mission 9:jealousy to the devils ~依存しあう関係~
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「つまりはまずこっち、と……」
扉を開けて進むダンテとディーヴァ。
そこには先ほど見たばかりの円刃が待ち構えていた。
先ほどよりも配置が凶悪であり、うっかりすると首ちょんぱになりそうである。
「げ、また円刃……これ嫌いなんだよねー」
「ああ、そういや管理人も嫌いって言ってたもんな。悪魔より仕掛けでいつもダメージ受けるらしいぞ。おもしれーヤツ!」
「ハイそのメタ発言ダメー!アウトー!!」
ハハハ!と笑い続けるダンテの口をふさごうと慌てるディーヴァ。
刃を上手くさけ時折待ち構えているエニグマを倒し、ダンテ達はL字型の円刃通路を抜ける。
その先に広がるのは、御存じ蜘蛛の巣だらけの部屋だった。
嫌な気分になったディーヴァがダンテに擦り寄る。
「ここも食料保存庫みたいだね」
「食料っつっても人間だけどな」
今は蜘蛛の糸に絡め捕られたミイラと化しているが、人間の死体だったものが天井からつりさげられている。
まだミイラなだけマシだ。
つりさげたばかりだったとしたら、直視できるようなシロモノではないのは定か。
「オレも腹減ったなー」
「うわ、あたしを物欲しそうに見ないでよ……」
ダンテは擦り寄るディーヴァを熱のこもった視線で見る。
食べたいなあ、と呟きながら。
「食べるのはよしてね?」
「食べるの意味が違うから、それは後でベッドの上でゆっくり教えてやる」
「いりません!」
続いて台座に置かれた何の果実かよくわからない物を、二人は問答を続けつつまじまじと見つめる。
ダンテが手を伸ばして取ろうとした。
「これは?……あだっ!」
「こら、よくわからない物を触っちゃダメ。こーいうものは知っていそうな人に聞かないと」
ディーヴァはその手をはたき落とし、ひっこめさせると一番情報にに長けていそうな者を呼び出した。
「ケルベロス先生、説明お願いします!」
『我か。
……まあ、よかろう。それは禁断の果実、アンブロシアと呼ばれるものだ。神の食事であり人はそれに触れることすら禁止されている。
楽園への扉を解放するとも、不死の力を与えるともいわれる』
「アダムとイブの果実みたいに知恵を与えたり?」
『あれもモデルは同じだ。つまり、そういうことになるだろう』
ケルベロスは呼ばれたことにびっくりしながらも武器形態のまま、丁寧に答えた。
さすが、伊達に長く生きた悪魔ではない。
「でも、果実というかなんか……気色悪いね。匂いは……ザクロのようなリンゴのようなイチジクのような……甘酸っぱいにおい。
あ、ダンテがこれ食べれば?ダンテは悪魔だし、人じゃないから触っても食べても大丈夫に決まってるもん」
「おいおい冗談だろ、なんかあったらどうすんだ。
それにこんな気味の悪いもんオレはヤダね!だったらディーヴァのが食べたい。……でも、これから必要になるっぽいからとっとくか」
『ちなみに手にとると悪魔が襲ってくるから気を付けろ』
そうケルベロスが付け加えたのは、ダンテが手にとった後だった。
途端上から降ってくるのはアルケニー。
「はよ言え!」
「やっぱり悪魔……。でーすーよーねー?」
尚、ディーヴァだけはなんとなくわかっていたもよう。
扉を開けて進むダンテとディーヴァ。
そこには先ほど見たばかりの円刃が待ち構えていた。
先ほどよりも配置が凶悪であり、うっかりすると首ちょんぱになりそうである。
「げ、また円刃……これ嫌いなんだよねー」
「ああ、そういや管理人も嫌いって言ってたもんな。悪魔より仕掛けでいつもダメージ受けるらしいぞ。おもしれーヤツ!」
「ハイそのメタ発言ダメー!アウトー!!」
ハハハ!と笑い続けるダンテの口をふさごうと慌てるディーヴァ。
刃を上手くさけ時折待ち構えているエニグマを倒し、ダンテ達はL字型の円刃通路を抜ける。
その先に広がるのは、御存じ蜘蛛の巣だらけの部屋だった。
嫌な気分になったディーヴァがダンテに擦り寄る。
「ここも食料保存庫みたいだね」
「食料っつっても人間だけどな」
今は蜘蛛の糸に絡め捕られたミイラと化しているが、人間の死体だったものが天井からつりさげられている。
まだミイラなだけマシだ。
つりさげたばかりだったとしたら、直視できるようなシロモノではないのは定か。
「オレも腹減ったなー」
「うわ、あたしを物欲しそうに見ないでよ……」
ダンテは擦り寄るディーヴァを熱のこもった視線で見る。
食べたいなあ、と呟きながら。
「食べるのはよしてね?」
「食べるの意味が違うから、それは後でベッドの上でゆっくり教えてやる」
「いりません!」
続いて台座に置かれた何の果実かよくわからない物を、二人は問答を続けつつまじまじと見つめる。
ダンテが手を伸ばして取ろうとした。
「これは?……あだっ!」
「こら、よくわからない物を触っちゃダメ。こーいうものは知っていそうな人に聞かないと」
ディーヴァはその手をはたき落とし、ひっこめさせると一番情報にに長けていそうな者を呼び出した。
「ケルベロス先生、説明お願いします!」
『我か。
……まあ、よかろう。それは禁断の果実、アンブロシアと呼ばれるものだ。神の食事であり人はそれに触れることすら禁止されている。
楽園への扉を解放するとも、不死の力を与えるともいわれる』
「アダムとイブの果実みたいに知恵を与えたり?」
『あれもモデルは同じだ。つまり、そういうことになるだろう』
ケルベロスは呼ばれたことにびっくりしながらも武器形態のまま、丁寧に答えた。
さすが、伊達に長く生きた悪魔ではない。
「でも、果実というかなんか……気色悪いね。匂いは……ザクロのようなリンゴのようなイチジクのような……甘酸っぱいにおい。
あ、ダンテがこれ食べれば?ダンテは悪魔だし、人じゃないから触っても食べても大丈夫に決まってるもん」
「おいおい冗談だろ、なんかあったらどうすんだ。
それにこんな気味の悪いもんオレはヤダね!だったらディーヴァのが食べたい。……でも、これから必要になるっぽいからとっとくか」
『ちなみに手にとると悪魔が襲ってくるから気を付けろ』
そうケルベロスが付け加えたのは、ダンテが手にとった後だった。
途端上から降ってくるのはアルケニー。
「はよ言え!」
「やっぱり悪魔……。でーすーよーねー?」
尚、ディーヴァだけはなんとなくわかっていたもよう。