mission 11:poverty, debt, penniless ~腐れ縁~
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ここに入った瞬間のやりとりだけではまだよくわからなかったのだが、このダンテ…かなりベタ惚れの重傷なようだ。
冗談が通じなかった。
こんなこと、今までのダンテからは考えられない。
ここまでディーヴァというあの子に惚れこんでいたとは…。
あの子はいったい何者なのだろうか。
その答えはダンテ自らがこちらが聞かずとも教えてくれた。
「ディーヴァ、いくつに見える?まだ現役バリバリの高校生なんだぜ。
好きじゃなかったとしても花街に売るなんてこと出来ねーよ」
「こっ高校生!?」
目を丸くして叫ぶ。
「あ、いや…背は小せぇし童顔だから、おかしくはない。けど…」
「けど?」
「胸が…な?」
胸。
その言葉を言った瞬間、ダンテは再び鋭い目で睨みつけた。
「あ、あー…。いや、なんでもないっす
冷や汗たらたら、蛇に睨まれた蛙状態だ。
エンツォは目を泳がせて、話題を少しそらすことに決めた。
「この物件貸す時は一体どんなキャリアウーマンかと思ったが…かわいくてイイ嬢ちゃんだよな」
「だろ?ディーヴァかわいいだろー?」
やはり、困った時は相手を褒めちぎるのに限る。
ダンテの場合は、その惚れこんでいる相手についてほめるのがよさそうと思ったのだ。
「かわいくて、優しくて、料理も美味くて、抱きしめると恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑って…。オレのキスに一生懸命応える姿がかわいいのなんのって。くー!ディーヴァ大好きだー!!」
「そ、そうなのか…」
目尻を下げ頬をだらしなく緩めた表情で、ダンテはデレデレとディーヴァを自慢。
そのまま、愛が限界突破したのか、壁に突進して額を打ち付けている。
ちょっとひくレベルの愛だ。
「その魅力は痛いくらい伝わった。つーか、実際みてて痛い」
「時に痛みを伴う物…それが愛さ」
本人はかっこよく言ってるが壁には小さくヒビが入り、その額が赤くなっていて微妙にかっこ悪く感じる。
一瞬で赤みが取れたからいいもののあとでディーヴァに怒られてもしらないぞ。
「はぁ、そうかよ。ま、さっきの様子を見る限りじゃ、多少礼儀に厳しい部分がある子みたいだけどな」
「そこはしかたない。オレが悪いんだし」
「悪いとわかってるなら直せよ」
あっかんべー。
舌を出して拒否したダンテに軽い殺意が湧くが、その感情は無視しよう。
「しっかし、お前にはもったいないくらいの別嬪だよな。いいなぁ~おれもこういうかわいい子と仲良くなりてぇよ」
「やらねーぞ」
「わかってる。恐ろしくてお前からは奪えねーよ」
そのベタ惚れさ加減を見た今、本当に恐ろしく感じる。
もし少しでも手を出そうものなら命はないだろう…そう思い、身震いが止まらない。
冗談が通じなかった。
こんなこと、今までのダンテからは考えられない。
ここまでディーヴァというあの子に惚れこんでいたとは…。
あの子はいったい何者なのだろうか。
その答えはダンテ自らがこちらが聞かずとも教えてくれた。
「ディーヴァ、いくつに見える?まだ現役バリバリの高校生なんだぜ。
好きじゃなかったとしても花街に売るなんてこと出来ねーよ」
「こっ高校生!?」
目を丸くして叫ぶ。
「あ、いや…背は小せぇし童顔だから、おかしくはない。けど…」
「けど?」
「胸が…な?」
胸。
その言葉を言った瞬間、ダンテは再び鋭い目で睨みつけた。
「あ、あー…。いや、なんでもないっす
冷や汗たらたら、蛇に睨まれた蛙状態だ。
エンツォは目を泳がせて、話題を少しそらすことに決めた。
「この物件貸す時は一体どんなキャリアウーマンかと思ったが…かわいくてイイ嬢ちゃんだよな」
「だろ?ディーヴァかわいいだろー?」
やはり、困った時は相手を褒めちぎるのに限る。
ダンテの場合は、その惚れこんでいる相手についてほめるのがよさそうと思ったのだ。
「かわいくて、優しくて、料理も美味くて、抱きしめると恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑って…。オレのキスに一生懸命応える姿がかわいいのなんのって。くー!ディーヴァ大好きだー!!」
「そ、そうなのか…」
目尻を下げ頬をだらしなく緩めた表情で、ダンテはデレデレとディーヴァを自慢。
そのまま、愛が限界突破したのか、壁に突進して額を打ち付けている。
ちょっとひくレベルの愛だ。
「その魅力は痛いくらい伝わった。つーか、実際みてて痛い」
「時に痛みを伴う物…それが愛さ」
本人はかっこよく言ってるが壁には小さくヒビが入り、その額が赤くなっていて微妙にかっこ悪く感じる。
一瞬で赤みが取れたからいいもののあとでディーヴァに怒られてもしらないぞ。
「はぁ、そうかよ。ま、さっきの様子を見る限りじゃ、多少礼儀に厳しい部分がある子みたいだけどな」
「そこはしかたない。オレが悪いんだし」
「悪いとわかってるなら直せよ」
あっかんべー。
舌を出して拒否したダンテに軽い殺意が湧くが、その感情は無視しよう。
「しっかし、お前にはもったいないくらいの別嬪だよな。いいなぁ~おれもこういうかわいい子と仲良くなりてぇよ」
「やらねーぞ」
「わかってる。恐ろしくてお前からは奪えねーよ」
そのベタ惚れさ加減を見た今、本当に恐ろしく感じる。
もし少しでも手を出そうものなら命はないだろう…そう思い、身震いが止まらない。