mission 0:new days ~そのあとの彼女とオレ~
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背後でつまらない戦い…というか小競り合いがまだ続いているのを確認してから、ウンともスンとも言わない籠手と具足のままのベオウルフに近づく。
「ベオウルフも、これからよろしくね?」
しーん。
「あれっ?」
ベオウルフが言葉を発したのはかなり間を開けたあとだった。
「…………スパーダの血族とは仲良くせんぞ」
「え?あぁ~…別に良いよ。あたしとは仲良くしてくれる?」
「それはもちろんだ。それより、約束は覚えているか?あやつとは完全な状態でもう一度戦いたい。それでも負けたその時は…あやつを認めてやる」
「うん、純粋な戦いをするだけなら協力してあげる。でも、ダンテを殺すのは勘弁してほしいなあ…」
「その時にはあやつにもドーピングを施してやればよい」
「ド、ドーピング…。うん、そうだね」
何やら意味深な会話をしているが、一体なんのことやら。
ディーヴァは、最初にベオウルフと会話した時に力を貸してもらう代わりに交換条件を出されたのだ。
何かを得るためには同等の代価が必要…、この世は等価交換。
「今すぐは約束を果たせないけど、もうちょいしたらね?」
「ああ、いつでもよい。これからよろしく頼むぞ、ディーヴァ」
「ふふ、こちらこそ!」
それからディーヴァは、くるりとダンテ達の方を向く。
まだ小競り合い…今は口汚く罵り合いになってしまっている物は続いていた。
クロは喋れないため苦戦しているように見えるが。
「まだやってる…いい加減にしてほしいなぁ」
深く深~くため息を吐き出すと、歩み寄りながら手を叩いて注目を集めた。
「はいはいストップ!君達ヒートアップして暖まってよかったですね!でもつまらない喧嘩はそこまで!」
「おお!我らが賞ひ…違った、お姫様がおいでなすった!」
「ダンテ今、賞品って言おうとしたでしょ」
ジト目で睨まれ、ダンテはギクッと固まる。
ダンテを放っておいてネヴァンとクロに向かい合った。
「ネヴァンもクロもテメンニグルに帰りたいわけじゃないなら、ここがあなた達の新しい居場所ね」
「テメンニグルに帰りたいか、ですって?こーんな弄りがいのある子がいるのに帰るわけないでしょ」
そう言って「あとで一緒にお風呂入りましょうね~」等と、抱き締めてくるネヴァン。
ダンテと同じくらいの身長をしているため、ディーヴァはすっぽりと収まった。
「…ダンテがいいって言ったらね?」
「言うわけねーだろ。ネヴァン、てめぇはすぐどっかにぶちこんでやる!」
ぎゃーぎゃーわーわー!!
頬をほんのり朱に染めたディーヴァをネヴァンから遠ざけ、また始まる言い合い。
もう放っておこう。
「クロも、帰らない…」
ぎゅうと、クロがディーヴァにすがり付いてきた。
「…よね?だよね。うん、わかってるから」
よしよし、ディーヴァがその頭を撫でると、クロは素直に離れてくれた。
ディーヴァはニッコリと笑顔を浮かべると、2人に向かって大きな声で言い聞かせた。
「ネヴァン、クロ。これからよろしく」ら
「ええ」
「……(こくり)」
「我もいるぞ!」
わふーん!
