mission 9:jealousy to the devils ~依存しあう関係~
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中にはたくさんの細いろうそくを周りに配置、ステージはライトアップしてある、そんな空間が広がっていた。
歌劇場、といったところか。
オペラかライブでも始まってしまいそうである。
二人が興味深げに近づくと、パタパタとダンテのコートをはためかせ、いずこからか蝙蝠がステージに集まっていく。
にやり。
嬉しそうな、非常にわくわくした表情で、ダンテが動向を見守る。
蝙蝠が形作っていくのは、裸体をさらす美女……の悪魔。
長くウェーブのかかった赤髪を垂らし、それで胸の頂きを隠している。
おい、一瞬見えたぞ!
さらに蝙蝠で大事な場所を隠してはいるが、非常に際どい。
ダンテを誘っているとしか考えられない。
神話などでは『毒のある女』と伝えられているネヴァンだ。
「いらっしゃい」
ダンテ単体に向かって話をするネヴァン。
そして対して興味がないのか見せつける為か、ディーヴァを無視して話は進む。
ダンテに向かって歩いてきたネヴァンは、その妖艶かつ魅惑的な肉体を押しつけるようにして挑発的に微笑む。
その背はダンテとかわらないくらい大きく、胸すらもディーヴァ等の同じかそれ以上……と言ったところ。
ま、負けた……、ディーヴァはその瞬間そう思い、心で泣いた。
「こういう所は初めて?」
「そりゃね。優しくしてくれるんだろ?」
ダンテもまんざらでもない様子。
それだけ大きな胸が目の前で揺れていれば当たり前か。
ダンテ、浮気になりますよ、ディーヴァがそばでものすごい顔してみてますよ。
「ンフ……もちろんよ。きっと帰りたくなくなると思うわ」
ネヴァンは勝ち誇ったような笑みをディーヴァにちらと向けてから、ダンテの頬を撫であげて彼の周りを回った。
惑わせ、淫蕩な道に堕落させるのが大好きな淫魔だとでもいうのだろうか。
悪趣味な奴!
ディーヴァは今やダンテの知らぬところで悪魔も真っ青な空気を背負っている。
「いいね、やる気が出てきた」
そんなことも知らず、ダンテは至極楽しそうにズボンをぐっと持ち上げた。
何のやる気だダンテ。
一瞬ズボン下げるのかとハラハラしたではないか。
そして背負ったリベリオンを構える。
ネヴァンは一度ステージへ戻り、口から電撃をまとった悪魔の呼気を吐きだすと、好戦的に誘った。
「さあ……おいで、坊や」
そしていつの間にやら戦いは始まった。
「ディーヴァはその辺に下がってろよ?」
「え、ええ?ちょ、どういうこと!?」
嫉妬ばかりしていたディーヴァが慌てて隠れる。
電撃と蝙蝠を自在に操り、ネヴァンがそれを隠れ蓑にしながら攻撃してきた。
「ひゃあ!」
その余波がディーヴァにも向いてかすった。
間一髪で避けたディーヴァだが、それまでいた場所はひどく焼け焦げた跡が残っている。
当たっていたらと思うとゾッとした。
「おっと、大事なdarlingに当てるのは禁止だ」
「本当に強い男なら、女一人守りながら戦えるのは当たり前じゃない?」
「違いねぇな!」
今度こそ、ダンテは剣を携えてネヴァンに向き直った。
歌劇場、といったところか。
オペラかライブでも始まってしまいそうである。
二人が興味深げに近づくと、パタパタとダンテのコートをはためかせ、いずこからか蝙蝠がステージに集まっていく。
にやり。
嬉しそうな、非常にわくわくした表情で、ダンテが動向を見守る。
蝙蝠が形作っていくのは、裸体をさらす美女……の悪魔。
長くウェーブのかかった赤髪を垂らし、それで胸の頂きを隠している。
おい、一瞬見えたぞ!
さらに蝙蝠で大事な場所を隠してはいるが、非常に際どい。
ダンテを誘っているとしか考えられない。
神話などでは『毒のある女』と伝えられているネヴァンだ。
「いらっしゃい」
ダンテ単体に向かって話をするネヴァン。
そして対して興味がないのか見せつける為か、ディーヴァを無視して話は進む。
ダンテに向かって歩いてきたネヴァンは、その妖艶かつ魅惑的な肉体を押しつけるようにして挑発的に微笑む。
その背はダンテとかわらないくらい大きく、胸すらもディーヴァ等の同じかそれ以上……と言ったところ。
ま、負けた……、ディーヴァはその瞬間そう思い、心で泣いた。
「こういう所は初めて?」
「そりゃね。優しくしてくれるんだろ?」
ダンテもまんざらでもない様子。
それだけ大きな胸が目の前で揺れていれば当たり前か。
ダンテ、浮気になりますよ、ディーヴァがそばでものすごい顔してみてますよ。
「ンフ……もちろんよ。きっと帰りたくなくなると思うわ」
ネヴァンは勝ち誇ったような笑みをディーヴァにちらと向けてから、ダンテの頬を撫であげて彼の周りを回った。
惑わせ、淫蕩な道に堕落させるのが大好きな淫魔だとでもいうのだろうか。
悪趣味な奴!
ディーヴァは今やダンテの知らぬところで悪魔も真っ青な空気を背負っている。
「いいね、やる気が出てきた」
そんなことも知らず、ダンテは至極楽しそうにズボンをぐっと持ち上げた。
何のやる気だダンテ。
一瞬ズボン下げるのかとハラハラしたではないか。
そして背負ったリベリオンを構える。
ネヴァンは一度ステージへ戻り、口から電撃をまとった悪魔の呼気を吐きだすと、好戦的に誘った。
「さあ……おいで、坊や」
そしていつの間にやら戦いは始まった。
「ディーヴァはその辺に下がってろよ?」
「え、ええ?ちょ、どういうこと!?」
嫉妬ばかりしていたディーヴァが慌てて隠れる。
電撃と蝙蝠を自在に操り、ネヴァンがそれを隠れ蓑にしながら攻撃してきた。
「ひゃあ!」
その余波がディーヴァにも向いてかすった。
間一髪で避けたディーヴァだが、それまでいた場所はひどく焼け焦げた跡が残っている。
当たっていたらと思うとゾッとした。
「おっと、大事なdarlingに当てるのは禁止だ」
「本当に強い男なら、女一人守りながら戦えるのは当たり前じゃない?」
「違いねぇな!」
今度こそ、ダンテは剣を携えてネヴァンに向き直った。