mission 8:distant love ~嫉妬の地獄と逃走と~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ただっ広い体内を進む一人と一匹。
周りの空気はひどく淀み、吸い込むたびに体内が毒気に侵されそうである。
「空気がうねってるな」
「まあ、ここ自体が地獄とつながっているからしかたあるまい。それよりこっちだ」
「おい地獄かよ」
ケルベロスの案内した先には裂け目があり、そこは何人たりとも入らせないよう五つの牙で固く閉ざされていた。
「ここが入り口だが、待……」
それを目に入れたダンテは早速リベリオンで斬りつける。
だが、固いそれはリベリオンでもアグニ&ルドラでも傷一つつかなかった。
「だめじゃねーか」
「人の話を最後まで聞け」
ため息を吐きながら、ケルベロスがさらに案内を再開する。
そこには不気味にうごめく突起物があった。
「うわ、なんだこれ……気持ち悪っ!まるでちん」
「その発言は禁止だ、今回の話には性的表現ありの注意書きはない。それに我にはどちらかというと腫瘍のように見える」
「話って……お前こそメタ発言は禁止な」
「承知した。これと先ほどの牙は連動している。この突起物を五つ斬れ、さすれば道は開けよう…」
キョロキョロとスイッチとなるそれを探しては斬っていくダンテ。
それは酸性の滝の裏や、高いところなどいたるところに隠されていた。
「酸には酸だぜ!」
めんどくさくなったダンテは途中アルテミスを上空に撃ち上げて、酸の雨たる、アシッドレインを放つ。
アシッドレインを放つことはかなったが、当然どこにあるかわからない突起物にあたるわけがなかった。
「その面倒くさがりなところは直したほうが身のためだ。考えを改めよ」
「うっせ!」
ケルベロスにため息を吐かれてしまった。
そして数分後。
なんとか胃狭から脱出したダンテ達は、長い長い腸洞内へとやってきていた。
一言で言おう……胃よりひどい。
「ひ~、キッタネ!くせぇ!!」
もちろん酸はところどころ溜まっているが、それよりつらいのは匂いだ。
鼻が曲がりそうな消化後の発酵と腐敗臭である。
心なしかその空気も目にしみるような黄色い色をしているに見えた。
こんな場所にディーヴァを連れてこなくてすんでよかった。
ディーヴァが本当の意味で汚れてしまう。
酸で服が溶ける姿は見たいが。
顔をしかめながら、ようやく次の部屋へと到達するダンテとケルべロスだった。
周りの空気はひどく淀み、吸い込むたびに体内が毒気に侵されそうである。
「空気がうねってるな」
「まあ、ここ自体が地獄とつながっているからしかたあるまい。それよりこっちだ」
「おい地獄かよ」
ケルベロスの案内した先には裂け目があり、そこは何人たりとも入らせないよう五つの牙で固く閉ざされていた。
「ここが入り口だが、待……」
それを目に入れたダンテは早速リベリオンで斬りつける。
だが、固いそれはリベリオンでもアグニ&ルドラでも傷一つつかなかった。
「だめじゃねーか」
「人の話を最後まで聞け」
ため息を吐きながら、ケルベロスがさらに案内を再開する。
そこには不気味にうごめく突起物があった。
「うわ、なんだこれ……気持ち悪っ!まるでちん」
「その発言は禁止だ、今回の話には性的表現ありの注意書きはない。それに我にはどちらかというと腫瘍のように見える」
「話って……お前こそメタ発言は禁止な」
「承知した。これと先ほどの牙は連動している。この突起物を五つ斬れ、さすれば道は開けよう…」
キョロキョロとスイッチとなるそれを探しては斬っていくダンテ。
それは酸性の滝の裏や、高いところなどいたるところに隠されていた。
「酸には酸だぜ!」
めんどくさくなったダンテは途中アルテミスを上空に撃ち上げて、酸の雨たる、アシッドレインを放つ。
アシッドレインを放つことはかなったが、当然どこにあるかわからない突起物にあたるわけがなかった。
「その面倒くさがりなところは直したほうが身のためだ。考えを改めよ」
「うっせ!」
ケルベロスにため息を吐かれてしまった。
そして数分後。
なんとか胃狭から脱出したダンテ達は、長い長い腸洞内へとやってきていた。
一言で言おう……胃よりひどい。
「ひ~、キッタネ!くせぇ!!」
もちろん酸はところどころ溜まっているが、それよりつらいのは匂いだ。
鼻が曲がりそうな消化後の発酵と腐敗臭である。
心なしかその空気も目にしみるような黄色い色をしているに見えた。
こんな場所にディーヴァを連れてこなくてすんでよかった。
ディーヴァが本当の意味で汚れてしまう。
酸で服が溶ける姿は見たいが。
顔をしかめながら、ようやく次の部屋へと到達するダンテとケルべロスだった。