mission 9:jealousy to the devils ~依存しあう関係~
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脳天直撃したネヴァンが気絶し、倒れ込む。
その衝撃にまとっていた蝙蝠も我先にと逃げてしまった。
ダンテはその隙にディーヴァに離れるよう指示すると、ケルベロスで何度も殴り付けた。
「オレは無視されるのも嫌いだが、ディーヴァを傷つける奴はもっと嫌いだし、ゆるさネェ。
それがたとえイイ女の姿した悪魔でも、な」
気絶した女、といっても悪魔だが……に、容赦なく攻撃するダンテ、鬼だ。
だがディーヴァは止めない。
こちらも十分に鬼。
体力がゴリゴリ減ったところで、ようやく気絶から態勢を立ちなおしたネヴァン。
その足元には丸く影が形成され、そばにいたダンテを飲み込もうとした。
「ダンテ逃げてっ!」
ディーヴァの叫びにすぐに飛びのいたダンテ。
ネヴァンは舌打ちしてステージの上へと舞い戻った。
「お返しよ、楽しみなさい!」
そこから電撃をまとった蝙蝠を縦に横にと大量に飛ばす。
蝙蝠は電撃のカーテンとなってダンテとディーヴァに迫り来た。
そこからの怒涛の追撃。
「さあ、堕ちるがいいわ!」
床を光らせたかと思うと、ダンテとディーヴァの立っている位置に雷を落としてみせた。
それをお互いサイドロールでかわす二人。
自分だけならともかく、ディーヴァまで出来たのにはダンテすらおどろきを隠せない。
「今のはお気に召さなかったかしら、これならどう?」
今度は雷撃の力を限界までためたかと思うと、ネヴァンは一気にフロア内に雷を放出した。
こればかりはディーヴァには防ぎようがない。
ダンテはディーヴァを抱えて高く飛び上がり、念のためガードした状態で攻撃をしのいだ。
「あっぶねー……ディーヴァに当たったらどうすんだ!」
「当ててるのよ。その小生意気な小娘にね」
腰に手をあて、長く伸びた爪でディーヴァを指さすネヴァン。
初めから彼女の狙いはダンテよりもディーヴァだったようだ。
「……そうかよ」
ディーヴァが大切だというダンテ、その目が据わる。
ダンテは素早くディーヴァを地上に降ろすと、ショットガンを構えた。
「大穴ブチ開けてやる!」
そしてネヴァン目掛けて突っ込み、その銃口を突き刺す。
ダンテはそのまま魔力を込めた弾丸を続け様に何発もお見舞いした。
リベリオンのスティンガーに見えなくもないそれは、ガンスティンガーと呼ぶべきか。
「ああああああっ!!」
突き刺すことの攻撃力とチャージショットの高火力に、ネヴァンの体力は虫の息だ。
疲弊し過ぎたか、はぁはぁと呼吸が荒い。
はぁはぁしているだけというのに、妙に艶めかしく見える。
ディーヴァは何だか腹立たしく感じた。
まるで自分にはそんなふうにダンテを誘うことなんて出来ないだろう、そう言われているかのようで落ち込む。
いちいち癪に障る悪魔だと、この時のディーヴァは思ったそうだ。
被害妄想がすぎる。
「これでも喰らいなっ!!」
ダンテがケルベロスを振るい、地面から鋭く尖る氷柱を生やす。
部屋に広がる蝋燭の炎が映り込み、キラキラとまるでクリスタルのように見えた。
それを命からがら避けて逃げおおせるネヴァンは、一か八かの賭けに出る。
身にまとわせていた蝙蝠をすべて脱ぎ去り、両手を広げて向かってきた。
バリアが消えて隙だらけ、今なら楽に倒すことができそうだ。
チャンス到来か?
そう思ったダンテはケルベロスを構えその瞬間を待った。
だがダンテの攻撃よりも早く、ネヴァンはダンテに抱き着いてきた。
「……逃がさないわよ」
冷たく光るネヴァンの瞳。
死の抱擁、とでもいうのだろうか、抱き着かれたダンテはその強い力に身動きが取れなかった。
「ちょ、離れやがれっ」
「ダ、ダンテっ!!」
そして熱く唇を吸うネヴァン。
ただ単にキスしているだけではなく、ダンテの体力を奪っているようだった。
ダンテは中々身に力が入らずもがいてはいるが、ほとんどされるがまま。
もちろん体力を吸われているなど露知らず、叫び声を上げるのはこの人。
「ぎゃー!ダンテからッ離れてよ、このどすけべ悪魔ッ!!」
振りほどこうともがくダンテを手伝い、ディーヴァがネヴァンに飛びつく。
二人分の力にすぐ作業を中断させられたネヴァンは、飛びのいて再び蝙蝠をまとった。
あまり体力を回復できなかったからか、すでにボロボロである。
「はぁはぁ……ウフフ、ごちそうさま、ね……」
「んなモン押し付けんじゃねーよ、オレの唇はディーヴァのモンだっての!」
「よくも……よくもダンテにっ!!」
ダンテは入手したてのスパイラルを構え、ディーヴァは太ももに隠したままだったハンドガンを手にした。
思えばディーヴァがこのテメンニグルで自分の銃をかまえたのは、これが初めてのことである。
「行くぜ……発射!」
「あたし怒ってるんだから!」
「ちょっと、待っ!やぁぁぁぁんっ!!」
