mission 11:tentacle and conflict ~和解、そして復讐の悪魔~
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レディを残し先に進んだディーヴァ逹を待ち受けたのは、歯車が縦横無尽に設置された部屋だった。
ちらほらとエニグマ数体が、ダンテを今か今かと待っている。
ダンテは軽くエニグマ共を蹴散らしてからディーヴァの待つ入り口へと戻った。
「降りたり上がったり……めんどくさいね」
「めんどくさいのはこっちのセリフだっつの。こちとらディーヴァを抱えてやんなきゃいけないんだぞ?」
ダンテは皮肉を込めて、嫌みを言ってみた。
そのとたん、落ち込むディーヴァ。
「あたしだって、ちゃんとダンテの役にたちたいのに……足手まといになんかなりたくないのに、ひどいよ……」
「わ~、めんどいわけないだろ!?嘘だ、嘘!」
じわりと涙まで浮かべる始末だ。
まさかここまで落ち込むとは思わなかった。
ダンテはあわてて訂正をいれる。
「でも、ほんとのことじゃない。その背中じゃあたしをおぶるのだって無理だし……」
「ま、確かにそうだ。でも……」
その背には今や沢山のごちゃごちゃした魔具が下げられている。
だがダンテは素早くディーヴァの膝裏と背中に手を回し抱えあげることでその問題を解決した。
「きゃっ」
「こうやってお姫様抱っこ、ってヤツをやりゃいいだろ」
「恥ずかしい……。というか、そうされてもやっぱり気にしちゃうよ……」
「気にしいだな。
だったらここから出たら翼を自分の意思で出す練習でも、本腰いれてやろうぜ?」
「うん……そうだね!前みたくスパルタで、ね」
「ほんとにスパルタでいいのか?オレの本気は厳しいぞ??」
「う……やっぱりお手柔らかにお願いします」
「わかってるって」
苦笑して会話しつつ、ダンテは次の部屋への扉を開けると、大きく一歩を踏み出した。
「そのためにも、とっととバージルからアミュレットを取り返さねーとなっ」
長い道が奥へと続く一本道だ。
これだけ長いと何か仕掛けがあっても不思議ではない。
「悪魔がいる感じはしねぇな」
「いない代わりに、ちょっと進んだら背後から岩が転がってきたりして」
「どこぞの秘境冒険家か!
んなベタなことあるわけないって。とりあえず行こうぜ」
ダンテが指でクイッと示した先…向こうの方に小さく見える扉へと共に向かう。
大丈夫、何かあったらダンテがいるもの!
そう思いディーヴァはダンテの後ろをついて行った。
その時の自分に言いたい。
何故後ろを気にしなかったのか…と。
『ぅ……しぃ、ス……族、……めし……』
変な声が真後ろから聞こえた……と思った瞬間だ。
ふわりと体が浮いた。
「え…、きゃああ!!」
「ッディーヴァ!?」
ディーヴァの叫びにあわてて後ろを振り返るダンテ。
そこには紫色をしたヒトデのような悪魔に拘束され、空中に持ち上げられたディーヴァが。
「やあだぁ!助けてダンテ!!」
パンツは見放題。
その上、霧状の触手のような物に拘束されている。
なんと卑猥!けしからんもっとやれ!!
「おお、いつの間に……」
「いつの間にじゃないでしょ、早くなんとかしてー!!」
振りほどこうともがくが、ディーヴァの力ではどうにもならない。
それどころか力はどんどん抜けてきた。
力を吸いとられている。
「……うっ!!なんか変な感じぃ……」
もっと見ていたい気もする。
いやいや、助けなくてはいけないだろう。
でも、ディーヴァは中々オカズになりそうな展開を見せてはくれない。
これは神様……いや、悪魔がくれたチャンスではないか。
心の中の悪魔が意地悪く叫ぶ。
「ダン……テッ!ぅ、くぅ……っ」
「!?
