mission 9:jealousy to the devils ~依存しあう関係~
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降り立ったアルケニーは四匹。
ダンテはディーヴァを前に出ないよう手で制し、もう片手にエボニーを持った。
「相変わらず全部メスか。オスよりはマシだな」
素早くダンテ達を取り囲み、一斉に飛びかかる者、壁に張り付き回転体当たりしてくる者、多種多様な攻撃をしかけてくるアルケニー。
ダンテはディーヴァを再び抱えて上にジャンプすると、レインストームを牽制の意味も込めて放った。
「わ~っ!ぐるぐる目が回る~!!」
アルケニーはダンテの弾丸によって一定ラインから先に飛び出てこなくなったようだ。
目を回してフラフラなディーヴァを下ろし、向き直るダンテ。
「てめぇらイイ声で鳴いてくれよ?」
口角をあげて呟くと、右手にルドラ左手にアグニを掲げて突進。
そのまま、何度にも渡りきりつける。
炎をまとったミリオンスラッシュの前に、アルケニー達は甲高い断末魔の叫びをあげて無に帰る。
一気にいなくなったアルケニー。
仲間の死に悲しみ怒ったのか、もう一匹降ってくる。
その体は今まで相手したアルケニーのなかで一番大きく、殺傷力の高さも比べ物にならないほどだろう鎌を携えた個体だ。
「お……おっきい……」
顔をひきつらせるディーヴァ。
アルケニーは女王の風格すら漂わせてダンテとディーヴァをその冷たく光る瞳に映す。
その圧巻さ、クイーンアルケニーと呼ぶのが好ましかろう。
そして胸までもがクイーンサイズ。
……でかい。
恐ろしいと思ってばかりのディーヴァとは反対に、ダンテは胸に注目し嬉しそうに口笛を吹いた。
「悪魔のくせにいいパイオツをお持ちで」
「ダンテ!?」
もちろんそれを聞いていたディーヴァが嫉妬しないはずもなく。
ダンテは笑うと即座に否定した。
ちなみに半分は冗談、半分は本気である。
「嘘だぜbaby。オレが好きな胸はお前の胸だけだ」
……それもどうなんだろう?そう思わずにはいられない。
微妙な気持ちだ。
奴がアルケニー屈指の俊敏さを発揮してダンテを翻弄する。
鎌のような手足を振りかざし、糸をそこらじゅう一帯に放ってはこちらをがんじがらめにしようと迫り。
かと思えば壁に戻り、ネバネバした溶解液を吐き出してくる。
当たれば体も服も無事ではすまされないだろう。
パターンの掴めない悪魔が出たものだ。
ダンテはそれらすべてを紙一重でかわしきると、リベリオンで攻撃。
そんなダンテをディーヴァはハラハラしながらも、自分の身は自分で守るため小さくなって陰で見ていた。
クイーンが一際甲高く雄叫びをあげる。
直後、一気に間合いを詰めて飛びかかってきたこの攻撃は、ソードピアスに匹敵しそうな威力。
ダンテは、横に転がり避けた。
その渾身の頭突きと足での切り裂きをかわされたクイーンが、続けざまに糸を広範囲に放つ。
糸を体をひねり回避することに成功したダンテだが、こっちは違った。
「きゃああ!」
ものすごい勢いで糸を巻き付かされたディーヴァは、口や鼻まで覆われ息が出来なくなり、そこらじゅうに吊るされたミイラと同じ姿にされてしまった。
「ディーヴァッ!……くっ」
ディーヴァの元に行きたいが、さらに放たれた糸に剣を絡めとられ、ダンテは動けない。
『我が行こう!』
「頼んだぜ、ケルッ」
クイーンと戦うダンテの代わりにと、回転しながらケルベロスが犬の姿となりディーヴァにかけよる。
ケルベロスは鋭い牙を上手く使い、ディーヴァを傷つけないようにしながらガチガチに固まった糸を切り裂いていった。
中々顔が見えてこないほどの厚さだが、徐々に薄くなってくる。
それを心配そうに横目で気にしながら、ダンテは目の前の女王たる大蜘蛛に怒りを込めた視線で向き直った。
「許さん……っ!覚悟はいいか!?」
ショートダッシュして斬りつけ怒涛の八連斬を食らわせる。
最後のリベリオン振り下ろしによって、ようやくクイーンアルケニーは倒れたのだった。
カタがついたところで、ダンテが戦いの時のそれより素早くディーヴァとケルベロスのところへ駆け寄る。
ディーヴァにくっついていた糸は取り除かれ、目を固く閉じた寝顔のみをさらしていた。
「ディーヴァは?」
「それが……息をしていないのだ」
くぅん…。
言いづらそうにしながら、悲しげに鳴くケルベロス。
その言葉が信じられないダンテは、口をひきつらせながら笑った。
「嘘だろ?」
じっと見つめてくるケルベロスの視線が本当のことだと語っている。
恐る恐る息を確認するダンテ。
「息……してない……」
確かに空気の動きが感じられなかった。
なんとも言えず、ケルは武器に戻ってだんまりだ。
「おいっディーヴァっ!しっかりしろ!
