mission 11:tentacle and conflict ~和解、そして復讐の悪魔~
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入った瞬間、その扉には青い悪魔の封印が貼られてしまった。
先に進むために何かをしなくてはならなくなる場合、いつもこの色の封印がある。
今回も何か特別なことをしなければいけないのだろう。
軽快なステップを崩さぬダンテと反対に、ディーヴァは辺りの様子を慎重に探った。
「礼拝堂……っぽいけどやっぱりモチーフがおどろおどろしいね、ドクロとか。早く帰りたいよ」
「ディーヴァはここ来てからそればっかだよな、まあしょうがないっちゃしょうがないか」
何度もいうがここは悪魔の領域。
人間……ましてや相反する種族である天使からしたら、一刻も早く逃げ出したくなるのは当たり前というもの。
ちなみにダンテは半分悪魔だからか、ここにいても特に恐怖を感じることはない……。
ただ、ディーヴァをここで失いでもしたら、そう思うと恐怖を感じずにはいられないが。
「てか、行き止まりか?仕掛けっていうと、この真ん中の首だけ泣いてるヤツだよな?」
「そうだと思う。泣いてるっていうか……血の涙ね、怖っ!」
「上にもなんかありそうだ……ぞっと!」
天井を仰ぎ見る。
ダンテはディーヴァを抱えると残像を残しつつ、一瞬で上へと飛び上がった。
「うわわ、びっくり!瞬間移動?」
「そんなトコだ」
「……こんなことできたっけ?」
「今初めてできた。オレってすげー」
「あ、そ……悪魔ってホント便利だよねぇ。
……この赤いのはなんだろ」
天使にも便利な能力が欲しい今日この頃。
それはさておき、上をくまなく調べるダンテとディーヴァである。
調べてみてわかったことといえば、光の漏れる亀裂の入った壁を壊して出てきたオブジェ……これが二つあることと、壁に赤く光る壁の場所には大きな穴が空いていることくらいか。
「で、どうしよっか」
「ああ、どうすっかな……」
「「はぁ……」」
調べたはいいが、このあとどうすればいいのかさっぱりわからない。
途方にくれる二人の口からはため息が漏れた。
ダンテがその変なオブジェに背を預けてうなだれていると……。
ガコン。
オブジェが横にスライドされ動き出した。
「えっ?」
「コイツ……動くぞ!」
どこかで聞いたことのある言い回しはともかく、ディーヴァはなぜ動く必要があるのかを考えた。
物事にはすべて意味がある。
「あ、な~るほど!ダンテ、壁の穴にこのオブジェを押しこんでくれない?多分それでいけるんだと思うの」
「マジか、任せろ。でやあぁぁぁ!ンウェー!」
ディーヴァの助言を受け、リベリオンやアグニルドラを振るいだすダンテ。
オブジェはカチリ、と音を立てて穴へと奥まで差し込まれた。
どこか変わったところがないだろうか。
ディーヴァが手すりに寄りかかり覗き首をし、どこが変わったか確認する。
「変な掛け声……あ、やっぱりね」
涙が流れていなかった首が涙を流し始めているのがみてとれた。
だが、涙を流していない首はもう一つある。
「ダンテー、もういっこのほうもよろしく!」
「はぁ……人使いの荒いお嬢さんだ」
ダンテはもう片側に走り、オブジェを壁に押し込んだ。
これで、三つの首が血の涙を流す状態の完成だ。
ガシャコン!
ちょうどダンテがいる場所の真下、その場所に通路が現れた。
「おー!!隠し通路っ!やったぁ!」
「祝福しろ」
「はいはい、オメデト!」
謎のポーズをとるダンテと、それをサラリと流しぱちぱちぱちと拍手でダンテを讃えるディーヴァ。
が、悪魔もダンテを讃えるためにやって来たのか、赤い封印を施して二人を礼拝堂に閉じ込めた。
直後、どこかで聞いたことのあるおぞましい死神の笑い声が。
ヘル=バンガードのご登場だ。
ちょうどディーヴァのいるすぐ隣に現れ、その首めがけて鎌を振り下ろす。
「きゃああああ!!」
叫んだ瞬間翼が出現した。
二階部分から転げ落ちるようにして下へ落ちたディーヴァは、その背に生えた翼をクッションになんとか助かった。
ダンテは手すりを軽く乗り越え着地すると、ヘル=バンガードを挑発して自分に注意を向けさせる。
もちろん、ヘル=バンガードはダンテの元へ。
ダンテが相手をしている間に柱の影へと逃げおおせるディーヴァ。
ヘル=バンガードを倒すとそのあとは先ほどうディーヴァが嫌な思いをした霧状の悪魔が現れる。
ちなみにダンテはまた少しいい思いをしたと言っておこう。
「ひぃ!またムラサキヒトデの悪魔!?海に帰れー!」
「どっちかっていうとソウルイーターな」
こいつらにはわざと背中を見せて実体化させるしかない。
離れた位置からの一斉突進をサイドロールで避けたダンテはそのまま悪魔に背を向けて立ち止まった。
「何やってんの、立ち止まったら危ないよっ」
悪魔の腕が届く……その前にダンテは振り向きざまにリベリオンを突き出す。
「背後を見せてからのー……振り向いて串刺し!悪魔のカプレーゼってやつだぜ!」
