mission 11:tentacle and conflict ~和解、そして復讐の悪魔~
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「大丈夫か?」
肩で息をしているディーヴァに手を差し出すダンテ。
ディーヴァは口を尖らせながらその手を取った。
「なんですぐに助けてくれなかったのよぅ……」
「え、いや…その、な?……悪かったって」
さすがに言えないだろう。
ディーヴァが悪魔の触手に襲われている姿を脳内永久保存したなんてことは。
「なんかね、あの悪魔ひたすら『恨めしい、我らを殺したスパーダの血族、恨めしい』ってずっと言ってたよ」
「へー、何だろな」
あの悪魔は殺された悪魔の怨念が集まり、新たなる悪魔となったものである。
きっとここまでダンテが倒してきた悪魔から生まれたのであろう。
あんな悪魔が生まれるのなら、悪魔狩りをするのも考え物かもしれない。
それから、力というか魂を持っていかれるような感覚があったとのこと。
魂を貪る悪魔というわけだ。
しかしいつの間にあの悪魔は来たのだろうか。
疑問に思い首を傾げながらも、今度はダンテにぴっっったりと張り付いてディーヴァは進んだ。
ふと、その視界の端に霧状の物が映る。
確か今の悪魔にもあんな霧があった。
「ダンテ、あの霧ッ!あれが今の悪魔だと思うよ」
「なるほどな、お片づけしておくとするか!」
確信したディーヴァは空中にいくつか浮かぶ霧の塊を指さした。
霧状に変化しているが、それは確かに悪魔のようだった。
ダンテがリベリオンを手に壁を駆けあがり、飛び上がってぶった切る。
のだが……。
スカッ!!
「はっ?ちょ、ディーヴァ!効かねーんだけど!!」
リベリオンはその体をすり抜けてしまい、ダンテが斬ったのはただの空気だけ。
「ええーっ何その無敵な悪魔!と、とりあえず逃げようよ!
「おぉ、わかった」
すり抜けるとは、幽霊だとでもいうのだろうか。
これでは攻撃しても意味がない。ディーヴァの腕をつかんでダンテは扉の方へ走り抜けた。
「って、悪魔の封印されてるぜっ!」
「うわーっ、何体も向かってきてるよぉ!」
目の前の扉には赤い悪魔の封印が、例によって施されている。
ディーヴァが後ろをチラリと確認すると、もうすぐ、そこまで悪魔は迫っていた。
「ぎゃー!来るなっての!!」
ディーヴァを後ろに庇い、鳥肌を立てたダンテはめちゃくちゃにリベリオンを振り回す。
ダンテに取りつこうとガバッと口を開け触手を広げていた悪魔達だったが、その切っ先がクリーンヒットしたのか断末魔の雄叫びとともに空中に霧散してしまった。
『キェェェェエー!!』
数体いたはずの悪魔がまとめていっぺんに消える。
しーん。
静まり返った通路内でダンテは静かに呟いた。
「…………倒せたぞ?」
「うん。霧状の時は攻撃通らないけど、ヒトデみたいになってる時になら攻撃可能……ってかんじかな?」
「そうみたい、だな」
なんたる肩透かしだろうか。
悪魔の封印も綺麗さっぱり消えている。
ダンテ達は今度こそ扉を開けるのだった。
肩で息をしているディーヴァに手を差し出すダンテ。
ディーヴァは口を尖らせながらその手を取った。
「なんですぐに助けてくれなかったのよぅ……」
「え、いや…その、な?……悪かったって」
さすがに言えないだろう。
ディーヴァが悪魔の触手に襲われている姿を脳内永久保存したなんてことは。
「なんかね、あの悪魔ひたすら『恨めしい、我らを殺したスパーダの血族、恨めしい』ってずっと言ってたよ」
「へー、何だろな」
あの悪魔は殺された悪魔の怨念が集まり、新たなる悪魔となったものである。
きっとここまでダンテが倒してきた悪魔から生まれたのであろう。
あんな悪魔が生まれるのなら、悪魔狩りをするのも考え物かもしれない。
それから、力というか魂を持っていかれるような感覚があったとのこと。
魂を貪る悪魔というわけだ。
しかしいつの間にあの悪魔は来たのだろうか。
疑問に思い首を傾げながらも、今度はダンテにぴっっったりと張り付いてディーヴァは進んだ。
ふと、その視界の端に霧状の物が映る。
確か今の悪魔にもあんな霧があった。
「ダンテ、あの霧ッ!あれが今の悪魔だと思うよ」
「なるほどな、お片づけしておくとするか!」
確信したディーヴァは空中にいくつか浮かぶ霧の塊を指さした。
霧状に変化しているが、それは確かに悪魔のようだった。
ダンテがリベリオンを手に壁を駆けあがり、飛び上がってぶった切る。
のだが……。
スカッ!!
「はっ?ちょ、ディーヴァ!効かねーんだけど!!」
リベリオンはその体をすり抜けてしまい、ダンテが斬ったのはただの空気だけ。
「ええーっ何その無敵な悪魔!と、とりあえず逃げようよ!
「おぉ、わかった」
すり抜けるとは、幽霊だとでもいうのだろうか。
これでは攻撃しても意味がない。ディーヴァの腕をつかんでダンテは扉の方へ走り抜けた。
「って、悪魔の封印されてるぜっ!」
「うわーっ、何体も向かってきてるよぉ!」
目の前の扉には赤い悪魔の封印が、例によって施されている。
ディーヴァが後ろをチラリと確認すると、もうすぐ、そこまで悪魔は迫っていた。
「ぎゃー!来るなっての!!」
ディーヴァを後ろに庇い、鳥肌を立てたダンテはめちゃくちゃにリベリオンを振り回す。
ダンテに取りつこうとガバッと口を開け触手を広げていた悪魔達だったが、その切っ先がクリーンヒットしたのか断末魔の雄叫びとともに空中に霧散してしまった。
『キェェェェエー!!』
数体いたはずの悪魔がまとめていっぺんに消える。
しーん。
静まり返った通路内でダンテは静かに呟いた。
「…………倒せたぞ?」
「うん。霧状の時は攻撃通らないけど、ヒトデみたいになってる時になら攻撃可能……ってかんじかな?」
「そうみたい、だな」
なんたる肩透かしだろうか。
悪魔の封印も綺麗さっぱり消えている。
ダンテ達は今度こそ扉を開けるのだった。