mission 10:bitter enmity ~オレの彼女が嫉妬しすぎてかわいい~
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「あ゙~疲れた!」
ダンテが起き上がり、開口一番にそうぬかした。
それはそうだろう。
ダンテはネヴァンから死の抱擁などという名前の濃厚なキッスを受けた上に、激しいライブもどきを行ったのだから、疲れるに決まっている。
「ディーヴァ、ちょっと充電させてくれよ……」
「絶対にイヤ!」
その濃厚なキッスを思いだし、いやな気分。
ディーヴァは眉を釣り上げ怖い顔で断ると、続けてダンテを責め立てた。
「その唇であたしとキスをしようって?バカじゃないのっ!?ダンテって女の子の気持ち、全然理解してない!」
恋人の手厳しい言葉に、目を泳がせて頭をかいたダンテは、ごしごしと力任せに唇を拭いてみた。
これならOKなハズ、とにこりと笑って聞く。
「…だめか?」
「だめに決まってるでしょっ!大体なんであんな簡単に唇許してるの!!信じらんないっ最低〜〜〜!!」
「オレだって許したくなかった!けど、あれはそういう技だった!
オレの力でも振り解けない拘束力だったし、口から力を吸われて余計動けなかった!」
「でも、それでもダメ!あたしは!あんなの見たくなかった!!」
「オレはお前と今すぐキスしたい。
力もすっからかん。次に向かう前にディーヴァを充電させてくれないか?だめ?」
理由を話しても尚ぷりぷりと怒り、ヒステリックに叫ぶディーヴァに、今一度聞く。
「…………」
胸の前でバッテンを作って却下するディーヴァに、ダンテはしゅんとして捨てられたチワワのような顔で見つめ返した。
相手は自分よりも大きなダンテ……なのに、かわいい。
バックにチワワを背負うとは卑怯なり。
「どうしても?」
「うっ……。
はぁ…………動くための元気が足りないのね?」
「そうだ」
「………………疲れてるんじゃしょうがない、キスで治るとは思えないけど、まあいっか」
機嫌の悪かったディーヴァだが、ため息とともにとりあえずダンテを許すことにした。とりあえず。
そして自らダンテと唇を合わせた。
ディーヴァからしたにも関わらず、意外にも激しいキスだ。
そのとろけるような唇の動きに、ダンテは唇を離し、鼻先を押し付け合ったまま聞く。
「どんどん積極的になってきたよな、ディーヴァ」
「ん、消毒……」
「ほぉ……」
「だって、ダンテったらネヴァンとあんなキスするんだもん……」
嫉妬しちゃった。
そう続けて赤くなるディーヴァに耐えきれず、ダンテはその唇を今度は自分から貪った。
不思議だ。力がわく。
というか、本当に体力が戻った。
ディーヴァから得て体力を戻すには、今まで血をもらう他に方法がなかった。
なのに、口付けで体力が回復するとはいったい……?
考え込むダンテだが、体力を回復した代わりにその腕の中のディーヴァがくたっとしてしまっているのに気がついた。
「え、おい、ディーヴァ!?」
「ふにゃら~。ダンテ、持っていきすぎぃ……」
ダンテが体力を吸いすぎたのか、ディーヴァは目をぐるぐると回し、気絶してしまった。
こうしてディーヴァは、キスによる力の譲渡を覚えたのである。
ネヴァンと同じだ。
ダンテが起き上がり、開口一番にそうぬかした。
それはそうだろう。
ダンテはネヴァンから死の抱擁などという名前の濃厚なキッスを受けた上に、激しいライブもどきを行ったのだから、疲れるに決まっている。
「ディーヴァ、ちょっと充電させてくれよ……」
「絶対にイヤ!」
その濃厚なキッスを思いだし、いやな気分。
ディーヴァは眉を釣り上げ怖い顔で断ると、続けてダンテを責め立てた。
「その唇であたしとキスをしようって?バカじゃないのっ!?ダンテって女の子の気持ち、全然理解してない!」
恋人の手厳しい言葉に、目を泳がせて頭をかいたダンテは、ごしごしと力任せに唇を拭いてみた。
これならOKなハズ、とにこりと笑って聞く。
「…だめか?」
「だめに決まってるでしょっ!大体なんであんな簡単に唇許してるの!!信じらんないっ最低〜〜〜!!」
「オレだって許したくなかった!けど、あれはそういう技だった!
オレの力でも振り解けない拘束力だったし、口から力を吸われて余計動けなかった!」
「でも、それでもダメ!あたしは!あんなの見たくなかった!!」
「オレはお前と今すぐキスしたい。
力もすっからかん。次に向かう前にディーヴァを充電させてくれないか?だめ?」
理由を話しても尚ぷりぷりと怒り、ヒステリックに叫ぶディーヴァに、今一度聞く。
「…………」
胸の前でバッテンを作って却下するディーヴァに、ダンテはしゅんとして捨てられたチワワのような顔で見つめ返した。
相手は自分よりも大きなダンテ……なのに、かわいい。
バックにチワワを背負うとは卑怯なり。
「どうしても?」
「うっ……。
はぁ…………動くための元気が足りないのね?」
「そうだ」
「………………疲れてるんじゃしょうがない、キスで治るとは思えないけど、まあいっか」
機嫌の悪かったディーヴァだが、ため息とともにとりあえずダンテを許すことにした。とりあえず。
そして自らダンテと唇を合わせた。
ディーヴァからしたにも関わらず、意外にも激しいキスだ。
そのとろけるような唇の動きに、ダンテは唇を離し、鼻先を押し付け合ったまま聞く。
「どんどん積極的になってきたよな、ディーヴァ」
「ん、消毒……」
「ほぉ……」
「だって、ダンテったらネヴァンとあんなキスするんだもん……」
嫉妬しちゃった。
そう続けて赤くなるディーヴァに耐えきれず、ダンテはその唇を今度は自分から貪った。
不思議だ。力がわく。
というか、本当に体力が戻った。
ディーヴァから得て体力を戻すには、今まで血をもらう他に方法がなかった。
なのに、口付けで体力が回復するとはいったい……?
考え込むダンテだが、体力を回復した代わりにその腕の中のディーヴァがくたっとしてしまっているのに気がついた。
「え、おい、ディーヴァ!?」
「ふにゃら~。ダンテ、持っていきすぎぃ……」
ダンテが体力を吸いすぎたのか、ディーヴァは目をぐるぐると回し、気絶してしまった。
こうしてディーヴァは、キスによる力の譲渡を覚えたのである。
ネヴァンと同じだ。