二人同時に撃った弾丸は違うことなくネヴァンに当たる。
喘ぐような叫び声をあげ、ネヴァンは地に伏した。
その衝撃にまとっていた蝙蝠も我先にと逃げてしまった。
ダンテはその隙にディーヴァに離れるよう指示すると、ケルベロスで何度も殴り付けた。
「オレは無視されるのも嫌いだが、ディーヴァを傷つける奴はもっと嫌いだし、ゆるさネェ。
それがたとえイイ女の姿した悪魔でも、な」
気絶した女、といっても悪魔だが……に、容赦なく攻撃するダンテ、鬼だ。
だがディーヴァは止めない。
こちらも十分に鬼。
体力がゴリゴリ減ったところで、ようやく気絶から態勢を立ちなおしたネヴァン。
その足元には丸く影が形成され、そばにいたダンテを飲み込もうとした。
「ダンテ逃げてっ!」
ディーヴァの叫びにすぐに飛びのいたダンテ。
ネヴァンは舌打ちしてステージの上へと舞い戻った。
「お返しよ、楽しみなさい!」
そこから電撃をまとった蝙蝠を縦に横にと大量に飛ばす。
蝙蝠は電撃のカーテンとなってダンテとディーヴァに迫り来た。
そこからの怒涛の追撃。
「さあ、堕ちるがいいわ!」
床を光らせたかと思うと、ダンテとディーヴァの立っている位置に雷を落としてみせた。
それをお互いサイドロールでかわす二人。
自分だけならともかく、ディーヴァまで出来たのにはダンテすらおどろきを隠せない。
「今のはお気に召さなかったかしら、これならどう?」
今度は雷撃の力を限界までためたかと思うと、ネヴァンは一気にフロア内に雷を放出した。
こればかりはディーヴァには防ぎようがない。
ダンテはディーヴァを抱えて高く飛び上がり、念のためガードした状態で攻撃をしのいだ。
「あっぶねー……ディーヴァに当たったらどうすんだ!」
「当ててるのよ。その小生意気な小娘にね」
腰に手をあて、長く伸びた爪でディーヴァを指さすネヴァン。
初めから彼女の狙いはダンテよりもディーヴァだったようだ。
「……そうかよ」
ディーヴァが大切だというダンテ、その目が据わる。
ダンテは素早くディーヴァを地上に降ろすと、ショットガンを構えた。
「大穴ブチ開けてやる!」
そしてネヴァン目掛けて突っ込み、その銃口を突き刺す。
ダンテはそのまま魔力を込めた弾丸を続け様に何発もお見舞いした。
リベリオンのスティンガーに見えなくもないそれは、ガンスティンガーと呼ぶべきか。
「ああああああっ!!」
突き刺すことの攻撃力とチャージショットの高火力に、ネヴァンの体力は虫の息だ。
疲弊し過ぎたか、はぁはぁと呼吸が荒い。
はぁはぁしているだけというのに、妙に艶めかしく見える。
ディーヴァは何だか腹立たしく感じた。
まるで自分にはそんなふうにダンテを誘うことなんて出来ないだろう、そう言われているかのようで落ち込む。
いちいち癪に障る悪魔だと、この時のディーヴァは思ったそうだ。
被害妄想がすぎる。
「これでも喰らいなっ!!」
ダンテがケルベロスを振るい、地面から鋭く尖る氷柱を生やす。
部屋に広がる蝋燭の炎が映り込み、キラキラとまるでクリスタルのように見えた。
それを命からがら避けて逃げおおせるネヴァンは、一か八かの賭けに出る。
身にまとわせていた蝙蝠をすべて脱ぎ去り、両手を広げて向かってきた。
バリアが消えて隙だらけ、今なら楽に倒すことができそうだ。
チャンス到来か?
そう思ったダンテはケルベロスを構えその瞬間を待った。
だがダンテの攻撃よりも早く、ネヴァンはダンテに抱き着いてきた。
「……逃がさないわよ」
冷たく光るネヴァンの瞳。
死の抱擁、とでもいうのだろうか、抱き着かれたダンテはその強い力に身動きが取れなかった。
「ちょ、離れやがれっ」
「ダ、ダンテっ!!」
そして熱く唇を吸うネヴァン。
ただ単にキスしているだけではなく、ダンテの体力を奪っているようだった。
ダンテは中々身に力が入らずもがいてはいるが、ほとんどされるがまま。
もちろん体力を吸われているなど露知らず、叫び声を上げるのはこの人。
「ぎゃー!ダンテからッ離れてよ、このどすけべ悪魔ッ!!」
振りほどこうともがくダンテを手伝い、ディーヴァがネヴァンに飛びつく。
二人分の力にすぐ作業を中断させられたネヴァンは、飛びのいて再び蝙蝠をまとった。
あまり体力を回復できなかったからか、すでにボロボロである。
「はぁはぁ……ウフフ、ごちそうさま、ね……」
「んなモン押し付けんじゃねーよ、オレの唇はディーヴァのモンだっての!」
「よくも……よくもダンテにっ!!」
ダンテは入手したてのスパイラルを構え、ディーヴァは太ももに隠したままだったハンドガンを手にした。
思えばディーヴァがこのテメンニグルで自分の銃をかまえたのは、これが初めてのことである。
「行くぜ……発射!」
「あたし怒ってるんだから!」
「ちょっと、待っ!やぁぁぁぁんっ!!」
二人同時に撃った弾丸は違うことなくネヴァンに当たる。
喘ぐような叫び声をあげ、ネヴァンは地に伏した。