mission 11:poverty, debt, penniless ~腐れ縁~
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「ったく。そこまできっちり頭下げさせなくたっていいだろうに…。
あんにゃろめ、ディーヴァじゃなかったら仕返しするとこだぜ」
「それにしたってかわいい子だな。いくつだ?どこでゲットしたんだよ」
ブツブツと文句を言うダンテに、その『ディーヴァ』について聞くエンツォ。
今はどうかしらないが、女遊びもある程度激しかったダンテだ。
そんなダンテに清楚…いや、まだ何も知らなさそうな清らかな女性はあまり似つかわしくない気がする。
それに、気になるのは年齢。
実際の年齢を聞いてみないことにはわからないが、女性というよりは少女に近い。
危ない仕事ばかりを請け負うような便利屋であるダンテが、どこをどうしたらそんな人物と知り合えたのか非常に気になる。
…かわいいし。
相手は聞きたいことがたくさんありそうである。
だが、ダンテは言葉を選び考えてゆっくり話すことにした。
相手は悪魔も天使も信じない男ではあるが、天使のことは言わない方が懸命だろうと思うのだ。
「あー。お前、いまだに悪魔を信じてないだろ?あいつは悪魔に教われててな、それを助けて知り合ったんだ」
「まーた『悪魔』かよ。一体なんの比喩なんだか…強姦魔?それとも強盗か?」
「人間だったらそんなトコなんだろうな」
どちらも奪う者という意味では同じこと。
それを考えると、生きるため力を付けるためにも殺人を犯す悪魔よりも、怨恨や快楽のために殺人を犯す人間の方がよっぽど悪い生き物に思えてくる。
…不思議だ。
「そいつらを成敗したあと、天涯孤独になったあいつをオレが引き取ったんだよ」
自分の面倒すらまともに見れず、食物といえばピザというダンテ。
そんなダンテが人の面倒をみるとはどういう風の吹き回しか、気まぐれか。
「あの見た目だしそういう所に売ればよかったんじゃねーの?
そしたらお前の懐は潤う上に、誰かの面倒をみるなんてめんどくさい目に合わなくて済ん…」
言い終えようとしたところで、視線だけで人を殺せそうな目が睨みをきかせた。
「あ゛?どこに、誰を売る…だって?」
加えてドスの利きすぎた低い声で立ち上がって見下ろしている。
ダンテは非常に怒っているようだった。
「ひぃ!じょ、冗談だよ、怒るなって!」
「ならいい」
真っ黒い空気を瞬時に霧散させて、座りなおすダンテ。
エンツォはホッと胸をなでおろした。
あんにゃろめ、ディーヴァじゃなかったら仕返しするとこだぜ」
「それにしたってかわいい子だな。いくつだ?どこでゲットしたんだよ」
ブツブツと文句を言うダンテに、その『ディーヴァ』について聞くエンツォ。
今はどうかしらないが、女遊びもある程度激しかったダンテだ。
そんなダンテに清楚…いや、まだ何も知らなさそうな清らかな女性はあまり似つかわしくない気がする。
それに、気になるのは年齢。
実際の年齢を聞いてみないことにはわからないが、女性というよりは少女に近い。
危ない仕事ばかりを請け負うような便利屋であるダンテが、どこをどうしたらそんな人物と知り合えたのか非常に気になる。
…かわいいし。
相手は聞きたいことがたくさんありそうである。
だが、ダンテは言葉を選び考えてゆっくり話すことにした。
相手は悪魔も天使も信じない男ではあるが、天使のことは言わない方が懸命だろうと思うのだ。
「あー。お前、いまだに悪魔を信じてないだろ?あいつは悪魔に教われててな、それを助けて知り合ったんだ」
「まーた『悪魔』かよ。一体なんの比喩なんだか…強姦魔?それとも強盗か?」
「人間だったらそんなトコなんだろうな」
どちらも奪う者という意味では同じこと。
それを考えると、生きるため力を付けるためにも殺人を犯す悪魔よりも、怨恨や快楽のために殺人を犯す人間の方がよっぽど悪い生き物に思えてくる。
…不思議だ。
「そいつらを成敗したあと、天涯孤独になったあいつをオレが引き取ったんだよ」
自分の面倒すらまともに見れず、食物といえばピザというダンテ。
そんなダンテが人の面倒をみるとはどういう風の吹き回しか、気まぐれか。
「あの見た目だしそういう所に売ればよかったんじゃねーの?
そしたらお前の懐は潤う上に、誰かの面倒をみるなんてめんどくさい目に合わなくて済ん…」
言い終えようとしたところで、視線だけで人を殺せそうな目が睨みをきかせた。
「あ゛?どこに、誰を売る…だって?」
加えてドスの利きすぎた低い声で立ち上がって見下ろしている。
ダンテは非常に怒っているようだった。
「ひぃ!じょ、冗談だよ、怒るなって!」
「ならいい」
真っ黒い空気を瞬時に霧散させて、座りなおすダンテ。
エンツォはホッと胸をなでおろした。