やってきて飛び付き、ディーヴァの顔をべろべろと舐めるケルベロス。
「うわぁくすぐったいよ!もちろん、ケルもよろしくね!」
「我が主、よろしく頼むぞ」
「主はオレなんだけどな…まあいいけど」
ほほえましくアットホームな光景が広がる横で、ダンテはショボーンという効果音を背負う。
そして1人さみしくリベリオンと取ってきた悪魔の首を壁にかけた。
「あ、そうそう。お前らの場所は階段わきの収納スペースなー?」
その言葉の前に「悪魔の首すら目の前の壁にかけてるくせになんでやねん!」という魔具達からの突っ込みが入るのは当然のこと。
「ベオウルフも、これからよろしくね?」
しーん。
「あれっ?」
ベオウルフが言葉を発したのはかなり間を開けたあとだった。
「…………スパーダの血族とは仲良くせんぞ」
「え?あぁ~…別に良いよ。あたしとは仲良くしてくれる?」
「それはもちろんだ。それより、約束は覚えているか?あやつとは完全な状態でもう一度戦いたい。それでも負けたその時は…あやつを認めてやる」
「うん、純粋な戦いをするだけなら協力してあげる。でも、ダンテを殺すのは勘弁してほしいなあ…」
「その時にはあやつにもドーピングを施してやればよい」
「ド、ドーピング…。うん、そうだね」
何やら意味深な会話をしているが、一体なんのことやら。
ディーヴァは、最初にベオウルフと会話した時に力を貸してもらう代わりに交換条件を出されたのだ。
何かを得るためには同等の代価が必要…、この世は等価交換。
「今すぐは約束を果たせないけど、もうちょいしたらね?」
「ああ、いつでもよい。これからよろしく頼むぞ、ディーヴァ」
「ふふ、こちらこそ!」
それからディーヴァは、くるりとダンテ達の方を向く。
まだ小競り合い…今は口汚く罵り合いになってしまっている物は続いていた。
クロは喋れないため苦戦しているように見えるが。
「まだやってる…いい加減にしてほしいなぁ」
深く深~くため息を吐き出すと、歩み寄りながら手を叩いて注目を集めた。
「はいはいストップ!君達ヒートアップして暖まってよかったですね!でもつまらない喧嘩はそこまで!」
「おお!我らが賞ひ…違った、お姫様がおいでなすった!」
「ダンテ今、賞品って言おうとしたでしょ」
ジト目で睨まれ、ダンテはギクッと固まる。
ダンテを放っておいてネヴァンとクロに向かい合った。
「ネヴァンもクロもテメンニグルに帰りたいわけじゃないなら、ここがあなた達の新しい居場所ね」
「テメンニグルに帰りたいか、ですって?こーんな弄りがいのある子がいるのに帰るわけないでしょ」
そう言って「あとで一緒にお風呂入りましょうね~」等と、抱き締めてくるネヴァン。
ダンテと同じくらいの身長をしているため、ディーヴァはすっぽりと収まった。
「…ダンテがいいって言ったらね?」
「言うわけねーだろ。ネヴァン、てめぇはすぐどっかにぶちこんでやる!」
ぎゃーぎゃーわーわー!!
頬をほんのり朱に染めたディーヴァをネヴァンから遠ざけ、また始まる言い合い。
もう放っておこう。
「クロも、帰らない…」
ぎゅうと、クロがディーヴァにすがり付いてきた。
「…よね?だよね。うん、わかってるから」
よしよし、ディーヴァがその頭を撫でると、クロは素直に離れてくれた。
ディーヴァはニッコリと笑顔を浮かべると、2人に向かって大きな声で言い聞かせた。
「ネヴァン、クロ。これからよろしく」ら
「ええ」
「……(こくり)」
「我もいるぞ!」
わふーん!
やってきて飛び付き、ディーヴァの顔をべろべろと舐めるケルベロス。
「うわぁくすぐったいよ!もちろん、ケルもよろしくね!」
「我が主、よろしく頼むぞ」
「主はオレなんだけどな…まあいいけど」
ほほえましくアットホームな光景が広がる横で、ダンテはショボーンという効果音を背負う。
そして1人さみしくリベリオンと取ってきた悪魔の首を壁にかけた。
「あ、そうそう。お前らの場所は階段わきの収納スペースなー?」
その言葉の前に「悪魔の首すら目の前の壁にかけてるくせになんでやねん!」という魔具達からの突っ込みが入るのは当然のこと。