mission 10:bitter enmity ~オレの彼女が嫉妬しすぎてかわいい~
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歌劇場から出て小道に入ると、突き当たりの壁にはたくさんの石で出来た仮面がかけられていた。
多分、仮面の力がどうのこうのと書いてあった場所にはめるのだろうが、いかんせんどれがいいのかわからない。
「うわ、いっぱいある……どれ?」
「どれでもいいだろ、なあネヴァン?」
この地の主はネヴァンだ。
ダンテは背中のギターに声をかける。
ついでに言うと背中がいろいろな武器でそろそろ重くなってきた。
ディーヴァを背負うのはこのままでは難しかろう。
返事代わりにと、ネヴァンのギターがキラリと光る。
満足げに微笑んで石仮面を入手するダンテとは裏腹に、ディーヴァはムッとして口を尖らせた。
「なんでネヴァンに聞くんですかねー?」
それから、わいて出るブラッドゴイルを無視して、滝を抜ける。
本当ならブラッドゴイルを相手に新しい武器……雷刃ネヴァンを使ってみたかったのだが、ディーヴァがものすごくいやそうな顔をしたためやめたのだ。
これ以上ディーヴァをいやな気持ちにさせるのは忍びない。
しばらくは大事な彼女のご機嫌取りに努めよう、素直にそう思うダンテだった。
「そう言えば……ディーヴァはいつの間に天使の力を自分で使えるようになったんだ?」
一度力を使えて自信でもついたか前を意気揚々と進んでいく彼女に、ダンテはふと思い出し聞く。
その言葉にディーヴァはぴたり、と立ち止まる。
「使えないよ?」
「え?普通に使いこなしてただろ」
「んー……なんでだかよくわかんない。ただ、ネヴァンにダンテが盗られちゃう!……って思ってたら翼が出ちゃった!」
「そ、そうか……!へへ、そりゃうれしいな!」
「そーぉ?」
ディーヴァ自身はよくわかっていないようだが、予想以上にダンテはディーヴァに愛されているようだ。
さっき聞いた「嫉妬した」、という言葉だけでなくこの話でそう確信するダンテだった。
離れ小島に体を向ける像。
そののっぺりとした何もない顔の部分に、ディーヴァは手に入れたばかりの石仮面をはめこんだ。
まるでマグネット式にでもなっているかのように吸い込まれ、ぴったりと合う。
その直後、目の前には離れ小島に向かう足場が浮上してきた。
湖を割る事などたやすい、の謳い文句だったが、これでは割るというよりただの仕掛けである。
なんとも微妙そうな顔をして二人は離れ小島……何かが祀られた祭壇へ向かった。
「なあに、コレ?」
ダンテが手に取ってディーヴァに見せた物。
それは発電機のようなものだった。
「知らね。でも魔界製の動力炉みたいだな、橋で使うんだろ」
「やっぱりそうなんだね、じゃあ元来た道を戻ろっか」
「ああ」
手に入れたそれを握りしめ、二人は戻っていった。
多分、仮面の力がどうのこうのと書いてあった場所にはめるのだろうが、いかんせんどれがいいのかわからない。
「うわ、いっぱいある……どれ?」
「どれでもいいだろ、なあネヴァン?」
この地の主はネヴァンだ。
ダンテは背中のギターに声をかける。
ついでに言うと背中がいろいろな武器でそろそろ重くなってきた。
ディーヴァを背負うのはこのままでは難しかろう。
返事代わりにと、ネヴァンのギターがキラリと光る。
満足げに微笑んで石仮面を入手するダンテとは裏腹に、ディーヴァはムッとして口を尖らせた。
「なんでネヴァンに聞くんですかねー?」
それから、わいて出るブラッドゴイルを無視して、滝を抜ける。
本当ならブラッドゴイルを相手に新しい武器……雷刃ネヴァンを使ってみたかったのだが、ディーヴァがものすごくいやそうな顔をしたためやめたのだ。
これ以上ディーヴァをいやな気持ちにさせるのは忍びない。
しばらくは大事な彼女のご機嫌取りに努めよう、素直にそう思うダンテだった。
「そう言えば……ディーヴァはいつの間に天使の力を自分で使えるようになったんだ?」
一度力を使えて自信でもついたか前を意気揚々と進んでいく彼女に、ダンテはふと思い出し聞く。
その言葉にディーヴァはぴたり、と立ち止まる。
「使えないよ?」
「え?普通に使いこなしてただろ」
「んー……なんでだかよくわかんない。ただ、ネヴァンにダンテが盗られちゃう!……って思ってたら翼が出ちゃった!」
「そ、そうか……!へへ、そりゃうれしいな!」
「そーぉ?」
ディーヴァ自身はよくわかっていないようだが、予想以上にダンテはディーヴァに愛されているようだ。
さっき聞いた「嫉妬した」、という言葉だけでなくこの話でそう確信するダンテだった。
離れ小島に体を向ける像。
そののっぺりとした何もない顔の部分に、ディーヴァは手に入れたばかりの石仮面をはめこんだ。
まるでマグネット式にでもなっているかのように吸い込まれ、ぴったりと合う。
その直後、目の前には離れ小島に向かう足場が浮上してきた。
湖を割る事などたやすい、の謳い文句だったが、これでは割るというよりただの仕掛けである。
なんとも微妙そうな顔をして二人は離れ小島……何かが祀られた祭壇へ向かった。
「なあに、コレ?」
ダンテが手に取ってディーヴァに見せた物。
それは発電機のようなものだった。
「知らね。でも魔界製の動力炉みたいだな、橋で使うんだろ」
「やっぱりそうなんだね、じゃあ元来た道を戻ろっか」
「ああ」
手に入れたそれを握りしめ、二人は戻っていった。