mission 10:beowolf and doppelganger ~再戦者、逃亡者~
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「あだーっ!!」
真っ黒なボールのような何かが、豪速球でダンテの後頭部に直撃した。
魔の気配がしているところを見るに、それが影討ちの始まり。
え、今!?
あたしが数センチ離れただけのこのタイミングで!?
「ダンテっ!」
ダンテも魔の気配に気がついたようだ。
ホルスターからエボニーとアイボリーを取り出していつでも発砲が出来るようにした。
「ディーヴァは隠れてろ!」
「う、うん…」
殺気を感じる。
その殺気は、悪魔にとって獲物のはずのディーヴァにはまったく向けられていない。
ダンテにのみ向けられていた。
さらに言うと、ディーヴァが隠れるのを相手は待っていてくれた。
ディーヴァが攻撃が届かない位置にしっかり隠れたのを確認するやいなや、舞台は始まりの鐘を鳴らした。
「来るなら来いよ、悪魔野郎っ!」
その言葉の瞬間、三日月が明るく照らしていたはずの夜道が一瞬にして真っ暗闇に包まれた。
暗闇の範囲はダンテのまわりのみで、ディーヴァのいる場所にはいつも通りの街灯の明かりが灯っている。
暗闇からダンテ目掛けて同じ球が大量に吐き出される。
ダンテは誘導弾のように迫るその全てを、研ぎ澄ました感覚とたぐいまれなる戦闘センスでかわしていった。
闇にまぎれた攻撃が続く。
何者かの影が視界のはしに映るも、ダンテが振り向いた時にはその影は消え失せていた。
まるで地面に溶け込むかのように消える。
ダンテの撃つ弾丸が追い付かないほどの素早さ。
そして何度目かの攻防の後だ。
ダンテの真下に影が移動したかと思うと…。
「ぐはっ!?」
影から伸びた拳がアッパーカットとなって、ダンテの顎にクリーンヒット。
衝撃で、脳の中がシェイクされたようにグラグラ揺れる感覚。
そのまま吹っ飛んだダンテは、なんとか空中で体勢を立て直すと、片膝をついてその場に着地した。
「チッ!少しはやるみたいだな」
殴られた顎をスッと撫であげ、いまだに見えぬ相手に向き直ると、サッと背中に背負うリベリオンを構えるダンテ。
「影からこそこそと!いい加減正体表しやがれ!!」
その言葉には答えぬ代わりに、更に再び剛速球の闇色の球が飛んできた。
ダンテは構えたリベリオンを野球バットのように持ち直すと思いっきり打ち返した。
その殺気の発生場所目掛けて…。
『ッ!!』
跳ねかえった攻撃が当たったであろう、うめき声が微かに聞こえる。
「そこかっ!」
ダンテはその声の発生場所をピンポイントで特定すると、剣技を叩き込んだ。
真っ黒なボールのような何かが、豪速球でダンテの後頭部に直撃した。
魔の気配がしているところを見るに、それが影討ちの始まり。
え、今!?
あたしが数センチ離れただけのこのタイミングで!?
「ダンテっ!」
ダンテも魔の気配に気がついたようだ。
ホルスターからエボニーとアイボリーを取り出していつでも発砲が出来るようにした。
「ディーヴァは隠れてろ!」
「う、うん…」
殺気を感じる。
その殺気は、悪魔にとって獲物のはずのディーヴァにはまったく向けられていない。
ダンテにのみ向けられていた。
さらに言うと、ディーヴァが隠れるのを相手は待っていてくれた。
ディーヴァが攻撃が届かない位置にしっかり隠れたのを確認するやいなや、舞台は始まりの鐘を鳴らした。
「来るなら来いよ、悪魔野郎っ!」
その言葉の瞬間、三日月が明るく照らしていたはずの夜道が一瞬にして真っ暗闇に包まれた。
暗闇の範囲はダンテのまわりのみで、ディーヴァのいる場所にはいつも通りの街灯の明かりが灯っている。
暗闇からダンテ目掛けて同じ球が大量に吐き出される。
ダンテは誘導弾のように迫るその全てを、研ぎ澄ました感覚とたぐいまれなる戦闘センスでかわしていった。
闇にまぎれた攻撃が続く。
何者かの影が視界のはしに映るも、ダンテが振り向いた時にはその影は消え失せていた。
まるで地面に溶け込むかのように消える。
ダンテの撃つ弾丸が追い付かないほどの素早さ。
そして何度目かの攻防の後だ。
ダンテの真下に影が移動したかと思うと…。
「ぐはっ!?」
影から伸びた拳がアッパーカットとなって、ダンテの顎にクリーンヒット。
衝撃で、脳の中がシェイクされたようにグラグラ揺れる感覚。
そのまま吹っ飛んだダンテは、なんとか空中で体勢を立て直すと、片膝をついてその場に着地した。
「チッ!少しはやるみたいだな」
殴られた顎をスッと撫であげ、いまだに見えぬ相手に向き直ると、サッと背中に背負うリベリオンを構えるダンテ。
「影からこそこそと!いい加減正体表しやがれ!!」
その言葉には答えぬ代わりに、更に再び剛速球の闇色の球が飛んできた。
ダンテは構えたリベリオンを野球バットのように持ち直すと思いっきり打ち返した。
その殺気の発生場所目掛けて…。
『ッ!!』
跳ねかえった攻撃が当たったであろう、うめき声が微かに聞こえる。
「そこかっ!」
ダンテはその声の発生場所をピンポイントで特定すると、剣技を叩き込んだ。