ソウルイーターをまとめて串刺しにして倒し終えたダンテは、そのまま次の扉を開け放つのだった。
先に進むために何かをしなくてはならなくなる場合、いつもこの色の封印がある。
今回も何か特別なことをしなければいけないのだろう。
軽快なステップを崩さぬダンテと反対に、ディーヴァは辺りの様子を慎重に探った。
「礼拝堂……っぽいけどやっぱりモチーフがおどろおどろしいね、ドクロとか。早く帰りたいよ」
「ディーヴァはここ来てからそればっかだよな、まあしょうがないっちゃしょうがないか」
何度もいうがここは悪魔の領域。
人間……ましてや相反する種族である天使からしたら、一刻も早く逃げ出したくなるのは当たり前というもの。
ちなみにダンテは半分悪魔だからか、ここにいても特に恐怖を感じることはない……。
ただ、ディーヴァをここで失いでもしたら、そう思うと恐怖を感じずにはいられないが。
「てか、行き止まりか?仕掛けっていうと、この真ん中の首だけ泣いてるヤツだよな?」
「そうだと思う。泣いてるっていうか……血の涙ね、怖っ!」
「上にもなんかありそうだ……ぞっと!」
天井を仰ぎ見る。
ダンテはディーヴァを抱えると残像を残しつつ、一瞬で上へと飛び上がった。
「うわわ、びっくり!瞬間移動?」
「そんなトコだ」
「……こんなことできたっけ?」
「今初めてできた。オレってすげー」
「あ、そ……悪魔ってホント便利だよねぇ。
……この赤いのはなんだろ」
天使にも便利な能力が欲しい今日この頃。
それはさておき、上をくまなく調べるダンテとディーヴァである。
調べてみてわかったことといえば、光の漏れる亀裂の入った壁を壊して出てきたオブジェ……これが二つあることと、壁に赤く光る壁の場所には大きな穴が空いていることくらいか。
「で、どうしよっか」
「ああ、どうすっかな……」
「「はぁ……」」
調べたはいいが、このあとどうすればいいのかさっぱりわからない。
途方にくれる二人の口からはため息が漏れた。
ダンテがその変なオブジェに背を預けてうなだれていると……。
ガコン。
オブジェが横にスライドされ動き出した。
「えっ?」
「コイツ……動くぞ!」
どこかで聞いたことのある言い回しはともかく、ディーヴァはなぜ動く必要があるのかを考えた。
物事にはすべて意味がある。
「あ、な~るほど!ダンテ、壁の穴にこのオブジェを押しこんでくれない?多分それでいけるんだと思うの」
「マジか、任せろ。でやあぁぁぁ!ンウェー!」
ディーヴァの助言を受け、リベリオンやアグニルドラを振るいだすダンテ。
オブジェはカチリ、と音を立てて穴へと奥まで差し込まれた。
どこか変わったところがないだろうか。
ディーヴァが手すりに寄りかかり覗き首をし、どこが変わったか確認する。
「変な掛け声……あ、やっぱりね」
涙が流れていなかった首が涙を流し始めているのがみてとれた。
だが、涙を流していない首はもう一つある。
「ダンテー、もういっこのほうもよろしく!」
「はぁ……人使いの荒いお嬢さんだ」
ダンテはもう片側に走り、オブジェを壁に押し込んだ。
これで、三つの首が血の涙を流す状態の完成だ。
ガシャコン!
ちょうどダンテがいる場所の真下、その場所に通路が現れた。
「おー!!隠し通路っ!やったぁ!」
「祝福しろ」
「はいはい、オメデト!」
謎のポーズをとるダンテと、それをサラリと流しぱちぱちぱちと拍手でダンテを讃えるディーヴァ。
が、悪魔もダンテを讃えるためにやって来たのか、赤い封印を施して二人を礼拝堂に閉じ込めた。
直後、どこかで聞いたことのあるおぞましい死神の笑い声が。
ヘル=バンガードのご登場だ。
ちょうどディーヴァのいるすぐ隣に現れ、その首めがけて鎌を振り下ろす。
「きゃああああ!!」
叫んだ瞬間翼が出現した。
二階部分から転げ落ちるようにして下へ落ちたディーヴァは、その背に生えた翼をクッションになんとか助かった。
ダンテは手すりを軽く乗り越え着地すると、ヘル=バンガードを挑発して自分に注意を向けさせる。
もちろん、ヘル=バンガードはダンテの元へ。
ダンテが相手をしている間に柱の影へと逃げおおせるディーヴァ。
ヘル=バンガードを倒すとそのあとは先ほどうディーヴァが嫌な思いをした霧状の悪魔が現れる。
ちなみにダンテはまた少しいい思いをしたと言っておこう。
「ひぃ!またムラサキヒトデの悪魔!?海に帰れー!」
「どっちかっていうとソウルイーターな」
こいつらにはわざと背中を見せて実体化させるしかない。
離れた位置からの一斉突進をサイドロールで避けたダンテはそのまま悪魔に背を向けて立ち止まった。
「何やってんの、立ち止まったら危ないよっ」
悪魔の腕が届く……その前にダンテは振り向きざまにリベリオンを突き出す。
「背後を見せてからのー……振り向いて串刺し!悪魔のカプレーゼってやつだぜ!」
ソウルイーターをまとめて串刺しにして倒し終えたダンテは、そのまま次の扉を開け放つのだった。