死ぬなんて許さねぇからな!お前の魂も何もかもオレのもんだろ?死神にも悪魔にも渡してたまるかっ!!」
青くなっていく表情。
その体をゆさゆさと揺さぶるダンテ。
ダンテはディーヴァを前に出ないよう手で制し、もう片手にエボニーを持った。
「相変わらず全部メスか。オスよりはマシだな」
素早くダンテ達を取り囲み、一斉に飛びかかる者、壁に張り付き回転体当たりしてくる者、多種多様な攻撃をしかけてくるアルケニー。
ダンテはディーヴァを再び抱えて上にジャンプすると、レインストームを牽制の意味も込めて放った。
「わ~っ!ぐるぐる目が回る~!!」
アルケニーはダンテの弾丸によって一定ラインから先に飛び出てこなくなったようだ。
目を回してフラフラなディーヴァを下ろし、向き直るダンテ。
「てめぇらイイ声で鳴いてくれよ?」
口角をあげて呟くと、右手にルドラ左手にアグニを掲げて突進。
そのまま、何度にも渡りきりつける。
炎をまとったミリオンスラッシュの前に、アルケニー達は甲高い断末魔の叫びをあげて無に帰る。
一気にいなくなったアルケニー。
仲間の死に悲しみ怒ったのか、もう一匹降ってくる。
その体は今まで相手したアルケニーのなかで一番大きく、殺傷力の高さも比べ物にならないほどだろう鎌を携えた個体だ。
「お……おっきい……」
顔をひきつらせるディーヴァ。
アルケニーは女王の風格すら漂わせてダンテとディーヴァをその冷たく光る瞳に映す。
その圧巻さ、クイーンアルケニーと呼ぶのが好ましかろう。
そして胸までもがクイーンサイズ。
……でかい。
恐ろしいと思ってばかりのディーヴァとは反対に、ダンテは胸に注目し嬉しそうに口笛を吹いた。
「悪魔のくせにいいパイオツをお持ちで」
「ダンテ!?」
もちろんそれを聞いていたディーヴァが嫉妬しないはずもなく。
ダンテは笑うと即座に否定した。
ちなみに半分は冗談、半分は本気である。
「嘘だぜbaby。オレが好きな胸はお前の胸だけだ」
……それもどうなんだろう?そう思わずにはいられない。
微妙な気持ちだ。
奴がアルケニー屈指の俊敏さを発揮してダンテを翻弄する。
鎌のような手足を振りかざし、糸をそこらじゅう一帯に放ってはこちらをがんじがらめにしようと迫り。
かと思えば壁に戻り、ネバネバした溶解液を吐き出してくる。
当たれば体も服も無事ではすまされないだろう。
パターンの掴めない悪魔が出たものだ。
ダンテはそれらすべてを紙一重でかわしきると、リベリオンで攻撃。
そんなダンテをディーヴァはハラハラしながらも、自分の身は自分で守るため小さくなって陰で見ていた。
クイーンが一際甲高く雄叫びをあげる。
直後、一気に間合いを詰めて飛びかかってきたこの攻撃は、ソードピアスに匹敵しそうな威力。
ダンテは、横に転がり避けた。
その渾身の頭突きと足での切り裂きをかわされたクイーンが、続けざまに糸を広範囲に放つ。
糸を体をひねり回避することに成功したダンテだが、こっちは違った。
「きゃああ!」
ものすごい勢いで糸を巻き付かされたディーヴァは、口や鼻まで覆われ息が出来なくなり、そこらじゅうに吊るされたミイラと同じ姿にされてしまった。
「ディーヴァッ!……くっ」
ディーヴァの元に行きたいが、さらに放たれた糸に剣を絡めとられ、ダンテは動けない。
『我が行こう!』
「頼んだぜ、ケルッ」
クイーンと戦うダンテの代わりにと、回転しながらケルベロスが犬の姿となりディーヴァにかけよる。
ケルベロスは鋭い牙を上手く使い、ディーヴァを傷つけないようにしながらガチガチに固まった糸を切り裂いていった。
中々顔が見えてこないほどの厚さだが、徐々に薄くなってくる。
それを心配そうに横目で気にしながら、ダンテは目の前の女王たる大蜘蛛に怒りを込めた視線で向き直った。
「許さん……っ!覚悟はいいか!?」
ショートダッシュして斬りつけ怒涛の八連斬を食らわせる。
最後のリベリオン振り下ろしによって、ようやくクイーンアルケニーは倒れたのだった。
カタがついたところで、ダンテが戦いの時のそれより素早くディーヴァとケルベロスのところへ駆け寄る。
ディーヴァにくっついていた糸は取り除かれ、目を固く閉じた寝顔のみをさらしていた。
「ディーヴァは?」
「それが……息をしていないのだ」
くぅん…。
言いづらそうにしながら、悲しげに鳴くケルベロス。
その言葉が信じられないダンテは、口をひきつらせながら笑った。
「嘘だろ?」
じっと見つめてくるケルベロスの視線が本当のことだと語っている。
恐る恐る息を確認するダンテ。
「息……してない……」
確かに空気の動きが感じられなかった。
なんとも言えず、ケルは武器に戻ってだんまりだ。
「おいっディーヴァっ!しっかりしろ!
死ぬなんて許さねぇからな!お前の魂も何もかもオレのもんだろ?死神にも悪魔にも渡してたまるかっ!!」
青くなっていく表情。
その体をゆさゆさと揺さぶるダンテ。