待ってろディーヴァ!」
けれどもやはり、苦しんでいる自分の愛する人をいつまでも見ているだけ、というわけにはいかない。
最愛のディーヴァが悪魔なんぞにけがされるのはごめんだ。
一番最初に天使を穢していいのはこのオレ。
ダンテという名の悪魔だ。
それもどうかと思うが、ダンテの心につっこむ輩はいない。
「いいか、動くな……よッ!」
ダンテはディーヴァを拘束している悪魔の体のみを、エボニーとアイボリーで正確に撃ち抜いてみせた。
ちらほらとエニグマ数体が、ダンテを今か今かと待っている。
ダンテは軽くエニグマ共を蹴散らしてからディーヴァの待つ入り口へと戻った。
「降りたり上がったり……めんどくさいね」
「めんどくさいのはこっちのセリフだっつの。こちとらディーヴァを抱えてやんなきゃいけないんだぞ?」
ダンテは皮肉を込めて、嫌みを言ってみた。
そのとたん、落ち込むディーヴァ。
「あたしだって、ちゃんとダンテの役にたちたいのに……足手まといになんかなりたくないのに、ひどいよ……」
「わ~、めんどいわけないだろ!?嘘だ、嘘!」
じわりと涙まで浮かべる始末だ。
まさかここまで落ち込むとは思わなかった。
ダンテはあわてて訂正をいれる。
「でも、ほんとのことじゃない。その背中じゃあたしをおぶるのだって無理だし……」
「ま、確かにそうだ。でも……」
その背には今や沢山のごちゃごちゃした魔具が下げられている。
だがダンテは素早くディーヴァの膝裏と背中に手を回し抱えあげることでその問題を解決した。
「きゃっ」
「こうやってお姫様抱っこ、ってヤツをやりゃいいだろ」
「恥ずかしい……。というか、そうされてもやっぱり気にしちゃうよ……」
「気にしいだな。
だったらここから出たら翼を自分の意思で出す練習でも、本腰いれてやろうぜ?」
「うん……そうだね!前みたくスパルタで、ね」
「ほんとにスパルタでいいのか?オレの本気は厳しいぞ??」
「う……やっぱりお手柔らかにお願いします」
「わかってるって」
苦笑して会話しつつ、ダンテは次の部屋への扉を開けると、大きく一歩を踏み出した。
「そのためにも、とっととバージルからアミュレットを取り返さねーとなっ」
長い道が奥へと続く一本道だ。
これだけ長いと何か仕掛けがあっても不思議ではない。
「悪魔がいる感じはしねぇな」
「いない代わりに、ちょっと進んだら背後から岩が転がってきたりして」
「どこぞの秘境冒険家か!
んなベタなことあるわけないって。とりあえず行こうぜ」
ダンテが指でクイッと示した先…向こうの方に小さく見える扉へと共に向かう。
大丈夫、何かあったらダンテがいるもの!
そう思いディーヴァはダンテの後ろをついて行った。
その時の自分に言いたい。
何故後ろを気にしなかったのか…と。
『ぅ……しぃ、ス……族、……めし……』
変な声が真後ろから聞こえた……と思った瞬間だ。
ふわりと体が浮いた。
「え…、きゃああ!!」
「ッディーヴァ!?」
ディーヴァの叫びにあわてて後ろを振り返るダンテ。
そこには紫色をしたヒトデのような悪魔に拘束され、空中に持ち上げられたディーヴァが。
「やあだぁ!助けてダンテ!!」
パンツは見放題。
その上、霧状の触手のような物に拘束されている。
なんと卑猥!けしからんもっとやれ!!
「おお、いつの間に……」
「いつの間にじゃないでしょ、早くなんとかしてー!!」
振りほどこうともがくが、ディーヴァの力ではどうにもならない。
それどころか力はどんどん抜けてきた。
力を吸いとられている。
「……うっ!!なんか変な感じぃ……」
もっと見ていたい気もする。
いやいや、助けなくてはいけないだろう。
でも、ディーヴァは中々オカズになりそうな展開を見せてはくれない。
これは神様……いや、悪魔がくれたチャンスではないか。
心の中の悪魔が意地悪く叫ぶ。
「ダン……テッ!ぅ、くぅ……っ」
「!?
待ってろディーヴァ!」
けれどもやはり、苦しんでいる自分の愛する人をいつまでも見ているだけ、というわけにはいかない。
最愛のディーヴァが悪魔なんぞにけがされるのはごめんだ。
一番最初に天使を穢していいのはこのオレ。
ダンテという名の悪魔だ。
それもどうかと思うが、ダンテの心につっこむ輩はいない。
「いいか、動くな……よッ!」
ダンテはディーヴァを拘束している悪魔の体のみを、エボニーとアイボリーで正確に撃ち抜いてみせた。