mission 10:beowolf and doppelganger ~再戦者、逃亡者~
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「きゃああああ!!」
ベオウルフと再戦中のダンテの耳に届くディーヴァの叫び声。
「ディーヴァ!?」
ダンテが戦いを中断して振り返ると、そこにはいつの間にやら現れていた悪魔に襲われるディーヴァが。
この悪魔…ダンテにとっては雑魚であろうと、ディーヴァにとっては十分に脅威となる悪魔である。
「悪い、決闘は一旦終わりだ!」
「そんなこと許せるとでも思っているのか!!」
強制的に戦闘を終わらせようとしたダンテだが、それをベオウルフが許可するはずもなく。
風を切る音とともに、ダンテに向かって強烈な拳が薙いだ。
「うるせぇ!!てめえの勝ちでもなんでもいい!
あとでオレを殺そうとしようが構わねえがな…!オレにはディーヴァのことが最優先事項なんだよ!!」
ディーヴァのためなら、自分の命すら捨てる。
そう言うかのように、ゴウッっと、強い悪魔の空気をまとうダンテ。
戦っている最中のそれよりも、強い殺気。
バチバチと音をたててダンテは魔人化し、ベオウルフの拳を掴んで押し戻した。
そしてこちらは、悪魔の初撃をなんとか避けたディーヴァである。
避けたは避けたのだが、その攻撃が頬をピッ!と、かすめた。
頬が切れ、一筋の血を流す。
その痛みと恐怖で勝手に翼が出現したディーヴァだが、出現の際の衝撃風は悪魔に避けられてしまった。
そのまま、悪魔の鎌で衣服の端を地面に縫いとめられてしまう。
他の悪魔の鎌が、ディーヴァの首を狙って鈍色に光った。
「ダンテ……ッ!!」
このままだと、間に合わない。
愛しい愛しいディーヴァを失ってしまう!
だが、頼もうにもいつものケルベロスは、事務所に置いてきてしまっている。
ベオウルフとの戦いでは使い慣れた武器…リベリオンとエボニー、アイボリーのみでと、決めてしまったからだ。
「くそっ!クロ頼む!!」
ダンテはそう叫んで、魔力を放出してディーヴァの前にクロを出現させた。
ザシュッ!ズバッ!
悪魔はクロの前に、簡単に砂と化した。
そしてクロは、ディーヴァの手を取って立ち上がらせた。
「ありがと、クロ…」
ほっと一安心。
ディーヴァはやわらかく笑いかけた。
「こいつを黙らせたら今いくからな。クロ、ディーヴァのことは頼んだぜッ!!」
ぬがぎぎぎ…。
歯を食いしばり、ダンテは目の前の相手…ベオウルフとの本気バトルを再開するのだった。
ベオウルフと再戦中のダンテの耳に届くディーヴァの叫び声。
「ディーヴァ!?」
ダンテが戦いを中断して振り返ると、そこにはいつの間にやら現れていた悪魔に襲われるディーヴァが。
この悪魔…ダンテにとっては雑魚であろうと、ディーヴァにとっては十分に脅威となる悪魔である。
「悪い、決闘は一旦終わりだ!」
「そんなこと許せるとでも思っているのか!!」
強制的に戦闘を終わらせようとしたダンテだが、それをベオウルフが許可するはずもなく。
風を切る音とともに、ダンテに向かって強烈な拳が薙いだ。
「うるせぇ!!てめえの勝ちでもなんでもいい!
あとでオレを殺そうとしようが構わねえがな…!オレにはディーヴァのことが最優先事項なんだよ!!」
ディーヴァのためなら、自分の命すら捨てる。
そう言うかのように、ゴウッっと、強い悪魔の空気をまとうダンテ。
戦っている最中のそれよりも、強い殺気。
バチバチと音をたててダンテは魔人化し、ベオウルフの拳を掴んで押し戻した。
そしてこちらは、悪魔の初撃をなんとか避けたディーヴァである。
避けたは避けたのだが、その攻撃が頬をピッ!と、かすめた。
頬が切れ、一筋の血を流す。
その痛みと恐怖で勝手に翼が出現したディーヴァだが、出現の際の衝撃風は悪魔に避けられてしまった。
そのまま、悪魔の鎌で衣服の端を地面に縫いとめられてしまう。
他の悪魔の鎌が、ディーヴァの首を狙って鈍色に光った。
「ダンテ……ッ!!」
このままだと、間に合わない。
愛しい愛しいディーヴァを失ってしまう!
だが、頼もうにもいつものケルベロスは、事務所に置いてきてしまっている。
ベオウルフとの戦いでは使い慣れた武器…リベリオンとエボニー、アイボリーのみでと、決めてしまったからだ。
「くそっ!クロ頼む!!」
ダンテはそう叫んで、魔力を放出してディーヴァの前にクロを出現させた。
ザシュッ!ズバッ!
悪魔はクロの前に、簡単に砂と化した。
そしてクロは、ディーヴァの手を取って立ち上がらせた。
「ありがと、クロ…」
ほっと一安心。
ディーヴァはやわらかく笑いかけた。
「こいつを黙らせたら今いくからな。クロ、ディーヴァのことは頼んだぜッ!!」
ぬがぎぎぎ…。
歯を食いしばり、ダンテは目の前の相手…ベオウルフとの本気バトルを再開するのだった。