mission 6:dog and artemis ~知・技・闘の試練~
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ダンテは二つの真髄を手に、戻ってきた。
「あれ、ディーヴァまだいねぇ。そんなに難しい試練なのか?……ま、まさかケルベロスがいても襲われたのか!?
ディーヴァーーッッ!!」
ダンテは慌てふためき、『知』の試練の間へと入っていった。
中には悪魔が闊歩しており、戦いを余儀なくされた。
戦闘が終わり次の部屋へ向かうも、そこは入り口。
おかしいと思いもう一度入るも、やはり同じだった。
何度か行ったり来たりを繰り返し入り口に立ち尽くすダンテは、ついには床を殴り付けて叫んだ。
「なんだよ、どういうことだよ!オレがディーヴァを無理やり行かせたから悪いってのか!?
オレのディーヴァを返せよ!!」
思わず、涙がこぼれそうだ。
うつむいたダンテの耳に、一つ前のフロアから声が届いた。
「あはは、やだもう!くすぐったいよ~」
どこからどう聞いても間違えることなどないディーヴァの、小鳥が囀ずるがごときあの声だった。
「は?ディーヴァ!?」
ガバッと顔を上げ、同時に床を蹴るダンテ。
疾風のように戻ったダンテは女神像前にいたディーヴァを見て、心底ほっとするとともに、もう別行動するのは死んでもゴメンだ、とそう思った。
ディーヴァは膝を抱え、お座り状態のケルベロスと並びそのふわふわの体毛を撫でていた。
脱力気味にホッとしているダンテに気がついたディーヴァが「お帰りなさい」と笑顔で出迎える。
返事代わりにダンテが胸に飛び込んでこい!と両手を広げるが、ディーヴァはすぐにケルベロスに向き直り、再度毛並みを撫で始めた。
「ちょ、ディーヴァ……」
「今、ケルを撫でてるからあとでね。は~、もふもふ気持ちよすぎ~。あ、ダンテももふもふする?」
「ディーヴァの撫でる手つきはとても気持ちよいぞ?ダンテはいつもこの手を独り占めしていたのだな。
このディーヴァの手を誇れ」
「……随分と楽しそうだな、お前ら」
ダンテを置いて仲良くするディーヴァとケルベロスに嫉妬する。
その上、ケル、などとフランクに呼びあうまでになっていて羨ましい。
かといって、別にダンテちゃんと呼ばれたいわけではないが。
微妙にふて腐れながら、ダンテは二つの戦利品を空いた場所にはめこんでいった。
するとダンテがはめた一つ目、つまりディーヴァの分と合わせて二つ目で赤い光が集結し、女神像からは光線が放たれる。
光線は瓦礫を弾き飛ばし、木っ端微塵に破壊した。
「ひゃっ」
飛んできた瓦礫がディーヴァに当たらないようダンテがその体で防ぐ。
瓦礫が消えた先の扉は行けるようになった。
次のステージはすぐそこだ。
「道ができたね。で、もう一個で……?」
ダンテがもう一つをはめた。
かこん、かこん、かこん。
女神像の台座が下がっていき、本体が外れた。
ダンテがそれを手にとってじっくりと眺める。
「銃だな」
「えっこれ、武器なの!?」
「それは、アルテミスという名前のついた魔界の銃。魔力の矢を放出し複数を同時に攻撃できる代物だ」
「へぇ~」
「さて、我は武器に戻ってよいか?」
「ありがとな。戻っていいぞ」
まさかこれが銃になるとは思わなかった。
ダンテは武器形態に戻ったケルベロスをポケットに差し込み、入手したばかりのアルテミスを試しにその辺に向けて撃ってみた。
キュイーン!
ガラガラガラ……。
「あ、やべ」
エニグマの魔力の矢と似ているそれは、岩や壁を楽々粉砕した。
そのまま、こちら目掛けて壁の一部が落ちてくる。
「ダンテ何してんの!」
「わ、悪いっ」
ダンテはディーヴァを抱え、次のステージへと慌てて向かったのだった。
「あれ、ディーヴァまだいねぇ。そんなに難しい試練なのか?……ま、まさかケルベロスがいても襲われたのか!?
