mission 10:beowolf and doppelganger ~再戦者、逃亡者~
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いつのまにか相手も同じような形の剣を手にしていた。
ガキィイン!
お互いが手にした剣と剣が激しくぶつかり合う。
「くっ…」
袈裟斬りから始まり、斬り上げ、回転振り下ろし…。
相手のその攻撃に対抗すべく、ダンテも負けじと攻撃を繰り出す。
斬り払い叩き斬るように振り下ろし、横に薙ぎ、真っ向から迎えうつダンテ。
相手の剣技は自分のものとよく似ていた。
一瞬バージルかと思ったが、そんなわけがない。
バージルは剣術こそ同じものを使うが、リベリオンの叩き斬るような剣ではなく、鋭く切り裂く日本刀を使う。
それに、こうやって刃を交えてみれば、バージルでないことは明らかだった。
確かにバージルではない。
しかし、その姿は光と影が明滅を繰り返しているような人物であり、ダンテはあまりの眩しさに相手の正体を暴くことはできなかった。
ピカーッ!
「まぶしっ!目が、目がぁ!!」
その光はベオウルフとドッペルゲンガーたるクロの光と影、両方合わさったような光。
まるでカメラのフラッシュを激しくたいているかのようで、とてもじゃないが目を開けていられない。
ダンテは某大佐のセリフを吐きながら目を手で覆った。
その様子を安全圏から見る傍観者、ディーヴァ。
「まあ、実際にベオウルフとクロの光と影なんだけどねー」
間延びした言い方でつぶやき、ディーヴァはどこから取り出したのかダンテが夏の日にかけていた丸いレンズのサングラスをかけていた。
なんと用意のいいこと!
まぶしさに躊躇することもなく1人、完全に観客にまわってのほほんとしている。
そして、間髪を入れずダンテに迫り来る闇の球。
ダンテは満足に目を開けられないため、よけられない。
「ちっ!」
ダンテは魔人化することでそれを耐えきった。
そして…。
「やっと目が追い付いたぜ!」
ようやく目が慣れてきたダンテはリベリオンを前に突き出すと、相手の懐に飛び込んだ。
スティンガーだ。
だが、相手も同じくスティンガーを繰り出してきた。
剣先同士がぶつかり合う。
互角……いや、違う。
ダンテと同じ剣技、技を持っていても、魔人化したダンテに敵うわけがなかった。
『…ッ!!』
相手を覆っていたのであろう、光と影の膜がバリーンと盛大な音をたてて剥がれ落ちる。
軍配はダンテに上がった。
その正体が露になっていく。
同じ戦闘の仕方に、剣の技…そして、最初に向かってきた闇の球。
今思えば、あれはゾディアック・オンブラ。
と、なれば…だ。
ガキィイン!
お互いが手にした剣と剣が激しくぶつかり合う。
「くっ…」
袈裟斬りから始まり、斬り上げ、回転振り下ろし…。
相手のその攻撃に対抗すべく、ダンテも負けじと攻撃を繰り出す。
斬り払い叩き斬るように振り下ろし、横に薙ぎ、真っ向から迎えうつダンテ。
相手の剣技は自分のものとよく似ていた。
一瞬バージルかと思ったが、そんなわけがない。
バージルは剣術こそ同じものを使うが、リベリオンの叩き斬るような剣ではなく、鋭く切り裂く日本刀を使う。
それに、こうやって刃を交えてみれば、バージルでないことは明らかだった。
確かにバージルではない。
しかし、その姿は光と影が明滅を繰り返しているような人物であり、ダンテはあまりの眩しさに相手の正体を暴くことはできなかった。
ピカーッ!
「まぶしっ!目が、目がぁ!!」
その光はベオウルフとドッペルゲンガーたるクロの光と影、両方合わさったような光。
まるでカメラのフラッシュを激しくたいているかのようで、とてもじゃないが目を開けていられない。
ダンテは某大佐のセリフを吐きながら目を手で覆った。
その様子を安全圏から見る傍観者、ディーヴァ。
「まあ、実際にベオウルフとクロの光と影なんだけどねー」
間延びした言い方でつぶやき、ディーヴァはどこから取り出したのかダンテが夏の日にかけていた丸いレンズのサングラスをかけていた。
なんと用意のいいこと!
まぶしさに躊躇することもなく1人、完全に観客にまわってのほほんとしている。
そして、間髪を入れずダンテに迫り来る闇の球。
ダンテは満足に目を開けられないため、よけられない。
「ちっ!」
ダンテは魔人化することでそれを耐えきった。
そして…。
「やっと目が追い付いたぜ!」
ようやく目が慣れてきたダンテはリベリオンを前に突き出すと、相手の懐に飛び込んだ。
スティンガーだ。
だが、相手も同じくスティンガーを繰り出してきた。
剣先同士がぶつかり合う。
互角……いや、違う。
ダンテと同じ剣技、技を持っていても、魔人化したダンテに敵うわけがなかった。
『…ッ!!』
相手を覆っていたのであろう、光と影の膜がバリーンと盛大な音をたてて剥がれ落ちる。
軍配はダンテに上がった。
その正体が露になっていく。
同じ戦闘の仕方に、剣の技…そして、最初に向かってきた闇の球。
今思えば、あれはゾディアック・オンブラ。
と、なれば…だ。