテはとうとう黙った。