ディーヴァーーッッ!!」
ダンテは慌てふためき、『知』の試練の間へと入っていった。
中には悪魔が闊歩しており、戦いを余儀なくされた。
戦闘が終わり次の部屋へ向かうも、そこは入り口。
おかしいと思いもう一度入るも、やはり同じだった。
何度か行ったり来たりを繰り返し入り口に立ち尽くすダンテは、ついには床を殴り付けて叫んだ。
「なんだよ、どういうことだよ!オレがディーヴァを無理やり行かせたから悪いってのか!?
オレのディーヴァを返せよ!!」
思わず、涙がこぼれそうだ。
うつむいたダンテの耳に、一つ前のフロアから声が届いた。
「あはは、やだもう!くすぐったいよ~」
どこからどう聞いても間違えることなどないディーヴァの、小鳥が囀ずるがごときあの声だった。
「は?ディーヴァ!?」
ガバッと顔を上げ、同時に床を蹴るダンテ。
疾風のように戻ったダンテは女神像前にいたディーヴァを見て、心底ほっとするとともに、もう別行動するのは死んでもゴメンだ、とそう思った。
ディーヴァは膝を抱え、お座り状態のケルベロスと並びそのふわふわの体毛を撫でていた。
脱力気味にホッとしているダンテに気がついたディーヴァが「お帰りなさい」と笑顔で出迎える。
返事代わりにダンテが胸に飛び込んでこい!と両手を広げるが、ディーヴァはすぐにケルベロスに向き直り、再度毛並みを撫で始めた。
「ちょ、ディーヴァ……」
「今、ケルを撫でてるからあとでね。は~、もふもふ気持ちよすぎ~。あ、ダンテももふもふする?」
「ディーヴァの撫でる手つきはとても気持ちよいぞ?ダンテはいつもこの手を独り占めしていたのだな。
このディーヴァの手を誇れ」
「……随分と楽しそうだな、お前ら」
ダンテを置いて仲良くするディーヴァとケルベロスに嫉妬する。
その上、ケル、などとフランクに呼びあうまでになっていて羨ましい。
かといって、別にダンテちゃんと呼ばれたいわけではないが。
微妙にふて腐れながら、ダンテは二つの戦利品を空いた場所にはめこんでいった。
するとダンテがはめた一つ目、つまりディーヴァの分と合わせて二つ目で赤い光が集結し、女神像からは光線が放たれる。
光線は瓦礫を弾き飛ばし、木っ端微塵に破壊した。
「ひゃっ」
飛んできた瓦礫がディーヴァに当たらないようダンテがその体で防ぐ。
瓦礫が消えた先の扉は行けるようになった。
次のステージはすぐそこだ。
「道ができたね。で、もう一個で……?」
ダンテがもう一つをはめた。
かこん、かこん、かこん。
女神像の台座が下がっていき、本体が外れた。
ダンテがそれを手にとってじっくりと眺める。
「銃だな」
「えっこれ、武器なの!?」
「それは、アルテミスという名前のついた魔界の銃。魔力の矢を放出し複数を同時に攻撃できる代物だ」
「へぇ~」
「さて、我は武器に戻ってよいか?」
「ありがとな。戻っていいぞ」
まさかこれが銃になるとは思わなかった。
ダンテは武器形態に戻ったケルベロスをポケットに差し込み、入手したばかりのアルテミスを試しにその辺に向けて撃ってみた。
キュイーン!
ガラガラガラ……。
「あ、やべ」
エニグマの魔力の矢と似ているそれは、岩や壁を楽々粉砕した。
そのまま、こちら目掛けて壁の一部が落ちてくる。
「ダンテ何してんの!」
「わ、悪いっ」
ダンテはディーヴァを抱え、次のステージへと慌てて向かったのだった。